◆◆◆ Vol.2 俳句の遊び方 ◆◆◆
●001-連句しよう(インターネット掲示板編)
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現在、この掲示板は閉鎖されました。
ネットを利用して、連句を楽しむ空間があった、程度の理解で、
ご興味のある方は、読んでみてください。
連句について、多少の説明はありますので、
コンテンツは残そうと思います。
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以下、当時の文章
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笹さんの俳句の掲示板(現在は閉鎖中)では、インターネットでできる、
イロイロな俳句の形を体験することができます。
心太さんの掲示板は、入った瞬間恐れ多く、フリーズしそうになりますよね。
ナンジャコリャ・・・・。そして、帰ってゆく。
そうなのです。来た人は、まず、この書き込みが何なのかも理解できず、スゴスゴと引き返します。
不親切な掲示板です。たはっ。
でも、基本的なことが理解できれば、連句は、誰にでも参加できる、素晴らしい俳句スペースです。
アナタの俳句は、間違いなく鍛えられます。
あなたの俳句の足りない所を気づかせてくれ、沢山作れるようになってきます。ホントです。
新しい方には、ぜひチャレンジして欲しいです。
そういう理由で、オジャラは、ここに、少しまとめてみようと思います。
その他にも、リアルと呼ばれる、実際に俳句のお友達と会ったときに、
どんな風に俳句の会が進んでゆくのかなどもご紹介します。
●連句しよう(掲示板編)
(現在このサイトは存在しません)
俳句には、連句という遊び方があります。
笹さんとお友達になると、まず、『連句をやらないか?』と、声を掛けられます。ホントです。
俳諧通信は、定型、自由律に関わらず、好きなように連句を作っているというイメージがあります。
珍しいのかもしれません。自由でいいなと思います。
オジャラは、連句にはあまり参加していませんけど、
これから俳句をやろうとする方が、連句の基本的なルールを理解できるように、解る範囲で、ご説明しようと思います。
私が一番最初に、連句をご説明する理由は、連句というのは、俳句の鍛錬の場だからです。
どういう鍛錬なのか、それをご説明してゆきます。
◆◆ 連句は、5、7、5と読み、7、7とつなげてゆけばよい ◆◆
基本的なルールはカンタン。決められた御題に沿って、
五、七、五、
七、七
の文字数で、集った人が、俳句をつなげて、連句を完成させるのです。
式目(表)
発句 秋 ●●●●● ◆◆◆◆◆◆◆ ●●●●●
脇 秋 ◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆
第三 秋(月) ●●●●● ◆◆◆◆◆◆◆ ●●●●●
四 雑 ◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆
五 冬 ●●●●● ◆◆◆◆◆◆◆ ●●●●●
六 冬◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆
こんな風に。最初の人が、5、7、5と詠んで、
次の方が、7、7と詠む。
次の人がまた、5、7、5と詠んで、
次の方が7、7と詠む。
基本は、この繰り返しです。
テーマは、『捌き(さばき)』というリーダーが決めてくれます。
◆◆ 役割分担 ◆◆ 連句には、役割分担があります。
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●捌き
・今回の連句の、筋道を立てる
・連句のルールに従って、詠まれた俳句を採用するか
もう一度詠み直してもらうか判断する
●次に誰が読むかを、決めたりすることもある
・発句は、捌きが指名することが多い
・脇は捌きが詠む
など、なんか、ルールがあるみたいです。
事実は、笹さんの掲示板で確認して欲しいです。
・『出勝ち』という方式で、捌きは連衆を選んだり、読む順番を決めたりせず、早い者勝ちで俳句を一つ詠み、捌きのオーケーか゛出たら、誰でも次の句を続けることができるというルール。
●完成した連句の反省会(検討)なども行う
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●連衆:俳句を読む人
これは、その連句の参加者です。
あとで、反省などもしますし、この連句は、掲示板上でずっと残されてゆきます。恐るべし。
昔のはどうするのかなー。
Vol.4◆◆ 捌きのお仕事 ◆◆ <筋書きを作る>
連句の用語では、このことを、『式目』というみたいです。
沢山の人が参加して、一つの連句を詠んで行くのですから、
ある程度のルールは必要です。
捌きというのは、そういう、連句の筋道を立てて、全体をガイドしていく、旅行ガイドさんのようなものです。
まず、どこに行くのか、プランを立てる。
どの順番で回るのかとか、どんな季節を選ぶのかとか、旅行のガイドさんも、そんなことを考えますよね。
●その回の連句の、筋道を立てる
連句の場合には、まず、『捌き』が、『みんなが、どういう順番で、何を読むのか』を決めます。
春、夏、秋、冬、人名、地名、恋歌、花の句
など、季節や、場所、恋の始まりや終わり、そんなのを連句の筋書きとして、設計するのが、捌きの仕事である。
でもまあ、大体、季節を入れて、恋とか、人の名前とか、間に混ぜておけはいいみたい。(申し訳ないが、これ以上は解らない)
●次に誰が読むかを決める
『捌き』は、連句を詠む人の順番を決めることができます。
でも、出来た順に(出勝ち)というルールもあります。
