◆◆◆ バリ島のセーフティボックスは安全か? ◆◆◆

バリの宿では、セーフティボックスが、人力ってこと多いっす。
理由は、一部屋一部屋に、金庫買う金が無いからっす。
金庫一台で、何人ものスタッフ雇えちゃいますから、バリは人力で勝負っす。
スタッフに預けるタイプのセーフティーボックスで、金抜かれる被害の話、
聞いた事ありますけど、どうすればいいんですか?

アータさぁ、自分でどーすればいいのか、考えたの?
スタッフが金を抜けるような預け方をしたアータも悪いっす。

◆◆◆ 金がなくなるという噂を聞いた ◆◆◆

アタシのお友達が、「あの宿は、セーフティボックスに預けたお金が無くなるらしい」とアタシに話してくれた。おおっ。そうなのか。

『そんな噂がインターネットで立っちゃうと、お客さん激減しちゃうんだろうねー。お商売は、大変だわぁ。』なんて思っていたアタシは、またビックリ。

彼女は、セーフティボックスにサイフごと『ポンっ』と預けているように見えたからだ。

◆◆◆ セーフティボックスでどうして金が無くなるの? ◆◆◆

彼女は、アタシへのつり銭や領収書を取りに、何度もセーフティボックスに入れたサイフとフロントを往復していた。どうやら、裸サイフのまま、セーフティボックスに入れているようだった。

『サイフを預けるのは構わない。だけど、そのまま預けたんじゃ、金抜かれてしまうのも仕方がない』と、その時アタシは思ってしまったのだった。

もう10カ国以上海外を旅している彼女でさえ、この有様だ。旅を愛する日本人女性の為に、オジャラは立ち上がろうと思った。(←最近大げさでスイマセン)

『アータさ、そりゃ、金抜かれてもしょうがないわ。アンタにも責任がある!』

セーフティボックスというのはさ、貴重品を入れる為の場所なんだけどね、大事なモノなんだからさ、預けるには、それなりの管理が必要になるのよ。
中に入れている金額とか、メモして一緒に入れたり、封筒などに入れて、封したりしてますか?誰かが開けたら、解るようにしています?

奴らは、『気づかれなければオッケー。誰がやったか解らなければオッケー。文句言われなければオッケー』なんっす。金持ちから金引き出すのは当たり前って部分もあるんです。

とりあえず、誰かが被害にあっても、自分がクビにならなければオッケーなんっす。

外国旅行に行くんだからさ、アータも、もっと考えようよ。

サイフをそのままセーフティボックスに預けている方。もう、その時点で、ターゲットのリストに入っているんです。アナタが外出して、他のスタッフがいなくなる時間をみはからって、金こっそり抜かれても、犯人なんか、解んないじゃないですか。

もしかしたら、アタナが、思いのほか買い物しすぎて、自分で使いすぎていたりすることだって、無いとはいえませんよね。『ああ、勘違い』って奴です。騒ぐコに限って、こういう場合もあるんだよね。マジ。証拠がないから、騒げないし・・・・。結局、勘違いじゃないかと押し切られたりすることもあるってことです。

アナタの勘違いの場合、宿は、スタッフ一人をクビにして、終わりっす。カレはジゴロなどに身を落としてしまいます。ああ、嫌な国だわぁ。

英語もロクに話せない別のあなたは、文句も言えず泣き寝入り。うーん。映像が目に浮かびますねー。

◆◆◆ なんで、鍵かけて預けないんですか? ◆◆◆

え?セーフティボックスなんだから、鍵をかけて、預けた事ない?
セーフティボックスに入れるのに、何故鍵をかけるのか????ですか?
アタシは、そっちの方が信じられないっす。何度も言いますけど、日本じゃないんですよーっ。

ウチは、旅行の時には、【カギのついた貴重品入れ】を使ってます。

地球の歩き方の『旅の道具編』などで、紹介されており、地球の歩き方のお店や、通販などでも買えるみたいです。とりあえず、書店で写真などを見てどんなもんか、確かめてみてください。

