◆ 006 ◆ オークションで着物関連を買ってみる ◆
2008.1月15日
帯をリメイクしようとするときに、帯芯が足りなかった。 そんなもんで、帯をまとめて買ってみる。 10本まとめて1500円とか、そういうやつをである。 バッチイ。 とりあえず、帯はほどいて、洗濯機で洗う。 洗濯機といっても、ウチのには、ドライ機能がついている。 そっと洗ってくれるのである。 縮んだときには仕方が無い。もともと安い品だし、諦めることにしている。 洗わないまま着たりするのも嫌だし、5000円も出して、ドライクリーニングに出すのは、もっと馬鹿げている。 友禅など、染め描きや刺繍糸などが粗悪だと、そこから色ニジミがでてしまう。 そういうのは手洗い。というか、素材利用は諦める。 一枚一枚、色わけして、そっと洗うというのが正しい。 あとから、この作業は、洗い張りというのだと聞いた。 おおっ。洗い張りって、バラして、洗うことなのかぁ。なるほどぉ。 |
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同じように、紬の着物も、一度着て、ドライで洗う。
一枚一枚洗うので、一日に一枚しか洗えない。 干す場所も一箇所しかないということもある。 濡れた状態でアイロンをかける。 そうすると、乾いたときにも、アイロンをかけやすいし、ホントウにサッパリとして気持ちよい。 まあ、買ったときに、しつけつきとかいう着物もあって、新品なので、さすがに、これは洗ったりはしないのだが。 洗うと痛むというのは間違いが無い。 という理由から、集めるのは、シッカリと染められた、織り系の着物を中心にすることにする。 友禅や、小紋、刺繍の訪問着などは、着てても普段着っぽくないし、飲み会なんかに着てゆくには、大げさになりすぎる。 紬系の着物は、普段っぽくて、気取らないところが好き。 |
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購入する価格は、上限3000円と決める。
オークションのお店によっては、物凄く良い品だけを安くスタートするお店もあって、そこは、3500円ぐらいまでと決める。 タンス屋なんかの品と比較して、数段に着れる品が入手できるからである。 推定、あそこのお店だと2万円ぐらいは取る品が3500円ぐらいで購入できるとになる。 仕入れを安価に抑えるのは、ケチケチだから仕方が無い。 そういうコンセプトに賛同した人が、このコラムを読むワケだからね。 |
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こちらの着物は、確か3000円ぐらいだったと思う。
アタシが持っている大島の中でも、一番カワイイ。 黒字に、赤に縁取られたグレーの小花が散りばめられていて、ホントウにカワイイお着物なのだ。 ピンクやベージュの手製の帯を合わせて、あちこちに来て歩いている。 着丈が少し短いのが難。 二部式に分けようかなと思うぐらい。 二部式着物にすると、本当に、着易くて、おはしょりの所もスッキリとする。 もともと腹が出気味で、普段着には補正もしないので、どうしても、おはしょりが出っ張ってしまうのが、最大の悩み。 しかも、身丈が短い着物のときには、おはしょりを下に作るので、いつも着崩れてくるのである。 |
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時には、『まとめてどうぞ』というのも買ってみる。
この品は、まとめて1500円だったが、 一番左は紬、茶色は大島、青色は綿紬と、なかなかの良素材。 赤いのは帯に、一番右は、アイロン台に仕立てる。 古い着物をほどくと、本当に、その着物への愛着というか、日常着だったんだなという実在感が伝わってくる。 一番左のは、夏に活躍しそうな気配。着るのが楽しみ。 普段に着る着物の場合、黒いシルクの着物で、模様入りというのが一番カッコいいと思う。 黒い羽織も買ったんだけど、この羽織というのが、薔薇模様がいくつか散りばめられていて、ホントカワイイんだよね。 みんな、道行くギャルが、『あ゛ーっ、カワイイ』と言うようなキュートさ。笑。 オットに言わせると、ダサいリメイク服みたいなのだそう。 ギャップあるわぁ。 |
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アタシは、別にヤフオクの着物購入を勧めているというわけではありません。
でもまあ、古着お店などで売られていて、それなりに着れる、シルクの品よりは圧倒的に安値感ありますから、自分の責任で、何枚か買ってみるのも楽しいと思いますよ。 |
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