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● 着物の着付け方法

004 ★ 帯(お太鼓)結び 名古屋帯編

チキチキ着物倶楽部は、お太鼓の結び方だけ集中特訓し、
どうしても一人で着れなかった部分の問題を解決するための教室です。

お太鼓結びというのは、最終的に、このような造形を目指します。

見た目同じであれば、特にルールはないと思います。

最終的に、この形にまとめると覚えましょう。

名古屋帯というのは、表に出る柄の部分にだけ、絵が描いてある、合理的というか、ケチくさい帯です。

前の部分は、半分に折ってあって、やっぱり、前に出る部分にだけ柄がついてます。

軽くて、締めやすいので、アタシは、いつも名古屋帯です。

丸帯も、考え方は同じです。

腹回りを半分に折って胴に巻く、柄の部分をお太鼓にするのです。

初心者は、軽い名古屋帯で練習を積んでから、もっとお高い帯に進むのをオススメします。

最初から、難しい品に挑戦しても、着こなしが悪いと、恥ずかしいだけです。

それよりも、どんどん着物を着て、着なれた感じになるまで、気軽に練習を重ねるほうが、ずっとステキです。

手を背中に回し、胴回りを2周します。

図みたいな感じ。手は、50センチぐらい外に出します。

柄の部分と、手の部分をそれぞれ持って、引っ張ります。

オジャラは、帯枕は使いません。

日ごろ、ギャラリーの留守番するだけなので、帯枕無しにしています。物凄く軽やかで気に入っています。

もっと、バーンと膨らましたいときには、使うといいと思います。

目指すのは、結局この造形。

帯が、繋がっているかとか、模様がどこに出るのかとか、そういう話です。

手と、柄の部分を、シッカリと締める。

ここがいつも失敗します。

手と柄の部分を、ネジって引っ張る人もいるみたいです。

確かに、締められると思うけど、帯は痛むの早いと思います。布ですからね。

着崩れてくるよりマシって気もします。

手は、背中の真ん中から出すようにし、下に下げます。

また、タレは、手の下から通し、上に上げます。

こんな感じ。

ここが一番難しいです。

両手でぐっと引っ張って、帯を、仮紐で固定します。

ちゃんと引っ張っておかないと、崩れてきます。

次に、お太鼓を作るために、柄面を、背中に折りたたみます。

私は、帯枕を使わないので、ここの部分で、着物柄の紐を使って、帯を固定します。

お太鼓の上の部分が、平らになるように、背中の内側に、帯の余分な部分を折りたたんで入れ込みます。

結構ぐちゃっとするときもあります。

なかなか、上の部分が真っ直ぐになってくれないのよ。

次に、お太鼓の形を整えて、もう一本、仮紐を使い、固定します。

真ん中辺。

この、タレと、柄の間に入る、布の長さが足りないと、着崩れてくることがあります。

帯締めでシッカリと、帯ごと固定できなければならないんです。

この辺は、着ていると、どういうことか理解できると思います。

帯枕を入れたら、お太鼓の形にします。

フォルム的には、右の絵のようになります。

手は、右からでも、左からでも構わないのだそうです。

流れ的に、結び易いほうとか、柄の出具合などを勘案して、このように作って下さい。

一回、鏡を見ながら、手で、お太鼓を作り、ここで、仮紐を使い、留めると、次の作業がラクにできます。

こんな風に、うまくまとまってはくれませんからね。

この写真を目標に、後手で、このような造形が作れるまで、自分で練習を重ねましょう。

ヨコから見た図。

あとは、前のページの作り方と同じです。

帯揚・帯締めで留めて完成です。

大切なことは、工程を理解できていることです。

自分で着方が解っていれば、崩れたときに直せます。

一番くずれてくるのは、帯結びが、シッカリ固定できていないことによる、帯の緩みです。

こればっかりは、結構広い場所で直さなければなりませんから、

崩れないように気を配りましょう。

あとは、お太鼓が、帯締めから下がってしまうということもよくあります。

これは、形を整えて、帯締めを結びなおせばいいんですけどね、

でも、ちょっと焦ります。

仮紐は、バッグに入れておきましょう。

緊急事態には、とりあえず、仮紐で留めて、羽織で誤魔化します。

初心者の方には、羽織や、道行き(着物コート)の着用をオススメします。

崩れても、外から見えませんから安心です。

目的地に着いたら、直せばよいのです。

一人で全部できるようになるというのは、結構大変です。

どなたか、手伝ってくれる人がいると、返って、一人で着れるようにならないという、

別な問題もありますけど。笑。

ビデオショップなどでも、着付けの方法をレンタルできるかもしれません。

一冊、写真図解付きの、着付けの本を買ってみましょう。

アタシも、これで、今まで解らなかった部分が、大分理解でき、前に進めました。

古本屋さんなどで探せば十分と思います。

ケチケチですからね。その辺、お忘れなく。

あとは練習あるのみです。
頑張って、着物を着てみてくださいね。

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