◆◆◆ 画像加工 ◆◆◆

まだ、画像を撮影していない方は、コチラを先にチェック

●パソコン展示に特化した画像作り

ギャラリー系ホームページの人はね、自分の作品を、

より、実物に近い形(高解像度、大きいサイズ)で見せようとするみたい。

特に初心者は。

スキャナーで、1200dpiとか、2400dpiでスキャンして、

それをHPに載せている人多数で気絶しそうになった。

笑。

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結構なページあるひとも、そういう人多いかも。

ま、いいんだけどさ、人のサイトだからね。

でもね、WEBに公開された時点で、もう、似て非なるモノに勝手に変更されてしまうのよ。

アナタの作品の複製であって、ホンモノではないわけ。

パソコンでしか見れないんだから、サイズも小さいし、画像も圧縮されているワケなのよ。

それを、往生際わるく、大きい画像をホームページ上で縮小しているような人も沢山いるみたいだけどね、

その方がキレイとか、呪いのような呪縛に包まれているって

思ったわー。汗。笑。

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だから、画像が実物に近くなるって事じゃないわけ。

大きい画像をホームページ上で小さくする作業っていうのはね、

単に、表示に時間がかかっているだけなのよ。キレイに表示されているのとは違う話なの。

多くの人は、ここが解っていないのよ。

どんなに高解像度で加工したデータを作っても、

ホームページに貼り付けた途端、

画像解像度は、75dpiに圧縮されてしまう。

なので、1200dpi で作った画像をWEBに載せると、勝手に

画像のサイズが変更されて、画面からはみ出たりしちゃうわけなのよ。

だったらさ、初めから、75dpiで作る方が、ラクなの。

パソコンへの負担も、CPUの利用率も、スキャンする時間も、圧倒的に少ない状態で、

短時間で、

ホームページ作りを進められるワケ。

そこを勘違いしているのよねえ。

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時間かければ、高解像度で表示されるかもってさ。たはは。されませんって。

もっと、画像を高解像度で見せたい場合には、ホームページという方法ではなく、

電子本という方法、もしくは、PDFファイルという方法を選択して、

一つ一つ、ダウンロードして、見ていただくというのが正しいアプローチなの。

だからね、今は、ホームページを作るわけでしょう。

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画像は、軽く作りましょうよ。

もうちょっと、画像をちゃんと見て欲しい人は、次の電子本なんかのステップも勉強すればいい。

ホームページというのは、世界中の人がね、共通ルールで軽いデータを

公開しあって、情報を共有するっつーのが目的なわけでさ、

アナタが、自分の作品をいくらよくみせようとしても、

所詮解像度75dpiの世界なの。

だったらさ、軽く作る方が、価値が高いってことよ。

え?解らない?

そういう方は、別にね、いいの。アタシの言うこと聞く必要ないでしょう。

好きなように作ってみれば。それが、ホームページの良さだからさ。

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●WEB画像への割り切り

であるからして、これから、画像加工しようとする人はね、高解像度で表示することは、まず、諦めましょう。

そしてね、次の点に注意するのがいいということになるわけ。

圧縮されてしまうことを受け入れて、割り切って、もっと前向きに使うことによって、

デジタル画像は、ぐっと、価値が出てくる。

圧縮されすぎているから、印刷とかには向かないわけ。

 

盗んだ人が印刷物にしようと思っても、■(ピクセルサイズ)が大きくて、ガタガタな画像なわけ。

その程度の画像、盗まれても、使えないわけだから、どーということもないわけ。

WEBの圧縮を逆手にとって、低解像度でネットに最適ファイルで作ることにより、

表示も速いし、アナタの画像が守れるということにもなってくる。

そうだと解れば、使える画像は、ドンドンとタダで配布。

 

ここぞという作品は、デジタル本やブックカバーにして出版。

そういうふうにね、使い分けてゆくわけ。どっちにしたってデジタルだけどね、

人はタダのものに集まってくる傾向があるから、そういう心理も取り入れてね、

アタシは、時々、プリンタで印刷しても楽しめる作品も混ぜて配布したりしている。

 

