『おじゃら.ねっとの本』では、電子本の販売に関する方針を大きく変更することになりました。

2003.11.25

A. 嫌まあね、1ヶ月に600人も立ち読みに来ているのに、

その月に、1冊も売れないということはですよ、この先もずっと売れないってことなんっす。

売れないことが解ったのであれば、販売している意味がないでしょう。

無料だったら、600人が全員読んで、しかも、その中から、

本を出版する人もいるかもしれないんです。

沢山の人が、自分で本を作る時代がくるといいな』と思い、

そのために書いた本なのですから、多くの方に読んでいただいて、

その方が本を作って、夢を実現してくれる方が何百倍もウレシイのです。

データ盗まれないようにしようとすると、金や時間がかかりますしね、

何故阻止できないのかということも調査の結果理解できました。

この程度の細かい銭の話で、画風が乱れるのも、アタマ来るでしょう。

こんなことに心を裂いているよりも、画業に集中するという選択をしたということです。

とはいえ、サイズが大きい本は、CDで配布してほしいというニーズもあるんです。

CD版は、手間やコストがかかるもんで、無料というワケにはいきません。

そんなこんなで、当面ネット版は無料、CD版は有料、ってことにします。

CD版は、『おじゃら.ねっとの本』を全部収録した、『おじゃらの壺』

一冊で展開しようと思います。

一人で管理しなくちゃならなくてね、個々に対応するのが面倒なんっす。

(本音の所、CDラベルやジャケットを一冊づつ作るのが面倒。)

やっぱ、本より、アートの方がやりたいし、

本は、アートを発表する手段の一つなんだしね。

数多くの方に見てもらうというほうが、アタシには価値があるんっす。

応援してくださっているお客様、お買い上げ下さったお客様に、心から感謝します。

どんなに、心が励まされたか、はかり知れません。

私の本の出版の原点は、もともと、絵を見ていただくということなのです。

1年半の調査の結果、

有料版がたった一冊売れる間に、無料版だと1000冊以上読まれるのです。

この調査結果は、私にとって無視できない事実でありました。

1冊売れるというだけで、何十件も、データが盗まれてしまうという現実もあります。

オジャラは、テストを繰り返し、どうやってデータが盗まれるのかという研究も続けてきました。

ホームページで公開するような話でもないんで、書きませんけどね。

ま、いいですよ。そんな、心がけの悪い方に、人を感動させる本が、書けるはずがありません。

文学というのはね、書き手にも、読み手の心を揺り動かせる何かが無いとね。

それにね、考えてもみてくださいよ。

この程度の本であっても、(タダなら)盗んででも読みたいという気にさせた

『スゴイ本』を書いたアタシを褒めてあげたいです。

やっぱ、才能あるのかなあ。たはは。

立ち読みの人数で、本に対する情熱も伝わってきます。

『本を出版したい』という夢を持つ文筆家の方は多いのです。

本作りは、思いのほか楽しいです。

電子本を出版したいという多くの方の夢が実現するといいなと真に思っています。

そんなもんでね、無料で公開することになりました。

ただ、全部まとめて無料にすると、ダウンロードが集中したときに、

安くお借りしているサーバーにご迷惑がかかってしまい、アタシが追い出されてしまうので、

ひと段落するごとに、一冊づつ、順番に公開してゆくことにします。

◆◆◆ まとめ ◆◆◆

◆◆◆ 調査の結果解った事 ◆◆◆

●一年間に渡る電子本の調査の結果、有料版だと、本はほとんど販売できないこと。

●無料版であれば、本は、初回の月で毎回1000冊以上がダウンロードされること。

●立ち読み版であっても、毎月コンスタントに200冊以上がダウンロードされていること。(多い月は一つの本で、600人以上いる)

●パソコンの具合が悪いとか、通信環境が、快適でないなどの理由で、有料であっても、CD-ROM 版を求めたいというお客様もいらっしゃること。

◆◆◆ 外的な要因 ◆◆◆

●本を有料で配布しないと、本として、認められず、図書コードに登録できないこと。

●本が一冊売れると、△△件以上盗難に遭ってしまう。売り上げが皆無なので、対策に資金を投入できない事。(というか、実態は、いくら金をかけても、阻止出来ないくらい、悪質でした。)

●例えば本が少し売れたとしても、単価が安いので、大きな売り上げには結びつかないこと。

●一人で運営しているので、本が増えてくると、細かい対応が難しくなること。

●CD版作成を効率化したいこと。

◆◆◆ 出版の方針 ◆◆◆ 

もともと、自分の作品を発表する一手段として、電子本の出版という形を取ってきました。

無料であれば、1000人以上の方に作品を見ていただけるのに、有料にすると、数パーセントの方にしか見ていただけないという結果が出たのです。

1000人の方に作品を見ていただくには、通常、画集を作ったり、送料を負担したりしなければならなくて、膨大なお金が必要になります。個展を開いたからといって、1000人の方が来てくださるはずもありません。

しかし、電子本であれば、作った本をサーバーに置いておくだけで、お客様が勝手に訪問してくださり、こちら側のコストを全くかけずに、本を見ていただくことが可能になるのです。

インターネットは、もともと、無料で情報が引き出せるという所からスタートしており、無料が当たり前という中で、有料販売の肩身の狭さというのも、無いわけではありません。

もし、有料化していることで、マイナス面しか浮き上がらないのであれば、僅かな収入のために、有料で販売し続けるよりも、無料で配布する方が、私にとってもメリットがあるという結論に至りました。

お客さまはタダで本が読めるし、アタシは、全くコストがかからないのです。相互にメリットがある最善策なんです。

お心遣いを頂き、本をお買い上げになっていただいたお客様には、大変申し訳ありませんが、今後、『おじゃら.ねっとの本』の全ては、インターネット上で、無料配布することに決定致しました。心よりお詫び申し上げます。

但し、CDで本が欲しいというお客様もいらっしゃいますし、有料版が無いと、図書コードのデータベースに掲載されないという事情もあり、CD版は、今まで通り有料で販売させていただきます。

また、CD版に関しましては、個々の本は、今まで通りにご準備させていただきますが、『おじゃら.ねっとの本』として、全ての本がまとまって一冊にまとめたCD本を、お手頃価格でご用意させていただきたいので、こちらをお求め頂きたいと考えております。

電子本は、私の作品発表の場として、今後も出版を続けてゆく所存でございます。

新刊、どうぞ、お楽しみに。

本をダウンロードされた方は、ぜひ、ご感想をお寄せ下さい。今後の出版物の参考にさせて頂きたいと考えています。

『おじゃら.ねっとの本』代表 おじゃら りか