名前は【デポジットバッグ】というらしいです。
小さいカギですけど、カギ掛かってれば、金抜かれませんって。

この中に、航空券、パスポート、現金を入れて、カギを掛けて預けます。

何百万も持って歩いた事もありましたけど(←ウソ)、カギさえかけておけば、とりあえず、【一枚抜かれる】みたいな、初歩的な被害にはありません。もし、カギ壊されていたら、宿のエライ人に文句言えるじゃないですか。預けた金額を書いた紙を入れておけば、被害額を請求できます。

はぁ。金抜かれたって騒いでる人見ると、自分の不注意を宿のせいばかりにしているように見えますね。サイフをそのまま預けていた、アータも反省しなさいっ。

◆◆◆ 小さい南京錠をつけられるバッグも持ってゆく ◆◆◆

台湾を旅したときに、部屋の金庫が壊れていて、昔のタイプのセーフティボックスに預けなければならない時がありました。
大きなロッカー室みたいなところに、鍵が二つついた金庫がイッパイ並んでいて、鍵二個無いと開かない仕組みになっているんです。

この時は何故か貴重品が多くて、デポジットバックに入りきらなかったんです。
ああ、きっと、10,000ルピアとか、大量に持っていたのかもしれません。アタシ達は、そんなときでも、カギを掛けないで預けたりはしませんでした。例え、『汚い10,000ルピア札の束』でもです。ルピアもさー、もっと嵩張らないようになんないのかしらねーっ。両替商へ、デカイ札で両替してくれ。

アタシのショルダーバッグは、ファスナーを閉めるタイプだったんですけど、ファスナーの金具と、バッグのヒモの金具とを【南京錠】で留めて開かないようにして、バッグごと預けました。

南京錠は、U字の部分が長いタイプの品で、空港で求めました。確か、ワイヤーもついていたと思います。ワイヤーは紛失しましたが、小さい南京錠は、カギも無くさずに愛用しています。

デポジットバッグが壊れたり、何かの事情で、イロイロと預けなければならない時を想定して、事前に、カギを掛けられるバッグを選んでおいたのです。

旅には、トラブルはつきものです。デポジットバッグの鍵が壊れてしまう事もあるかもしれません。予期しないトラブルがあっても、鍵のかかるバッグをバリで探すのは大変なので、予備も用意しておくというわけです。

◆◆◆ 貴重品はスーツケースに入れて、鍵かけているから安心 ◆◆◆

なんていう人がいるらしいっす。
そんなことしていると、スーツケースの鍵、壊されたりすることもあるんですけどねー。
実は、スーツケースのカギが壊れてしまうと、旅が続けられなくなっちゃうんです。

高価なブランドバッグなんかをイッパイ詰めたスーツケース。
宿で鍵壊されて、貴重品盗まれた上に、帰りに、空港で、品物まで無くなったりしてね。うふふ。

どうぞお気をつけて。

スーツケースの鍵が壊れる方が、アタシはイヤだなー。スーツケースの方が、持ち歩いている現金より高いしなー。スーツケースごと盗まれた話も知ってるしな・・・。

え?『チェーンもつけて、盗難も予防しているから大丈夫。』そりゃ、あーた、貴重品中に入ってますって、教えているようなもんっすね。

そんなことよりも、バッグに鍵かけてセーフティボックスに預ければ終わりっす。貴重品入れの鍵、無くさないようにしましょうね。
まあ、それより、大事なものをイッパイ持っているときには、真っ当な宿を選びましょう。
トラブルに在った時の対応が違います。

レストランやビーチでナンパされて、一人でバリに来て、彼の紹介してくれた安い宿なんかに泊まるときはね、貴重品持ってきちゃいけません。

初めから、彼だって、あなたの貴重品狙っているかもしれませんよ。

宿の兄ちゃんと山分けなんてこともあるかもしれません。兄ちゃんにコミシ払って、自分の懐に入れていている悪人もいるんです。バリって、そういう国なんです。
楽しむのはいいけどね、誰も信じたらいけません。

◆◆◆ 手動金庫への正しい貴重品の預け方 ◆◆◆

おおっ、正しい両替法に続く、必殺技・・・???
●貴重品は、鍵の掛かる入れ物に入れて、鍵を掛けて預ける。

●それでも心配な人は、預ける貴重品の額を記したメモを二枚用意し、一枚は貴重品と一緒に入れる。もう一枚は、スーツケースなどに入れておき、トラブルに遭ったときに文句を言える証拠とする。

