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◆ 009 ◆ 着付けのページを作る ◆

2008.2月24日

あまり、絵が上手くないが、急いで作ったので仕方がない。

大事なことは、流れを理解して、習得すべきところを、1つ1つマスターしてゆくことである。

着付けというのは、一度マスターすれば、一生使える技術である。

昔の人が、皆着物を着ていたことを考えれば、アナタに着れないはずがない。

何故着ないのかというと、面倒くさいからという答えが多い。

でも、ホントは、それだけではない。

着られないからである。

晴れ着を着せてもらうと、拷問のような苦しさだもんね。ムリして帯を大きく結ぶしね。重いし。

一度着た着物をクリーニングに出せば何千円も取られるし。タンスの中では、邪魔だし。

イロイロな理由がある。

着物は、冠婚葬祭などに着るのに限定され、日用から離れたために、価格が値上がったということもある。

1着40万とか、150万とか、フツーにある商品なのだ。

本を読めば、中古となると、タンス1さお、1万円で引き取ってくれるらしい。中も見ないで、タンスごとだよ。

嫌まあ、それが、いいとか悪いとか言ってるのではない。美術品ではないので、中古市場は、古本と同じようなものなのだ。

買値だけが高くても、実は粗悪という品も大量に存在し、価値に対する不審もあると思う。

知人が、着物を売りに行った時に、4-50万になったというので、よほど元値が高かったに違いないと思ったり、金持ちというのは、庶民とは違うのだと思わされた。

だけど、お姫様みたいな金糸の着物は、普段着て歩くには、やっぱり違和感あるかもなあ。

逆に考えれば、良い着物であっても、安価に入手できるということになる。

一・二度着ただけで、クリーニング済みの着物なども、ネットには大量に売られているのだ。

着物を着て歩いていると、知らない人から、もらって欲しいといわれたりもする。(ホントウ)

二足三文で古着屋に引き取られるのなら、着てくれる人に着てもらいたい。愛着のある品というのは、そういうものなのかもしれない。

着物を着るようになると、イロイロな変化が起こるのよ。

無料の着付け教室に行った事があるとか、自分の身内に、着物を着せる人がいるとか、そういう人も多い。

特に、お茶系の人は、自分で着物も着られたりする。

お茶を習っている人は、金周りのケタが違うので、しかも、アタシのように、ケチケチ着物を着たりはしないので、なんとなく質が違うように思うかもしれないけど、根底は同じ。

遠目、それなりに見えれば、それで良いのよ。

たまには、着物を着ようとか、着たいという気持ちを持ってもらえれば、それはそれで、何らかの変化を与えたということにもなる。

初回、ある程度のキットを揃えてしまえば、あとは、どんどん着るだけなので、まず、その辺の準備を、ちゃんとしてもらう。

それから、遠目、美しく見えるように着るための裏技なんかを習得してゆく。

スタートは、この辺りだと思う。

誰か一人教えてくれる人がいると、その人が、また、教えるから、大量に習得できる人が増え、楽しむ人が増えるということになる。

ネズミ公みたいね。

最初に出てきた、半襟のカリスマ様は、洗える着物しか着ないとか書いていたと思う。

それはそれで、ある種の方針であり、正しいと思う。

アタシは、最初の手持ちがシルクオンリーだったこともあり、コンセプトは、花模様という部分なので、材料は特には何でも構わない。

品物を持つということは、ある種の縁なので、ご縁というのを大切にしたいなと思うのだ。

美術品の蒐集をしていて思うことは、蒐集家のコンセプトの筋というのが、美術界を変えてしまう程の影響力を持つということである。

買った時は安値でも、アタシのコレクションだから、それが、美術館に入ったから、良い筋だから、価値が上がるというとがあるのだ。

それは、着物であっても同じだと思う。

着物関連の本に多く関わられている、石田節子さんという着物の専門家がいらっしゃる。

彼女は、紬と、インドネシアのイカットに着目し、着物店をスタートされ、関連の事業でも話題の方であり、着物の話となれば、彼女を避けては通れない。

アタシは、彼女が、紬の愛好だということに、おおいに納得した。

アタシも、インドネシアの布を多数所有しているので、同じ気持ちなんだと思った。

紬に限定して、その他のグッズで季節感を出すというのは、合理的だ。

帯枕を使わないというのも、彼女の着こなしで、アタシも、すぐに取り入れた。ホントラクなんだよね。笑。

お高い着物の本には、季節がどうのとか、柄がどうのとか、着物の常識とかも、イロイロと書いてあるけど、個人的には、別に、その人に、似合えばいいかなあと思う。

昔作った着物で、梅模様の着物があるんだけど、どう考えても夏の生地なんだよね。

そういうのを夏に着ると、着物オババに、変だとか言われちゃうワケなんだよね。

うーむ。

じゃ、いつ着ればいいのよ?

あまり気にしないで、着たい着物を着るようにしよう。

中古の着物を扱う業者さんは、買い手が貧乏というのをよく理解している。

裏地にシミが入っていても、ガマンして着るか、取り替えるしかない。

などと、具体的な指示を与えてくれる。

良い品は、一度も着用しなくても、シミが出てしまう場合があるのである。

表地にシミなど入っていなければ、裏など、どうでもいい。

アタシはそういう意見である。

オゾン殺菌機能つきの洗濯機欲しいよなあ。

そうしたら、中古の品も、短時間で、かなりサッパリするに違いないのだ。

これから、着物ライフを楽しんでみようというアナタ。

是非、基本グッズを揃えるところから、楽しんでスタートしてみましょう。

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