「おじゃら画廊」のホームページ 第一章・画廊/カフェ スタートまでの記録

■■■ 020 ★ ショールーム探訪 ■■■

2007.3.22

母と二人で、東京にあるドアなどのショールームを訪ねる。

以前行ったナショナルのショールームにも驚いたけどさ。

その日は、その後に、お台場の大塚家具に行ったんだった。

今日は、住吉にあるトステムと、品川にあるYKKのショールームに行く。

広さ的にはトステム圧勝。

イロイロなシンクなんかも見れて、疲労も困憊。

ランチを食べ、もう一回りしたあとに、品川のYKKに流れたんだけどさ、もうクタクタ。

二人とも疲れきってしまい、北千住に帰って駅のカフェを見学ついでにお茶することになった。

ここだけの話だけど、あのようなメーカーさんというのは、実は、工務店さんの仕事をやりやすくするような構造になっているわけよ。

だから、定価は、超お高く表示。

契約の工務店さんは、その50%程度の価格で仕入れられて、取り付け費用やら、その他の費用を上乗せし、工事代金の合計から20%程度割引した価格でお客様に提示っていうスタイルが、商売の基本となっている。

そんなもんだからさ、こちらにしてみれば、定価よりも安くやってくれて、どうもありがとうという気持ちになるし、工務店さんにしてみれば、ショールームでお客様が勝手に高い材料を選んでくれれば、これほどオイシイ商売はないという構図になっているわけよ。

別に、そのことをどうこう言うつもりはない。

どんな世界にも、巧妙な販売の仕組みというのがあってね、マーケター(アタシの専攻はマーケティング)というのはね、価値の無い品を安く売るというのが仕事なの。

それにしたって、どちらの展示品も安っぽくって、何百枚のドアを見たって、母は気に入ることは無かったのである。

嫌な客だよなあ。

とりあえず、こんな感じの品を頼もうという話で、品番や金額などをメモして歩く。

それから、ドアやらシャッターをどうするかなどという話を一つ一つ決定していって、ノウミソの糖分は不足気味になってしまう。

母は、間取り図を考えると、夜眠れないなどと苦情を申し立てる。

アタシのせいじゃないんだけどさ。

まあいい。眠れないほど、ノウミソが活性化されるのは、悪くない。

バルコニーに取り付ける飾りとか、出窓のイメージなんかも掴めてヨカッタと思う。

帰宅してから、しばらく、業務用コーヒーメーカーについてネット検索。

なるほどねえ。水道に直接つなげられるタイプだと、最低でも60万円はするということみたい。

60万円かあ。

300円のコーヒー2000杯を売らねば、回収できないということになる。

2000杯。

うむむむむ。

一日20杯売る、週五日、4週間営業として400杯かぁ。

5ヶ月で回収。

5ヶ月で回収できるのであれば、投資する価値あるかもなあ。

どーよ?

でもまあ、一日20杯という予定なら、市販の1万円くらいのコーヒーメーカーをー2台買って、ボチボチ売る程度でもいーような気がするよなあ。

コーヒー代以外に、原材料費、人件費とか光熱費なんかもかかるし。

このような高額投資は、ある程度の販売数とかの目処が立ってから再計画をするべきかもしれない。

本屋で立ち読みをする。

カフェ関連の本は、実は何冊か売っていて、いくつかを手にとって見ている。

それから、商売で成功する人の話なんかもチョロリと見る。

ヤキトリ屋にするのか、ラーメン屋にするのか、どちらがいいのかと聞かれたら、どちらでもいいだろうと答えると、その男は書いていた。

全くその通り。

何を売るのかではなく、どう売るのかという方が大切なのだそうだ。

いいこと書くネエ。

自分がどっちをやりたいのかの方が、大切だとも書いていた。

アタシは、画廊をやりたい。嫌まあ、どっちもやりたくない。笑。

北千住では画廊一本ではムリなので、表向きはカフェ併設というスタイルで、地元での知名度をアップさせたり、留守番や店の運営を効率化させる。

そういう話である。

アタシは、絵が描きたいのである。

絵の道は2つのことをしなければならない。

一つは、絵の力を上げる努力を続けること。

もう一つは、知名度を向上させる活動をすること。

どちらが欠けても、画家として成功することはない。

そのために、どうすることが、私にとって最善なのかという話がある。

アタシも、ささやかに息をし続けなければならない。

そのために、僅かな収益があれば、絵が続けられる。

そういう観点からも、なんとか、お店の立地を利用して、やりくりをしたい。

そういう話である。

随分とやる気の無い店だよなあ。

はぁ。

最悪一棟、人に丸貸しするという案も残されているし、収益を気にしなければ、全部を、アタシのアトリエにしたっていいんだけどさ。

まだそれほどの絵でもない。

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