●このセーフティボックスは、『安全ですよね』と、預けるときに、念を押す。兄ちゃんも、自分がやったと思われると困るんで、そういう客のには手を出さないっす。顔覚えられたと思うと、やはり、『この客は辞めておこう』と思うのが人情っす。名前を聞いて、金額を書いたメモに名前を書きとめておくのもいいですね。

一番いけないのは、兄ちゃんとは目も合わさず、高圧的な態度で、ブタサイフをポンと渡したりする客ですね。

兄ちゃんは、貴重品手渡されたときに、サイフの厚さとか、札が横から見えたりするのをチェックしているっす。人間も見ているっす。『金が無くなってても、一万円くらいなら、この子は騒がない』と、あらかじめ、ターゲットを選んでいるんです。

『鍵掛けて、一声かけてセーフティボックス』
おお、これっすね。バリ歌留多に加えておこう。

●心配な人は、セーフティボックスから出す時に、貴重品の金額を書いたメモを取り出し、兄ちゃんの前で数える。これっすね。決定的っす。ここで金が足りなかったら、『マネージャーを呼んでくれ、警察を呼んでくれ』などと騒ぎます。

小額なら、チェックアウトまでに出てくるか、金がサイフにコッソリ戻されている可能性もありますからね。ま、面倒ですけどね。

とりあえず、証拠が無いからという理由で泣き寝入りしている日本人が後を絶たないんじゃないかと思います。奴らも、騒がれたりしたことないんで、また、繰り返すんです。
こういうときに、毅然とした態度を取らないから、また抜かれるんです。

被害にあったのに、騒がないアナタが一番悪いっす。そんでもって、いい宿なのに、悪い噂を流してしまい、客が離れてしまい、宿がますます荒れてしまうってこともあるんです。

バリには、宿がイッパイあっても、いい宿は少ないっす。アナタがサイフのまま、金を預けたおかげで、いい宿が悪い宿になってしまうんです。

宿の兄ちゃんを犯罪者にしないためにも、貴重品を預ける時に鍵を掛けるのは、海外での最低のマナーだと思ってください。

ああ、でも、アナタ、自分で金を抜いたのに、メモの金額修正しないで、『金が少なかったから弁償しろ』などと、騒がないで下さいよ。恥ずかしいですからね。それって、性質の悪い人たちみたいじゃないですか。はぁ。そういう、勘違いのコも多いんだよねー。日本人って。たはっ。

まあ、アタシ的には、笑わせてもらって、ネタに困らなくていいけどさ。読者様も期待しているみたいだしさ。うふふ。

◆◆◆ 室内のオートロック式金庫は安全 ◆◆◆

どうなんでしょうねー。番号忘れちゃう客がいると、宿の人は解除できるらしいですからね。
それって、アナタがいなくても、鍵を開けられるってことじゃないですか。
だから、これも、信じたらあきませんよ。文明を信じたアナタも悪いっす。

心配な人、金が無くなるのが嫌な人はさ、オートロック式の金庫であっても、鍵掛けてから、入れたらどうっすか?自分でも危機管理をして、リスクを最小限にするのが大人っていうもんです。

そこまでやっても、盗まれたのであれば、運が悪かったんです。
海外旅行には、そういうリスクもあるんです。その辺理解して、外国を旅しようね。

そんなときでも、盗まれる額が、小額なら、諦めもつきます。必要もないのに、40万円とか持って歩いているオヤジがいるみたいです。若造共に囲まれて、脅されて、現金全部取られた話もあるんです。ああ、バリじゃないですけどね。太ももいきなり刺されて、バッグごと取られた人の話も聞いた事在ります。人間追い詰められている人は、何するか解んないっす。

バックごと盗まれても3万円位なら、『ケガもしなくて、運がヨカッタ』と思う事ができるじゃないですか。第一、それ以上、必要ないっすよ。なんでそんなに持ち歩いているんだろう???謎だわぁ。

◆◆◆ お友達は、信用できる人なの? ◆◆◆

そういえば、今まで、宿の兄ちゃんばかりを疑っていましたけどね、アナタと同室のお友達は大丈夫なのかしら?
『金が無くなるセーフティボックスの噂』を悪用して、アナタのサイフから、一枚抜いているかもしれないわ。インターネットで知り合った友達で、会うのは今日が初めてなんて場合も、最近はあるからね。あーゆーふうに、ネットで気軽に同伴者を募集するのも楽しくていいけどね、リスクもあるんじゃないかなぁ。

疑いたくないけどさ、可能性が無いとはいえないよね。その辺、どうだったの?

