◆◆◆ 海外安全情報ではないが、UBUDの安全情報 ◆◆◆

現地の新聞や口コミの危険情報っす。旅行者の皆さんこれを読んで、気をつけようね。

◆◆◆ 日本人女性レイプ事件 --5件--(2002年3月) ◆◆◆

私が参加しているセニワティ(女性だけのヌードデッサンのワークショップ)では、UBUDでのレイプ事件の話題でもちきりでした。

警察に届けられた被害者は5名。日本人女性だけが狙われているとのことです。
記事によると、警察は、犯人を絞り込んでいるらしいです。

事件の詳細英語版と、つたない翻訳文は、下のほうに添付しています。アタシは、翻訳家などではないので、この程度の訳がやっとなので、ちとおかしい部分もあります。英語に自信があるという方は自分で読んでください。新聞記事のネタの提供者名や被害者名などは、原文では本名で記載されているようでしたが、一般に公開するため、名前はイニシャルに変更しています。

去年の、日本人誘拐、現金恐喝に続き、アタシが恐れていた事態となり、大変残念です。

5名の日本人が警察に届け出たということは、警察に届け出ていない被害者はもっといるってことっすね。どの位被害者の方がいらっしゃるか解りませんけど、実際の数字は、かなりいるんじゃないっすかね?

アメリカ人や、オージーのメンバーは、アタシに対し、どう思うか聞いてきましたけどね、
『下着みたいな格好で、深夜、人気のない場所を、一人で散歩しているほうも悪い。』
と答えておきました。皆さん納得していました。

白人さんたちは、『最近、観光客が激減していて、バリ人のストレスが溜まっているからだ』と言ってましたけどね、日本人ばかりを狙うというのは、日本人が、バリ人に舐められているってことっす。

あー、アタマ来るっっ。

危機管理をしていない、観光客にも落ち度があるのです。
あんな格好でフラフラしていたら、男が欲しいと思われても仕方がないっす。

人気のない道で、ムラムラときて、その辺に引きずりこまれたりしちゃうわけです。日本だってそういうことあるでしょう。日本だったら、そんな場所、下着で歩いたりしないで、タクシーで帰るでしょう?下着姿で歩いているアータも悪いです。

レイプされるっていうのは、心の傷もありますけどね、バリの場合、病気も心配ですよね。
エイズだってあるんです。その他の性病もありますよ。なんといったって、不特定多数の観光客と、やりまくってる奴らなんですから。笑えないっすよ。奴等はね、病気でも、病院で検査したりしませんよ。だからね、感染者が広がっちゃうんです。

まず、そういう事件に巻き込まれないように行動するってことが、一番大事なんじゃないかと思います。もう二年半もUBUDに住んでいるアタシでさえ、夜一人で外出なんてしないっす。そんなこと、当たり前のことなんです。外出するなら複数で動くとか、バイクなどにのり、カンタンには拉致されたり、誘拐されたりしないように、考えて行動するべきなのです。

一人旅だから、レイプの事は、話さなければ、誰にもバレないから、黙っていようなんてダメっすよ。被害者が減らないのも、犯人が捕まらないのも、アナタが黙っているからです。
もし被害にあった場合には、宿のマネージャーなどに相談して、すぐに警察に届け出ましょう。

恋愛とは違って、レイプにあうというのは、一生涯辛い思い出になります。事件を繰り返さないためにも、夜の一人の外出は避け、腕や足は出して歩かない。(ロングスカートやズポンを着用し、なにか、上着などをはおって出かけること。)

一人旅の人は、インターネットで近くの滞在者を探したり、レストランなどで一人で食事をしている人に声をかけて、友達になりましょう。レイプ事件の話などをして、夜一緒に食事をできないかと誘うといいと思います。

昨日の夜も、UBUDをバイクで一周しましたけどね、昼間と違い、明るいメインストリート沿いでも人気がない場所が多かったっす。女性は、夜一人で出歩いたりしない方がいいと思います。
UBUD内の送迎は、タクシー代も安いですから、僅かなお金をケチらないで、自力で安全を確保しましょう。

また、UBUDは、狭いようでも、歩くには広すぎます。
メインストリートから離れた宿だと、夕飯を食べに行ったりするのにも、何十分も歩いたりしなければなりません。宿は、多少高くても、モンキーフォレスト沿いもしくは、ラヤ通り沿い、ハノマン沿い、デウイシータ通り沿いを中心に探し、近くにレストランがある場所などにするのがベストです。

バリ芸能を見に行く時には、宿の兄ちゃんに、送り迎えを頼んでおくとか、タクシーを手配してもらい、確実に、安全に宿に着けるように準備をしましょう。

バリ島に観光に来るときには、一人旅行は避け、複数で来るようにしましょう。二人でいるほうが、ジゴロなどにしつこく迫られる事もないですし、いい宿もシェアして泊まれます。タクシーなどに乗る場合も安全です。夕飯も、淋しくありませんし、二人なら明るい道を少し歩くくらいなら、心配はありません。

