ボラれコップブルース
バリ島では、このような厚口のコップが主流である。
理由は、割れにくいのと、量産できる設備があるからだろうと思われる。
オットのビンタンジョッキを割ってしまった私は、パサールに走った。
早朝、パサールのオババは、『モーニングプライス』
などと人を安心させ、一個、五千ルピアで交渉成立。
オジャラは二個のコップをゲットした。
帰宅して、包みを開くと、一個はヒビ入りコップだった。
やられたぜ。チェックを軽んじたアタシにも責任はある。
後日、スーパー『デルデワ』で、このコップの価格を
確認すると、一個二千六百ルピアであった。
マジっすか?通常価格の倍額、しかも一個割れていたので、更に倍。
『クイズダービーのラスト問題(はらたいらに全部)』を
はずしたような衝撃が、アタシを責める。
デルデワでも、更に二個のコップを買ってみる。
使ってみてはじめて解るのだが、パサールのコップは、
口の所の始末がいいかげんで、口当たりも悪いのだ。
デルデワのコップは、ツルツルで、体にも優しい。
ああ、粗悪品。
『もう二度と、パサールで買い物するのはよそう。』
コップ一個でもこのくやしさだ。
バリ島での買い物には精神を鍛えられる。
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このコースターは、手書きバティックで、作った品。
洋服のハギレなどを継ぎ合わせているのだが、なかなかカワイイ。
おじゃらの『バリ島』絵日記
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絵と文・(C)おじゃら りか
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