アタシの作品を身近に飾ってもらえるチャンスだし、

知名度も上がってくるし、仕事の依頼がくるかもしれないからね。うん。

 

◆◆◆ 画像の補正は、次の点に注意する ◆◆◆

●画像は、画面からはみ出ない。

●パソコンのバックライトに合うように、画像の色調は明るく補正する。

●サムネイルは作らないで、一回のクリックで極力大きな画像で見てもらう。

サムネイルというのは、画像を小さく縮めた小さい画像のこと。

そこを押すと、大きい画像にジャンプするというのは、よくあるでしょう。

アタシはさ、あれは反対。

だって、絵を全部見ないから。

特に、次の大きな画像に進めないようなサイトの作り方をしている場合、見ても3枚から5枚。

例えば全部で15枚あったとしても、3枚しか見ない。

押すのが面倒だし、いちいち戻っていると、アホらしくなる。

その点、大きい画像が、次次に開けるサイトは、全部見るかな。

サムネイルある無しに関わらず。

それは、何を示すかといえば、ネクストボタンが付いていれば、サムネイルある無しに関わらず、

大きい画像を全部見るということよ。流れに沿って。

でも、ネクストボタンが無い場合、もう、面倒なの。開くのが。

でね、『ああ、もうちょっと見たい』と思うレベルの作家さんの作品であればさ、

ネクストボタンがあれば、サムネイルが無くても、全部見るってことよ。

だからね、アタシは、わざとサムネイルつけてない。それがあると、3枚しか見てもらえないけど、

ネクストにしか進めなければ、全部見てもらえるから。

結構戦略的。

アタシのアーティストのお友達も、大きい画像で、沢山見てもらいたいという意見で一致。

アタシの進んでいる方向は間違っていないと思う。

◆◆◆ 画像の基礎知識 ◆◆◆ 

●Webに貼り付けた途端、高解像度画像も、75dpiに圧縮されてしまう

だから、画像は、WEB用に作るときには、最終的に、解像度を75dpiに変更する。

フォトショップの場合

イメージ→画像解像度

というボタンを押すと、

という画面が出てくる。

ここの、解像度を、まず、75pixelにする。

次に、幅を768pixelにする。

アタシは、作品展示用『画像の幅が768pixel・高さ1024pixel』を、

基本のサイズにしている。

 