一人の旅行では、どうしてもスキが出来てしまい、宿の兄ちゃんには、部屋に入り込まれるは、観光には誘われるは、ベッドには誘われるはで、断るだけでも疲れてしまいます。

アタシ的には、こんな記事は、流したくないんですけどね。日本では、なかなか入手できない情報だと思うんで、取り急ぎ、レポートしました。

どうぞ、お気をつけて。
バリは安全だなどと決めつけずに、事件に巻き込まれないように、考えて行動しましょう。

【下の英文の新聞記事の翻訳文です。】

翻訳機使って、ブラッシュアップしているだけなので、直訳的で読みづらい部分があります。また内容が間違っている部分もあるかもしれませんけど、ま、ざっと読んだところでは、大筋の内容は、こんなところじゃないかと思います。文句のある方は自分で読んでください。参考にしたい方もいるかと思い、訳してみました。近々バリに行く方などには、Rica’s Barのこの記事を教えてあげてください。

以下の翻訳記事は、善意で作っているものではありますが、内容が間違っていたとか、翻訳の内容が違っていた事から発生する損害については一切責任は負いません。これは、公の公表ではありません。個人が個人的に得た英文情報を、翻訳し、配布しているにすぎません。本来であれば、政府がもっと早急に対応すべき情報ではないかと憤りも感じます。

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バリ島 デンパサール(JP)より 

バリ島の日本外交官トップは、『バリ島内では、この二ヶ月に、日本人女性を狙った性的暴力(レイプ)事件が、頻発している。』という旅行者への警告発令を公表するかどうかを憂慮していた。

「この警告発令がバリ島観光業に与える打撃や、その影響について考えると、公表しがたい部分もある。しかしながら、公表は間近におこなわれるのではないかというサインとみられる行動も起こっている。この危険情報の発令はバリと日本両方に重大な損失を引き起こす可能性があるので、慎重に取り扱わなければならない」、とバリ、日本領事のK氏は月曜日の夜に語った。

もし、この警告により、日本人がバリ島旅行を回避するようなことがあれば、9月11日のアメリカのテロ事件以来、急激な観光客の減少を余儀なくされたバリの観光事業者は、更なる打撃を受けることになるからである。

ここ何年もの間、日本人は常に、訪問者数がトップ2にランクされ、バリの観光事業産業の最も大きな、そして最も可能性があるマーケットであった。2002年3月17日一日の調査だけでも、バリ島に入国した外国人観光客総数20,598人のうち、4,148人が日本人で占められている。

このレイプ事件は、確実に『安全で友好的な観光地として名高い、バリ島のイメージ』に長期に渡って大きな傷を残すことになるであろう。

しかしながら、「女性の日本の訪問者に目標を定めている性的暴力事件の数はものすごい勢いで増加している。この二ヶ月だけでも5件もの性的暴力(レイプ事件)の報告があった。インドネシア政府も、日本政府も、それぞれの国に持ち帰り深刻な事態として受け止めている。被害者は既に、東京とインドネシアの大使館に、事件の被害届を出している」とK氏は語った。

早朝にも関わらず、K氏は個人的に地元の警察を訪問し、バリ警察本部長、陸軍准将 Budi Setyawan 宛に、この問題を直接持ち出した。

そしてK氏 は、警察に対して、この事件の解決及び加害者の逮捕を一刻も早く行うよう要請したのである。

『以前、日本の女性がUBUD村でレイプ被害にあった事件について、地元警察は事件の認知および容疑者の絞込みまでしていたというのに、なんの手も打たなかった。警察は事件解決に積極的に取り組んでいない。』とK氏は激怒する。

バリ警察報道官次副官 Y.S氏は、バリ警察本部長が(すでに)この問題を深刻に受けとめており、解決に向かい全力を尽くすと約束していると伝えた。

また、本部長は、『この事件解決の担当には、実績を積んだ刑事及び、知能の優れた部門人材を投入し、徹底的に調査を進めるように署内に指示を出した』とY氏は語る。

被害は、性的暴力行為に加えて、大胆な連続レイプ事件にまで拡大している。

最近の報告では、30才のKetut Suadnyanaが、2002年3月8日に、25才のH嬢にしつこく言い寄り、性的嫌がらせも行われた。口コミ情報によると、彼女が暴力に対し抵抗すると、Suadnyanaは、彼女を力でねじ伏せて、彼女の首を締めて殺そうとしたとのことである。

性的暴力の1週後に、 H嬢は事件を警察に届け出た。

3月18日月曜日のジャカルタポストの記事より

DENPASAR, Bali (JP):

A high ranking Japanese diplomat revealed here on Monday that his government had been deliberating the possibility of issuing an official travel warning against Bali over the rising occurrence in the last couple of months of sexually-motivated assaults targeting female Japanese visitors in the island.