それもこれも、アナタが、サイフを裸のまま、共有のセーフティボックスに入れたからなのよ。

初めて一緒に旅するお友達だからこそ、『外国では、いつもこのようにしているから』といって、鍵の掛かるバッグに入れて預けたらどうかしらね?

自分の金は、自分の責任で管理するのが、大人の旅だとアタシは考えます。

◆◆◆ 大金を持ち歩かないためには ◆◆◆

とりあえず、お金を100万円以上貯めましょう。シティバンクの口座にぶちこんでおけば、国外、どこに行っても、現地通貨を手数料無しで引き出せます。

大金を持ち歩かないので安全だし、欲しいものだって、その場で、現地通貨で引き出して買えるので便利です。

これが、預金額100万円を切っているとどうなるかもお話しましょう。
外国のATMでお金を引き出す手数料が1回辺り200円程度らしいです。

バリのATMで、1回につき引き出せるお金の上限は、1,250,000ルピアまでなんです。

3,000,000ルピア(1円=76ルピアのレートで約4万円程度)を引き出すには、3回手続きを繰り返さなければなりません。そして、手数料は3回分で約600円も取られてしまうということになります。

だったら、現金を持ってきて、バリで両替しようなんて、考えちゃったりするんですよね。でも、それが危険だって言ってるんです。

アナタが本当にケチだったら、まず、100万円貯めましょう。旅行好きなら、それが、一番快適っす。

◆◆◆ 宿代を最初に払ってしまう ◆◆◆

ま、パック旅行の方とかには関係ないですけどね。宿代の払い、最長17日泊まっていたときには、前払いしました。現金を持っていると不安ですからね。セーフティボックスに金預けていたら、毎日一枚ずつ抜かれて、知らない間に、ゼロになってたなんてこともあるかもしれませんよね。

最初に高額の支払いをして、身軽になれば、まあ、トラブルに合っても、被害額が小額になるので、慌てる事も少なくなるってワケです。
それだって、鍵かけてましたよ。当たり前っす。

アタシ達の場合、常宿だったんで、前払いでも構わないんですけどね、一元さんにはオススメしないです。バリの宿は、思いのほか問題もあって、フリー旅行の場合、宿を替えたいと思う事も多いんです。

そんなときでも、前払いしてしまったりすると、金を戻してくれないということもあるんです。
あれにはビックリしましたけどね。初めての宿では、前払いは厳禁っす。

二ヶ月とか長期で滞在する方は、大家さんも、あんまり家賃を貯めると逃げられないのか心配になりますからね、10日に一回くらい、定期的に、小出しに払ってあげるのがいいと思います。

初めての所でなくて、宿のこともイロイロ調べて、もう引っ越したりしないっていう人は、まあ、先に払ってもいいと思いますけどね。とりあえず、零細の安宿の場合、金渡すと、スグに使っちゃうもんで、もう返してもらえないということは知っておいて下さい。

自分の旅のスタイルや、宿の格に併せて、リスクが最小になるように、自分で考えてみましょうね。
うーん。Rica’s Barには、考えさせられるね。うふふ。

あっ、関係ないですけど、宿代を前払いしたときには、領収証を必ずもらい、貴重品と一緒に預けておきましょう。ウチも、前払いしたとき、チェックアウトのときに、また払えと言われた事がありました。おいおい。それはないだろう。

領収証を見せて、その場は解決しましたが、アナタが領収証を無くしてしまった場合、最悪もう一度払うなんて可能性もあるんです。

いい加減な国なのよねー。バリ人は何でも忘れちゃうしさ。アナタがシッカリしないとね。

そんじゃ、良い旅を。

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