● 着物の着付け方法
お太鼓結びというのは、最終的に、このような造形を目指します。 見た目同じであれば、特にルールはないと思います。 最終的に、この形にまとめると覚えましょう。 |
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帯には、イロイロな種類があります。ふわふわな帯とか、織っただけの帯というのも見たことあります。 あまり、気にしないほうがいいと思います。 今ある素材で、自由に纏えば、それが正しいとアタシは思います。 被服装飾というのは、文化ですからね。 時代と共に、新しい文化に進化するのは、当たり前なのです。 日本の民族衣装である着物が廃れた原因は、着物の値段が高すぎることと、着る技術の伝承に失敗したこと。粗悪な品が混じっていて、着るものの信頼を失ったこと。この三点です。 面倒くさいとか、動きにくいとか、そういう理由ではないと思います。 |
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習ったり、練習もしたけど、上手く着られないという人は、まず、作り帯で基本的な造形の理解を進めます。 後の部分のお太鼓が出来るようになれば、次のステップは、ラクチンです。 最初からムリしちゃいけません。 |
安い名古屋帯をゲットして、三角のところでカットします。 手の部分と柄の部分に分けてしまいます。 |
作り帯の胴の部分は、出来上がるとこんな感じです。 着物を着るテクニックは、イロイロあります。 まず、襦袢や、着物をきちんと着られる。 帯は、その後でマスターしてもいいのです。 一度に、何もかもマスターするのは難しいです。 作り帯なら、カンタンに装着できますから、まず、これを使いましょう。 後手で、お太鼓ができるようになる。帯枕や、帯揚、帯締めの機能を理解できれば、名屋帯にも、だんだん進んでゆけると思います。 |
こんな感じ |
着物を着た状態で、まず、後の柄の部分を装着します。 ヒモを前で結びます。 |
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次に、半幅帯を取り付けます。 二つ折りにして、ゴムヒモを、ボタンに引っ掛けるだけで装着できます。 紐を使う人もいるみたいですけど、自分のサイズに合わせて、ボタンで留めるほうが、紐が、飛び出たりしなくて、スッキリするので、いいと思います。 胴の部分を装着するときには、帯の柄面は外に出します。 |
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次に、帯枕と、帯揚を使います。 構造を理解するために、帯枕だけで説明します。 帯揚というのは、帯枕の造形を、別な布で包んで隠していると考えて下さい。 また、イロイロな色を、ちょっとチラ見せすることで、着物のアクセントになりますからね。 着物の美意識というのは、チラリズムです。 チラチラと、イロイロなところから、うなじとか、足袋とか、半襟、小袖みたいに、見せるというのが正しいのです。 ですから、見える前提で、イロイロ準備しなくてはならない。 そこが奥深いところなのです。 今回は、帯枕だけで説明しますけど、原則、このときに、もう、帯枕に、帯揚を巻いた状態で、本番は着付けます。 |
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帯枕を入れたら、お太鼓の形にします。
フォルム的には、右の絵のようになります。 一回、鏡を見ながら、手で、お太鼓を作り、ここで、仮紐を使い、留めると、次の作業がラクにできます。 |
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焦ると、帯がなかなかキマりません。 着物でお出かけの前の日には、全ての道具を事前に準備し、一回、練習で着てみましょう。 できれば、近所に買い物に出てみます。 着崩れしないかとか、襟がはだけないかとか、チェックできるので、いいと思いますよ。 帯は、慣れるまでは、何本か仮紐を用意し、固定しては、帯枕をする。固定しては、帯揚をするみたいな感じにすると、結局短時間で、着付けることができると思います。 |
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あとは練習あるのみです。
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次は、名古屋帯の結び方に進みます。 |
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