"We are currently considering that possibility, and there are several signs that the travel warning will be issued. This (travel warning) will surely cause significant losses to both Bali and Japan," the Japan Consul in Bali, Kaoru Hata stated here on Monday evening. If the travel warning, which would advise the Japanese citizens to avoid making any travel to Bali, eventually materialized it would strike a devastating blow to the island's lucrative tourism industry, which had already been in a state of comatose after suffering a steep decrease in the number of foreign visitor's arrival in the aftermath of the tragic September 11 terrorist attack.

For years, Japan had always been Bali's tourism industry's largest and most potential market, with the number of its visitors always ranked in the top two list. On March 17 2002 alone the number of Japanese visitors was 4,148 people out of the total 20,598 foreign visitors in the island.

The assaults, undoubtedly, would also tarnish the island's long-standing reputation as a safe and friendly tourist destination.

"The increase in the number of the attack targeting the female Japanese visitors is tremendous. In the last couple of months there have been five reported sexually-motivated assaults. I am very concerned about this phenomenon, so are my government and the Japanese media back home. Some of the victims had reported the assaults they suffered to the Indonesian Embassy in Tokyo," miss'K' told.

Earlier in the morning, miss'K' paid a visit to the local police headquarter to personally and directly bring the matter up to the Bali Police chief Brigadier General Budi Setyawan. miss'K' asked the police to pay serious attention to the cases, and to act swiftly against the perpetrators.

"Once, a female Japanese visitor was raped in Ubud.The police had identified the suspect, but, unfortunately, up to now he had never been arrested and detained. The police should not act hesitantly in investigating these cases," miss'K' said.

The Bali Police spokesperson Adjutant Senior Commissioner miss 'Y' confirmed the meeting, adding that the Bali Police chief had promised to seriously look into the matter.

"The chief have instructed the heads of the Detectives and Intelligence Divisions to immediately conduct a thorough examination on those cases," miss 'Y' said.

The assaults ranged from sexual molestation to blatant rape. The most recent reported case involved the thirty year old Ketut Suadnyana, who on March 8 2002 had allegedly assaulted and sexually-harassed the twenty five year old miss 'H'. When miss 'H' resisted his advances, Suadnyana reportedly resorted to blunt force, gripped miss 'H's neck and tried to strangle her. One week after the assault, miss 'H' finally reported it to the police.(zen)

Monday, March 18, 2002

◆◆◆ UBUDで日本人誘拐⇒現金恐喝事件(2001年12月) ◆◆◆

これは、オジャラが、UBUDに滞在していたお友達から聞いた話です。お友達は、被害者本人から聞いたと言っておりました。たぶん、ホントに起こった話っす。

【事件の内容】

被害者さんが、夜道を歩いていると、6人位のインドネシア野郎に囲まれ、車の中に連れ込まれてしまいました。そして、クタまで連れていかれ、銀行のATMで、クレジットカードで金をおろすように脅されて、現金を引き出したそうです。

彼女は、クタで放置されました。クタからUBUDまでは自力で帰ってきたようです。(たぶん、白タクなどで)
お友達は、『可哀想で、被害額は聞けなかった』と、アタシに話してくれました。

クレジットカードでATMからキャッシングした場合には、一日に引き出せる限度額があるので、その限度額位は取られたんじゃないかと思います。(限度額は、年齢やカード会社によっても違うみたいっす。)

被害者さんには、それ以外の被害は無く、『またバリに来たい』などと笑顔で語りながら、日本に帰って行ったそうです。

【感想】
しかしね、6人のゴロつきに誘拐されて、金だけで済んでヨカッタっす。女の子だったので、レイプ事件とかになってたかもしれないし、麻薬打たれて、海外に売り飛ばされたりしたかもしれないです。売られなくても、レイプされて、事件もみ消しのため、殺されていたかもしれません。

海外で誘拐に会うってことは、そういう事っす。
バリ島以外の国では、実際に、誘拐された方が殺されてしまうことも増えています。
金目当ての悪人が、いきなり、日本人の太もも刺して、バックを奪い逃走した話しを聞いたことがあります。

とりあえず、命を大切にしましょう。

下着みたいな格好で、夜、一人で出歩いたりしないようにしましょう。

近くの宿に滞在している一人旅のお友達を作って、なるべく一緒に行動し、土産物店が閉まる前に部屋に帰るようにしましょう。
タクシー代をケチるのはやめましょう。
夜、バリダンスなどを見に行った時には、帰りのバイクや、タクシーをあらかじめ手配しておきましょう。

男達の集団が見えたら、そこを避けて通るとか、腕を掴まれたら、振り切ってダッシュで逃げる練習をしておきましょう。

昨日21時ごろに、UBUDをバイクで一周してみました。
観光客が激減している影響もあり、メインストリートでも、店はほとんど閉まっていました。
人通りの少ない、暗い場所のあちこちに、バリ人がタムロしていました。
まあ、ほとんどは、ヒマで、ブラブラしているだけでしょうけど、
少なくともこの事件の犯人のグループが一つはあるということです。

宿を選ぶ時にも、レストランが沢山あるエリアや、夜になっても明るい店や道の側を選びましょう。

今回の出来事で味をしめた奴等は、また、犯行を繰り返す可能性があります。
どうぞお気をつけて。

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