千住 絵馬づくり
(足立区 無形民俗文化財 保持者 吉田晃子 昭和57.12.10登録) |
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吉田家は、江戸中期、際物問屋として創業。絵馬をはじめ、行燈、凧などを作っていたそうです。江戸時代からの伝統を守り、当代で八代目。 千住絵馬の特徴は、付け木絵馬で、全国にも類の少ない独特のものなのだそうです。 作り方は、経木に胡粉を塗り、極彩色の泥絵具で、家伝の図柄を描き、付け木します。(たぶん、絵馬の周囲を、黒い木の棒で囲っていることだと思う) 大きさは、通常15-30センチ前後、注文に応じて、大きい作品も作ってくださるそうです。 |
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また、吉田家には、絵馬資料(有形民俗文化財 昭和60年11.12登録)が伝えられています。 ★豆知識★【千住絵馬に描かれた絵と、隠れた意味】 キツネ → 稲荷様 牛 → 水神様 鳩 → 観音様 猿 → 庚申様 蛇 → 弁天様 目 → 薬師様 鶏 → 荒神様 天狗 → 金毘羅様 菅公 → 第六天 というように、絵馬に描かれている動物やモチーフには、神様への祈りの目的が隠されていたようです。たとえば、子育て・眼病平癒、商売繁盛などです。 随分と間接的な表現方法だったんですね。直接的な表現を避けるというのは、粋とか洒落とか言われ、当時の流行でもありました。 当時の人々は、描かれた動物を見ると何だか解ったようです。 → 次は、横山家住宅です |
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