順番を決めるのか、出勝ちにするのかというのも、
捌きが決定します。
●捌く
連句のルールに従って、詠まれた俳句を採用するかもう一度詠み直してもらうか判断する。
この、『捌き』と呼ばれる作業が、連句では、もっとも大切な作業です。
どういう基準で捌いてゆくのかというのは、長いので、次に書きます。
◆◆ 『捌き』の基準って何? ◆◆
そうなんです。この、『捌く』、『捌かれる』というのが、
連句の場合、とても重要なのです。
オジャラは、連句がどんな風に発展してきたのかとか、あんまり興味ないですけど、何度か参加して、どういうものかは理解できました。
『連句というのは、輪廻を避ける訓練の場』という、ことなんです。
『輪廻(りんね)』とは、繰り返しのことです。
一つの連句の中に、似たような名詞や、似たような情景が入ってはいけない。
それを避けて、次の句を読む。
前の句とは全く離れて、その前の句とは、ちょっと関連がある俳句を詠む。
これが、連句の遊び方なのです。
『捌き』は、『練習が投句した俳句』を読み、その句が、前の句と輪廻していないかどうかをチェックします。その前の句と離れすぎていないかもチェックします。
連句=輪廻を避けて、新しい視点で次の句を続けるということなのです。
◆◆ 何故輪廻を避けるのか? ◆◆ そういわれると、アタシなりの理解で、申し訳ありませんけど、一人で句作を続けていると、同じような俳句ばかり作っています。
ホントウです。
アトリエで、一人で絵を描いて、ときどき思いついた俳句を書き留めます。
どの句も、同じような俳句で、全く新しさを感じません。
そうなんです。一人で俳句を作るというのは、同じ視点で俳句を作り続けてしまうということなんです。
それは、とてもつまらない俳句を作っているってことなんです。俳句を作るからには、イロイロな視点で情景を捉え、文字に表現していくという、新しいチャレンジをしなければなりません。
連句というのは、そういう、ありきたりな自分の俳句や、自分の視点の狭さに気づかせてくれて、もっと、新しい言葉を捜す訓練の一つなのです。
『連句』に参加することで、遊びながら、俳句の力がついてくるのです。
これは、間違いがないですね。
前の句とは離れ、前の前の句と関連のある俳句を作る。
ゲーム感覚で、自分の発想力をドンドンと増やしていくことが可能なのです。
次の人が、続けやすいように、語尾にも配慮する。次の人への思いやり。そんなことも鍛えられるのです。
連句を続けている人は、自然と、短時間で俳句を読めるようになるし、脳みそは、新しい観点で、その情景を表現できないという模索を始めます。
自分の句作に行き詰っていると感じる人は、どんどん、連句に参加するべきだと思います。自分の狭い発想力が、連句を通してどんどんと広がってゆくのを体感できることでしょう。
まあ、意識して取り組むのも大事です。
ダメ出しされたからといって、めげてはいけません。楽しみながら連句しましょう。
◆◆ オジャラは何故連句に参加しないのか ◆◆ オジャラは、連句に芸術性を感じないからです。
俳句のことが、まだよく解っていないし、何処が輪廻なのか、どうしてこの俳句がダメなのかとかをなかなか理解することができなくて、そういう曖昧な中に参加するのは、自分のスタイルに合わないと感じたので、連句への参加は当面、パスすることにしました。
でも、連句に参加したことで、『今までの俳句と、全く違う俳句を作る』ということに気づくことが出来ました。
これに気づけば、一人でも俳句を作れるのです。
句作をするときに陥りやすい、同じ視点ばかりの、独りよがりの俳句ではなくて、連句に参加したときのような、緊張感を持って、俳句を作れるようになれば、ま、もういいかなと。
そういう感じっす。
(いやまあ、そんなにたいした俳句じゃないっすけどね。)
急いで俳句を作るのも、あまり向いてないし、人にダメ出しされるとアタマに来るからという理由もあると思います。たはは。
でも、まあ、ダメ出ししている人も、解っていない場合も多くて、そこは問題かもなあ。
『捌き』が持ち回りっていうのもなあ。
でも、『捌き』をやるというのも、まあ、連句の上達には欠かせないですからね、あれはあれでいいんだと思います。
下手な捌きだと、『あ゛ーっ、これは、そーじゃないんじゃない?、これは、蹴るべきだわ』などと、そっちにもアタマに来ているんだと思います。たははは。
でも、イロイロな方の捌きを体験することで、自分の捌きの感覚が磨かれるっていうのはありますね。『人の振り見て』っす。
やっぱ、アタシには、性格的に向いてないんだと思います。
◆◆ 出勝ちを狙え ◆◆ でも、俳句初心者は、もっと、連句に参加するべきです。
連句の魅力は、常連さん達と、一気にお友達になれます。
ホントっす。
もう、アナタも、『俳句のお友達』とオジャラに呼ばれてしまいます。
最初、参加するのは結構勇気いると思いますけど、
『出勝ち』というのは、結構狙い目っすね。
連句の最初の方に投句するのがポイントです。
後の方になると、輪廻輪廻の繰り返しで、なかなかオーケーでないですけど、最初の方は、あまりひっかからないですから。
『捌き』が、『どなた様もどうぞ』などと書いていたら、次にすかさず書き込みましょう。
575の次は、77
77の次は575で続けてゆくだけです。
俳句の楽しみは、自分でも作れて、お友達とも集って遊べる所、イロイロな遊び方があるところだと思います。
そんなもんでね、まだの方、要チェックっす。
イロイロな観点で自由に俳句が詠めるようになり、かつ、短時間で句作が出来るようなるのであれば、やらないという理由ないっしょ。
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