立体額を作ろう その2

 

001 ● 組み立て方

解説図
説明。
背中の板に、BOXの壁面板を、木ネジで取り付けます。

木ネジは、3センチぐらいは、壁面板に入るようにシッカリとつけます。

こんな感じになります。

壁面の板は、背板の方端に合わせ、残りの部分をどんどんと、つないでゆきます。

解りにくいかもしれないですけど、図のようになります。

こうすると、箱がシッカリします。

箱の背板の長さから、それぞれニセンチマイナスするだけなので、カット採寸もラクチンです。

この状態になったら、中にペンキを塗ります。

板のままだと、板に汚れが入ってしまい、薄汚れてくるからです。

ペンキを塗ることにより、額そのものの防虫もできますし、水などからも守ってくれます。

ペンキは、1回塗ったらよく乾かし、二度塗りして、キレイにムラなく仕上げます。

●作品取り付け

ペンキが乾いたら、

背板から、小さいネジで、カンバスを中央に固定します。

フレームに、ドリルで4箇所穴を開けます。

細いドリルで、BOXまで穴をあけ、細い木ネジ(直径が1ミリで、長さが4-5センチ位の細ネジを使います。)

ドライバーで固定してゆきます。

このとき、ガラス面と、額の間に、小さなゴムを入れると、ガラスが割れにくくなります。

小さなゴムは、靴底屋さんの工場などでもらうか、100円ショップなどで、滑り止め用のゴムを買ってきてカットして使います。

ゴムはなくても大丈夫です。

今回は、BOXにシッカリと装着できる、深い額だったので、

額縁とBOXを止める細ネジは、横側からつけています。

少し、壁面の木がはみ出ていますが、額に仕立てあがると、あまり気にならないです。

それよりも、ペンキがちゃんとぬってあることの方が、見栄えに影響します。

裏側はペンキは塗りませんでした。

塗っても構わないです。

額そのものが丈夫になりますから。

ヒートンは、今回は、横側につけてますけど、後の板に取り付けても構わないです。

(この絵は、この後、送る予定があったため、ヒートンを)後側につけると、箱に入れたりするときに、ヒートンをはずさないで済むので、横につけただけです。

正面からヒモが見えるようであれば、後側につけなおします。

最近、BOXタイプの額が流行っていますから、是非、自分の作品に、額を作ってあげてくださいね。

額に入れると「馬子にも衣装」

絵はぐっと高そうに見えるから不思議です。

展示を良くすると、販売の可能性も高くなります。

カンバスなどではなくても、版画などでも、最近は、BOX額が流行っています。

絵と背板の間に、ハッポウスチロールなどを貼って、浮遊した感じをだすのが人気です。

ご参考になればと思います。

ギャラリーにできることは、展示を良くする事と、作家さんの露出を増やすこと、刷り物にして、作品を残してあげること。

この3つに尽きると思います。

作品がよければ、作品は、必ず売れます。

頑張って、売れる作品を作りましょう。