おじゃらが銀座・新富・八丁堀界隈のランチを襲撃した記録です。ときどき北千住も。

文字大きくしました。著者&読者様、それぞれ老眼気味なもんで。

■■■ 2011年 10月・11月の放浪 ■■

新富 某所寿司店

教えてあげません。

キッパリ

ぐるなびサイト : たぶん無いとは思うけど、あっても教えてあげません。

2011.10.28

本日バイト二日目。

通勤コースは、朝は、八丁堀下車、

帰りは東銀座から地下鉄に乗ることに決める。

理由は、八丁堀から東銀座まで5分を、朝の時間に短縮できるからである。

新富駅からは近いのだが、乗り換えると歩く以上に時間がかかる上に、電車賃も上乗せになるため、少し歩くのだが、このコースに決定。

もちろん、ランチをどこで食べるのかという、店頭看板の下見も兼ねている。

働いている人が多いのか、食べ処が少ないのか、路地裏のお店でも、ランチのメニューは朝から掲示されていて、朝の通勤タイムというのに、もう、ランチ腹状態。今日はどこで食べるかなあ。

ごめんなさい。

本日もランチ画像はありません。
昨日、Rさんでのランチのあと、少し時間があったので、周辺を放浪。

小さいギャラリーを発見したので中に入る。

奈良さんをはじめ、オカモトタロウとか、難波さんとか、そのあたりの、比較的新しい作家さんで有名系が展示されていた。

値段は、当然についてない。

現代系の作品というのは、軽すぎるよな。

うん。

洋画というジャンルと比較するとね。

タロウのは、まあヨカッタ。彼の作品は、財団が管理していて、マーケットにはほとんど流れない。流れていても、良い作品というのはめったにないのが常である。

ソノ割には、まあイイ感じだったと思う。

彼の作品にしては、手がコミ過ぎているような気もしたけど。

そんなときに、いくつかの行列店を発見。

一つのお店は、レストラン風。行列なのに、「ランチ終了しました」の看板も。

ほほーっ。

その辺を歩いていると、今度は、やる気のなさそうなすし店を発見。

ランチの看板も出ていない。

ふーむ。この場所でランチやらないんだ。もったいない。などと内心思いながらスルー。

それから、もう一つ筋違いの蕎麦屋なんかのメニューを熟見(カレーとうどんセットなんか)しながら会社に戻る。

今日のランチは、その、やる気のなさそうなすし屋に決定。

理由は、会社至近の別なすし屋に行列ができていたためである。

「今日は寿司にしたいよなぁ」

既に寿司腹だったアタシは、前にも行ったことのあるすし屋の前を通ったりもしたが、ここは、新店開拓に情熱を燃やそう。

読者さまも、そう期待しているに決まっている。

今日は、あのやる気のなさそうな「すし店」には、ランチメニューがでている。

「マグロのづけとネギトロ丼 950円/京風うどん付き」

これだけかよ。

アタシは、このやる気の無さには、理由があるとピンときた。

ランチは、単品に絞って、売り切れば儲かるのだ。

昨日は、もう、売り切れて、早々に閉店したということになり、それであれば、ここで食べてみよう。そう決める。

引き戸を開けると、掘りごたつ式のカウンターが見える。靴を脱いで店内に入る。

奥には、やはり掘りごたつ式のテーブル席が6席。

カウンターは、鍵形で7人ぐらいがMAXという、小さな店である。

大将は、「日替わりでいいですか?」と、アタシに確認する。

アタシは、内心、『日替わりしかないくせに』と思いながら、「ハイ」と答えるのだった。

大将は、マグロを2枚切り出し、漬けマグロとマグロを交互に飯の上に乗せてゆく。

それから、端に、マグロをたたいてネギトロ状にした品をチョンと乗せ、イクラもスプーンで一匙乗せてくれた。

カウンターには、呑み助でございますというオヤジ二名と、片方に、アタシと同年ぐらいのオヤジ系ヤングが座っている。

呑み助オヤジは、言葉少なく、「ああ、旨いねぇ」などと話し、あとは、もくもくと舌鼓を打つ。

大将は、「今日は、ランチのネタがなくなっちゃって、夜のを出せなんて話になってね、とんでもないですよ」

などと、呑み助系と話をしている。

ランチと夜のネタは違うのね。銀座だもん、当然よね。

アタシは、納得をしながら、自分の丼が届くのを待つ。

アタシは、まず、ピンクのマグロを箸でつまみ、一口食べてみる。

うーん、何て旨いんだ。

このネタで950円っていうのは、お得だったわぁ。

ホクホクとしながら、漬けも頂く。

シャリは、ふっくらと甘すぎず、すっぱくなくて、ネタの味が引き立つ感じ。

何て上品なんだろう。

ウチの叔父の店のシャリは、もっと甘い感じで、それはそれで、物凄く旨いんだけどね。

こんなに旨い寿司は、久しぶりに食べたという気持ちに満たされてゆく。

京風うどんには、油玉が少し散らしてあって、少し味が薄すぎるって気もしたが、京風なので仕方が無い。

デザートには、皮をむいたリンゴが三切れ。それから、直径3センチ程のアイス(セロファンに包まれている、キャンデーみたいな品)が出てきて、ランチは終了。

どのお客様も帰ったあと、大将に

「こんなに旨い寿司は久しぶりに食べました。この値段で、ホントにお得でした」と伝えると、嬉しそうだった。

それから、お店の話を少しして、この店は、アタシが行く時間に売り切れてしまう可能性があるので、ネットでは紹介しないことにしました。おほほほほ。

悪いわね。一人でそっと楽しむわ。

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