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● 着物の着付け方法

003 ★ 帯(お太鼓)結び

チキチキ着物倶楽部は、お太鼓の結び方だけ集中特訓し、

どうしても一人で着れなかった部分の問題を解決するための教室です。

お太鼓結びというのは、最終的に、このような造形を目指します。

見た目同じであれば、特にルールはないと思います。

最終的に、この形にまとめると覚えましょう。

帯には、イロイロな種類があります。ふわふわな帯とか、織っただけの帯というのも見たことあります。

あまり、気にしないほうがいいと思います。

今ある素材で、自由に纏えば、それが正しいとアタシは思います。

被服装飾というのは、文化ですからね。

時代と共に、新しい文化に進化するのは、当たり前なのです。

日本の民族衣装である着物が廃れた原因は、着物の値段が高すぎることと、着る技術の伝承に失敗したこと。粗悪な品が混じっていて、着るものの信頼を失ったこと。この三点です。

面倒くさいとか、動きにくいとか、そういう理由ではないと思います。

習ったり、練習もしたけど、上手く着られないという人は、まず、作り帯で基本的な造形の理解を進めます。

後の部分のお太鼓が出来るようになれば、次のステップは、ラクチンです。

最初からムリしちゃいけません。

安い名古屋帯をゲットして、三角のところでカットします。

手の部分と柄の部分に分けてしまいます。

カンタン作り帯の、詳しい作り方は、こちらを見てくださいね。

作り帯の胴の部分は、出来上がるとこんな感じです。

着物を着るテクニックは、イロイロあります。

まず、襦袢や、着物をきちんと着られる。

帯は、その後でマスターしてもいいのです。

一度に、何もかもマスターするのは難しいです。

作り帯なら、カンタンに装着できますから、まず、これを使いましょう。

後手で、お太鼓ができるようになる。帯枕や、帯揚、帯締めの機能を理解できれば、名屋帯にも、だんだん進んでゆけると思います。

こんな感じ

着物を着た状態で、まず、後の柄の部分を装着します。

ヒモを前で結びます。

次に、半幅帯を取り付けます。

二つ折りにして、ゴムヒモを、ボタンに引っ掛けるだけで装着できます。

紐を使う人もいるみたいですけど、自分のサイズに合わせて、ボタンで留めるほうが、紐が、飛び出たりしなくて、スッキリするので、いいと思います。

胴の部分を装着するときには、帯の柄面は外に出します。

次に、帯枕と、帯揚を使います。

構造を理解するために、帯枕だけで説明します。

帯揚というのは、帯枕の造形を、別な布で包んで隠していると考えて下さい。

また、イロイロな色を、ちょっとチラ見せすることで、着物のアクセントになりますからね。

着物の美意識というのは、チラリズムです。

チラチラと、イロイロなところから、うなじとか、足袋とか、半襟、小袖みたいに、見せるというのが正しいのです。

ですから、見える前提で、イロイロ準備しなくてはならない。

そこが奥深いところなのです。

今回は、帯枕だけで説明しますけど、原則、このときに、もう、帯枕に、帯揚を巻いた状態で、本番は着付けます。

帯枕を入れたら、お太鼓の形にします。

フォルム的には、右の絵のようになります。

一回、鏡を見ながら、手で、お太鼓を作り、ここで、仮紐を使い、留めると、次の作業がラクにできます。

焦ると、帯がなかなかキマりません。

着物でお出かけの前の日には、全ての道具を事前に準備し、一回、練習で着てみましょう。

できれば、近所に買い物に出てみます。

着崩れしないかとか、襟がはだけないかとか、チェックできるので、いいと思いますよ。

帯は、慣れるまでは、何本か仮紐を用意し、固定しては、帯枕をする。固定しては、帯揚をするみたいな感じにすると、結局短時間で、着付けることができると思います。

あとは練習あるのみです。
次は、名古屋帯の結び方に進みます。

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