■ 019 キーワードを検証して■
●安定して俳句が作れているか
オジャラは、『吹き寄せ』の、入選句集作成というのをお手伝いさせていただきました。 そんで、その次に、『吹き寄せ大賞の、のぶえさんの句集』というのも、お手伝いさせていただきました。
そんで、ついでに、自分の句集も作ってみました。
この時に、笹さんと話したのは、『俳句が安定しているかどうか』ということについてでした。
のぶえさんの俳句を句集にしたときに気づいたことは、独自の視点で読まれた、のびやかな俳句が多かったです。
そうして、その俳句が、安定しているという事にも驚かされました。
のぶえさんは、ずっと定型を作られていたらしいのですが、吹き寄せで、初めて自由律も作られるようになったのだそうです。
自由で、暖かい俳句が多いです。
私の俳句は、テーマによって、完成度にかなりムラがありました。
『初心者と、上級者の差は、ここに出るなあ。』と、自分の俳句の稚拙さが身に染みてきます。
『吹き寄せ』というのは、テーマは、笹さんが決めるので、自分の好きなテーマばかりとは限りません。
一人で俳句を作っていると、好きな俳句しか作らなくなってゆきます。
自分の俳句なのですから当然といえば、当然ですけど、自分の気に入ったテーマでだけ俳句を作っていても、俳句を伸ばすことは出来ないのです。
どんなテーマでも安定した俳句を作れるようになる。
それには、選り好みしないで、イロイロなテーマで、独自の視点を持ち、句作を続けてゆくことが大切だなあと思わされました。
のぶえさんは、きっと、コツコツと積み上げてきた、俳句のキャリアというのをお持ちなんだなと、改めて感動しました。そういうのは、句集になったときに、差が出てしまうものなのです。
気づいたので、一応、付け加えることにします。
自分の俳句がどれほど不安定かを知るのにも、句集作りというのは、オススメです。
活字になって、手作りの本という形になって、もう一度読むと、それはそれで、嬉しいのですが、ガッカリもします。
どこぞの俳句の会とかに入っても、句集を作れと言われたりするらしいです。
センセイがどの俳句を掲載するのか決めたりするみたいですけど、それは、どうですかね。
お弟子さんが、俳句が出来てない場合に限られますよね。自分で俳句が出来ていることが理解できれば、センセにお伺いを立てたり、先生も、出過ぎて、その人の句集の俳句の順番まで決めたりしませんもんね。
判りませんけど。
そういう、何ていうのかな、先生絶対というような、支配下で俳句を作っていると、結局俳句は作れないような気もしますけどね。
師には感謝し、独り立ちして詠むのでないとね。
自分の句ではなく、【先生が添削した句】になっちゃいますもんね。汗。
(*゜▽゜*)ノ
話を元に戻すと、
自分の俳句をまとめると、自分の作品が、いかに稚拙かということが理解できますからね、そこに気づかせるためなのかもしれません。
それが、未来永劫、残ってしまうというのがねー・・・・。
●意味の解らなかった俳句
『蜘蛛は網張る私はわたしを肯定する』
山頭火
まだ解らないぜ。
●意味の解らなかった俳句
『秋風の石が子を産む話』 放哉
まだ解らないぜ。
●意味の解らなかった俳句
『春風の鉢の子』 山頭火
鉢の子が、最後まで解んなかったっす。
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2022.12.追記
鉢の子は、托鉢僧が手にもって、米とかお金などの施しを受ける、お椀のような形状の品物です。
托鉢僧は、これを手に持ち、路上の隅に立ち、一日食べられるだけの施しを受けるまで、そこで立ち続けるという修行があります。
まあ、冬は寒かったでしょうからね、托鉢に立つ自分に春の風が吹いて、少し厳しさが和らいだという嬉しさを表現した俳句なのかもしれませんね。今のところの解釈です。(*゜▽゜*)ノ
俳句も、大分読めるようになってきているのかもしれません。
●好きな俳句
『ゆうべ底がぬけた柄杓で朝』放哉
今は、解るぜ。昨日飲み過ぎたんだよ。
間違いない。今日は二日酔い。
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