■ 009 俳句作りのキーワード、検証■
● 普遍の言葉を選んでいるか?
これは、最近、俳句を作っていて、オジャラの俳句が注意を受けたことに対して、書き込んだキーワードです。 オジャラは、『月九』とか、『マイお座布』などという語句を、俳句の中に入れて詠んだことがありました。
その時には、都度、
『月九という言葉が、100年先にあるかどうか、考えてみてくれ』
とか、
『マイお座布(座布団のことです)は、座布団とした方が、ヨカッタんじゃないか』
などと、アドヴァイスを頂きました。
要するに、この言葉には、普遍性が欠けているので、俳句には適していないということです。
(この会話だけで、ここまで理解できるのは、アタシだけだと思いますけど。まあ、それを、初心者の方向けに翻訳して説明しているということで、受け取ってもらえます?)
なーる。
そういえば、山頭火の俳句って100年も前の俳句なんっすよね。放哉のだって結構古いっす。
でも、俳句は新しいです。多分、500年経っても、共感が持てる句なんじゃないかと、今のところ思ってます。まあ、500年先には、日本の公用語が、英語になってたりするかもしれませんからね、なんともいえませんけど。
どっちにしたって、『言葉をもっとちゃんと選んで、俳句をブラッシュアップして、普遍性も持った俳句に仕上げろ』という意味だと受け取っています。
ま、いーんですけどね。アタシの俳句は、若い方にももっと俳句に親しんで欲しいということもあり、500年先まで残らなくてもいいということもあり、もっと、気軽に、イロイロな言葉で作ってみようと、今は思っています。
でも普遍性に対して、誤った理解をしているということではありません。
これから始めようとする方にも、十分に参考になるやり取りだと考え、掲載することにします。
俳句を作るときには、100年先に使われなくなるような流行語などは、なるべく入れないように言葉を選んでゆきましょうということです。
一つの言葉に留まらず、俳句全体に対しても、そういう視点を持って、表現を完成させろという意味と思います。
●普遍性って何さ?
『よい宿でどちらも山で前は酒屋で』山頭火
いい俳句っす。酒飲みにはたまらない俳句っす。
こんな宿なら、今日行きたい。
そういう気持ちにさせる俳句っすよね。
100年前の酒飲みと、キモチは一緒。
これこそ普遍だわぁ。アル中野郎めっ。
●普遍性って何さ?
『姉妹椎の実たべて東京の雑誌よんでる』 放哉
椎の実って食べられるのか・・・・。東京の雑誌って何だよ。みたいなね。
時代を感じさせる俳句っすね。
アタシなら、
アンアンとポテチ、アネキと読む オジャラ
みたいな俳句になっちゃいますけどね。
アンアンも、ポテチも、100年先には無いかもしれませんね。アンアンは、売り上げ部数落としてるし、ポテチは、健康に悪いですから。
句集からは、除いておこう。
●普遍性って何さ?
『びっしょり濡れて
代掻く馬は叱られてばかり』 山頭火
どうっすか?
オジャラは、『代掻く』が理解できなかったっす。辞書で調べてみました。
絵的にはまあ、こんな感じかなと。実際には、ピンときていないんです。
そうなんです。意味がわからない言葉は、100年後の読み手には、理解不能な俳句になっちゃうんです。
俳句の普遍性っていうのは、世紀を超えても使われているであろう言葉を選んで、俳句を作れということのようです。
100年先の読み手まで意識して俳句を詠むのかぁ。なんか、ウチの銅版画のセンセイみたい。(彼は、500年後に残る作品を目指しているらしい。それって、偉人なのぉ?)
●普遍性って何さ?
『底がぬけた柄杓で水を呑まうとした』 放哉
どうっすかね?100年後は、キビシーかもしれません。
柄杓が何だか解らない人続出です。
でもまあ、朝ドラファンの皆さんは、
柄杓ぐらい読めるよなあ。(オジャラは読めませんでした。たはっ。)
メールしようとした、バッテリー切れ オジャラ
やっぱ、ダメかなあ。
100年後も、メールはあるだろうけどなあ。
放哉先生には、理解出来ないだろうなあ。
100年前の人が読んで理解できる句も目指すべきなのか?必要ないかぁ。だって、読んでくださることは、有り得ないワケだもんなあ。
そんじゃ、考えることは、先のことだけでイイわけか。うん。
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