実際の作品の比率が、この比率ではない場合には、

幅だけ、768に設定して、長さが足りない分は、

このサイズの台紙に、作品を貼り付けて保存し、公開している。

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横長の画像は、縦長に配置すると、こんな感じになります。

作品が小さくなると、迫力なくなりますので、アタシは、

横向きの作品を90度回転して縦長に置いています。

あとは、ご自分でも、どうしたいのか考えてください。

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写真を、このサイズに縮小して、次に、

ファイル→WEB用に保存

を押して、jpegを選択。

画質は、100に設定しています。

今は、5Gの時代なので、あまり、画像の重さは考えなくても

いいのかもしれないけど、だとしても、

配慮のないサイトには、人は来ないのよ。

だからね、まあ、オススメは、この程度がマックスかなあ。

これ以上のサイズ

で作っている人は、ホームページの事がわかっていないか、

自分の作品に対する愛着が強すぎて、冷静な判断力を欠いている。

そういうふうに見ているけどね。

デジタル写真は、まず、なるべく、作品がゆがまないように撮影するのが、最も効率がいいです。

次に大事なのは、フラッシュなどをたかないことですね。

フラッシュが画面に当たると、そこだけ光っちゃうことが多いです。

そうすると、もう、画像の補正ができなくなってしまいます。

暗めでも、ムラがなければ、明るくするのはカンタンですので、

なるべく四角く、光が一部だけに当たらないように撮影します。

そんで、アナタの画像を、左上の四角マークを押して、絵の部分だけ四角く反転させ、編集、コピーを押します。

次に、ファイル、新規作成を押すと、サイズを聞いてきますけど、そのままOKボタンを押して、ペーストすると、今、四角く反転させた画像が、そのまま張り付いています。

この機能は、とても使いやすいので、がんばってマスターしましょう。

次に、画像を、明るく補正します。

補正するコツは、たったの2つです。これさえできるようになれば、パソコン用データ加工は、カンペキっす。

まず、一番よく使う、全体を明るくする機能

●イメージ→色調補正→レベル補正

こういう画面が出てきます。

ここの、棒グラフの▲を押しながら右にスラッグ(移動)すると、画面の黒が強くなります。

逆に、△を左側にスラッグすると、画面の白が強くなります。

通常、暗い画面を白くしたいときには、この、△を左に移動して、

画面の感じをみます。

カンタンっす。

これでも、もう少し色調を明るくしたいときに、アタシは、追加の作業を行っています。

イメージ→色調補正→トーンカーブ

という機能を使います。

というような画面がでてきますので、

真ん中のナナメの線を押しながら、少し上下に動かして見ましょう。

上に動かすと、画像は明るく、下に動かすと、画像は暗くなります。

こんなふうに、二箇所を指定して、S字型を書く様に画像を補正すると、

コントラストが効いて、さらに、明るめに補正できます。

上の二つの作業を行うと、グレーの画面も、こんなに明るく補正することができるのです。

あとは、自分がオーケーと思う程度でストップ。

画像の補正をしすぎると、実物と離れすぎてしまいます。

作品を売りたい方などは、気をつけましょう。

●画像をWEB用に保存する。

今、補正した、ギャラリー用の画像は、

ファイル→WEB用に保存→jpegを選んで、

OKを押します。

そうすると、どこに、どんな名前で格納するのか聞いてきます。

マイドキュメント → Gallery_HPフォルダ → 【aフォルダ】

【imgフォルダ】を開いて、001.jpg

002.jpg

003.jpg

というふうにつけてゆきましょう。

もし、ギャラリーのトップ用画像として、top.jpgとして、もう一枚も追加します。

 

これは、SNSなどにリンクを張った時に表示されるように設計されています。

top画像と兼用ですので、一枚作ると、2度オイシイヤツなので、必ず作りましょう。

 

初心者の方のために、daishi_top.jpgという台紙も作りました。

リンクを右ボタンでクリックして、パソコンに保存して、

ペイントやフォトショップに、この画像を貼り付けて、

台紙のサイズまでトリミングもしくは縮小して、

top.jpgで保存すれば完成です。

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そんなプロセスで、計11枚を、それぞれのimgフォルダーに格納・上書き(a,b,cそれぞれに10枚ずつ格納)します。

このほか、ホームページのトップページ用の画像は、やはり、名前をtop.jpg

とし、こちらは、otherフォルダの中のimgフォルダーに格納します。

画像加工はこれで終了です。

あ、トップページの画像の中には、自分のホームページ名などを入れ込んで、

一枚の画像にしてもいいです。アタシは、そうやってつくっちゃいます。

こんな感じです。笑。

バナーが作れるようになると、サイトのクオリティが

ぐっと上がりますのでね、

美術系の皆さま、色々研究して頑張ってくださいねー。

ちなみに、画像の無料配布は、アクセス数稼げるし、

母校関係の皆さまにも宣伝できますから、結構オススメかも。笑。

 

◆◆◆ 画像加工のまとめ ◆◆◆

●画像は、全てjpgで作る。

●Webに貼り付けた途端、高解像度画像も、75dpiに圧縮されてしまうので、

スキャンするときは、せいぜい150dpiぐらいでサクサク作る。

●その解像度でしか展示できないのであれば、あらかじめ、小さいサイズで作る方が、作業が楽

●画像は、パソコンに映えるように、少し明るめに補正する。

●撮影した画像が、四角くない場合には、絵を四角く切り取る。もしくは、台形を四角く補正する。

●画像は、パソコンのモニター画面からはみ出ないサイズに加工する

(アタシは、最大サイズ高さ、1024ピクセルで解像度75dpiで作成することが多い。幅が768ピクセルで無い場合には、そのサイズの台紙を作り、それに貼り付けて、画像のサイズは全て縦長に統一している。)

●画像名は、ホームページのimgフォルダーに格納したときに、

001.jpg

002.jpg

003.jpg

とつけてゆく。(htmlファイルと画像名は同じにする)

以上。