「おじゃら画廊」のホームページ 第一章・画廊スタートまでの記録

■■■ 016 ★ 建物の取引の話 ■■■

2007.3.9

よくよく確認すると、境界の位置がハッキリしないので、売主さんに、ちゃんと杭を入れて引き渡してくれというお願いをしたため、ビミョーに引き渡しの日は遅くなりつつある。

ある時期に建て増しをしたのか、隣と接近しすぎていて、その隙間に大量のトタンが落ちているという理由で、奥にある杭は確認ができなかった。

仕方が無いので、引き渡しが終わって、壁面の工事をするときに、測量士さんにも入ってもらって、位置の確認をし、飛んでいる部分の杭を入れ、図面を平米で作り直してくれという話に決着する。

まあ、お安い買い物ではないのだから、売主さんは最低そこまではするのが筋だという買主の希望ということになる。

こういう時に、両方地元で長く住んでいるというのが効いて来るんだよね。

変な噂が立つと、商売が継続できないしね。

いやまあ、82歳だからさ、商売というか、自分の財産の処分というか、ビミョーなんだけどさ。

2007.3.22

今日は大安ということもあり、引渡し日となる。

朝から銀行に行くと、債権者様が待ち構えている。

回収会社さんに債権が回っているというのは、相当な事情があったに違いないと内心思いながら(大人の礼儀として、事情は聞かない)、ウチの払いで全ての担保が抹消され、キレイな状態で引き渡されるという話。

至近の司法書士さんも来て、それぞれの書類を確認。

アータねぇ、担保が抹消されているのを確認してから取引とか言うけどね、今日支払った金で返済するわけでさ、登記の確認ができるのは10日後なわけよ。

でもまあ、ちゃんとした筋のちゃんとした話で、司法書士さん立会いだしね、破格ということもあって、そういう条件で取引が進められたということになる。

11時に集合したが、書類の確認・司法書士さんへの引渡し、金の引き出し、(債権者への支払いのための小切手の作成とか振込み手続き、)、司法書士さんへの手数料の支払い、などが完了したのは12時半を過ぎた頃であった。

会社で不動産業をしていたときに、取引の日には、物凄い沢山の不動産屋さんが来たりすることが多くて、(ガソリンスタンドの用地で、金額がデカイからということもある)「土地の取引というのは、賑やかに、ポンボン(と判を押す)というのが、いいんですよ。」

などと話あったことがあったのを思い出した。

債権者だけどさ、、、、。

司法書士さんは、「今後の取引では、権利証というものは作られないんです。

登記証明書が発行されますので、しかるべきところに保管してください。」

などと説明をしてくれた。

時代は変わったんだネエ。

アタシの仕事は、不動産の売買に関わる話、賃貸に関わる話の雑務だったため、担当の契約書なんかを作るという業務も入っていた。

権利書も、作ったことあるよな。笑。

ワープロで。

ま、そういう今は昔という世界を思い出しながら、不動産の仕事は、最後まで好きじゃなかったけど、自分の為には役に立ったなと思ったりもする。

両親と、柏という蕎麦屋で昼飯を食べ、午後からは、知人が、店を見てくださるというので、合流する。

彼は、昔、ジャパングループとかいう帝国ホテルなんかに入っている純喫茶なんかでフロア係をされていた方である。その後、喫茶の学校に行ったりもされていたそう。

お店の改築をしようというときに、少しアドバイスをしてくださるというので、来ていただく。

どういう知り合いかといえば、奥さんが父の同級生で母の友人。そのオットということになる。

12月に会社が解散したため、今は失業保険をもらっている最中で、これから、何かをしようと考えているのだそうだ。

みんなでお店を見学する。

そうして、カウンターはやっぱり大きすぎるし、どういう内容にしたいのかを聞いてくださった。

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