◆◆◆ 両替でいつも誤魔化される人の為の、正しい両替講座 ◆◆◆
アナタ、トロイですねー。両替にはね、コツがあるのよ。
あー、アタシ、なんでこんなことまで書かなきゃいけないんだろうっ。はぁ。やっぱ、イイ人なのかなぁ。
両替しているとき、いつもパニックになる人、ちょっと読んでみてね。
◆◆◆ 両替って、どうやるんですかぁ? ◆◆◆ ガイドブックに書いてある記事だけじゃ、なんか不安。
バリには、何度も行っているけど、いつも、お金を誤魔化されている気がするアナタっ。
ボンヤリしている、アンタも悪いっ。アンタみたいな人がいるから、日本人が、甘く見られるのよね。ったく。
一度覚えてしまえば、世界中で使えるスキルですからね、キチンとマスターしましょうね。まず、マイ計算機、ペン、メモ用紙、封筒を用意しましょう。
◆◆◆ 初心者は、まず、一万円からスタートする ◆◆◆両替するときに、いくら両替しようか考えますよね。
初心者なんでしょ。とりあえず、一万円にしたらどうですか?
キリがいいっすからね。両替しようと思っている日には、封筒の中に、あらかじめ、一万円札を入れておきます。
◆◆◆ 両替店って、どこにあるんですか? ◆◆◆
バリ島の中には、そこいら中にあります。道歩いていると、国旗がイッパイついた、白い看板が立っている店がありますよね。
あれは、ぜーんぶ両替店です。
どこでも、両替ができるんです。便利っす。でも、レートが高い店と、安い店、それから、コミッションを取る店と、取らない店があるんです。要注意っす。どうして注意が必要かといえば、誤魔化しがあるからです。
◆◆◆ どうすれば、レートが高い店を探せるんですか? ◆◆◆
アナタ、素人ですねー。はは。海外旅行とか、辞めといたほうが、いいんじゃないっすか?
ま、折角来てくださったんで、こっそり教えてあげますけどね。他の人に聞いたりしない方がいいっすよ。恥ずかしいっす。まず、道に出ている看板に注目します。
看板には、現在の両替レートが表示されています。日本国旗の横の金額は、いくらと表示されていますか?
(2001年11月頃で、83.5ルピア程度なんで、今日は、この金額をベースに使います。)当然ですけどね、お店によって、両替のレートは違います。ですから、この金額が、84.3だったり、82.7だったり、85.1だったりするわけです。
周辺のお店をチェックしてみると、
●A店 83.5
●B店 84.3
●C店 82.7
●D店 85.1という結果でした。どれが一番レートがいいか解ります?解らない人は、下も読もうね。
この表示金額は、1円をルピアに両替すると、いくらになるのかが書いてあります。
ですから、A店の今日のレートは、1円83.5ルピアということになります。一万円を両替すると、835000ルピア(10000円×83.5ルピア)で、
A店では、835000ルピアの両替ができるということです。B店では、この表示金額が、84.3ルピアとなっているので、1万円は、843000ルピアで両替できます。
アナタは、A店で交換するよりも、B店で交換する方が、8000ルピア得する事になります。
なんか、スゴーク得した気分になりますね。(100円程度ですけどね。うふふ)逆に、C店では、827000ルピア、D店では、851000ルピアになります。
一番レートの高い店(D店)、一番安い店(C店)では、24000ルピアも差額があるんです。一万円両替するだけで、300円も差が出ちゃうんじゃ、やっぱし、レートのいい店で両替したいと思うのが人情です。すなわち、表示金額が、大きい数字の店ほど、レートがいいってことですね。
ここまでは、ガッテンしていただけたでしょうか?ガッテン、ガッテン、ガッテン。
◆◆◆ レートが高いからといって、安心しちゃいけませんよ、お客さん ◆◆◆
どーして、みんな、両替で誤魔化されてるか解ります?
店員が、金を誤魔化せる仕組みがあるからです。
それが、コミッションです。両替店を決める前に、看板のどこかに、NO COMISSON(ノーコミッション)という言葉があるかどうか、探します。
おお、あるある。NO COMISSONと書いてある。でも、ここは、レートが悪いんだよなー。
あれっ、こっちは書いてない。レートがスゴクいいのに。
●A店 83.5 NO COMISSON
●B店 84.3 非表示
●C店 82.7 NO COMISSON
●D店 85.1 非表示どうしてだろう?
◆◆◆ NO COMISSONと書いてなければ、コミシを取られるのが普通 ◆◆◆
特に、クタや、サヌールでは、悪質な両替兄ちゃんがイッパイいるからね、十分に気をつけようね。
クタの両替屋には、マジアタマに来たもんなー。
そんなこんなで、クタ、サヌールは、コミッションの明記に要注意っす。UBUDエリアでは、あまり、コミッションは見たこと無いけどなー。ま、気をつけるに越した事はないので、とりあえず、チェックするようにしましょうね。
◆◆◆ そんじゃ、両替額は、どうやって計算するの? ◆◆◆
コミッション%が看板に表示されていない場合には、店の人に、いくらなのか、聞かなくちゃいけません。面倒臭いっしょ。
奴等も、金を誤魔化すために、わざと高い金額(いいレート)を表示して、コミッション取る事にしてるわけです。
コミッション、5パーセントって言われた事あります。アタマに来たから、両替しないと言うと、2パーセントとか値下げしてきたりします。でも、奴等も、赤字では、両替しないですからね。どっかで、金誤魔化そうとします。そういう店は、初心者向きではないのです。
兄ちゃんに、両替レート聞くのが面倒で、細かい計算もしたくない人は、多少レートが悪いように思えてもNO COMISSONと看板に書いてある店を選びましょう。
◆◆◆ コミッション金額を聞いて、計算してみる ◆◆◆ とりあえず、コミッションの計算のことも知りたいひとは、ここも読む。
●A店 83.5 NO COMISSON
●B店 84.3 非表示 コミシ3%
●C店 82.7 NO COMISSON
●D店 85.1 非表示 コミシ5%調査の結果、コミシ金額が判明。ここで、10000円を、それぞれの店で、いくらで両替できるのかを計算してみますね。
紙にちゃんと書いて、計算すると、慌てたり、間違えたりせずに金額を確認出来ますよ。格好つけないで、地道にチェックするのが、両替で得するコツなんです。
店名 表示
レート コミシ1万円両替額 コミシ金額
(1万円当り) アナタがGET
できる金額●A店 83.5 0 835000ルピア0 835000ルピア●B店 84.3 3% 843000ルピア25290ルピア 817710ルピア●C店 82.7 0 827000ルピア0 827000ルピア●D店 85.1 5% 851000ルピア42550ルピア 808450ルピアどうですか?A店が、結果的に、一番レートがいいってことになりましたよね。
え?どうやって計算したか解らない?そういう人は、下も読む。
◆◆◆ コミシを差し引いた計算の仕方 B店の場合 ◆◆◆ まず、紙に書こうね。今日のレート。
B店 1円84.3ルピア。(←紙に書く)
アタシは、1万円両替したい。
84.3ルピア×10000円=843000ルピア(←紙に書く)
次に、コミシの%と金額を計算します。
B店のコミシは、3%ですから、843000×0.03=25290(←コミシ25290と紙に書く)
843000ルピアから、コミシの額を差し引きます。
843000-25290=817710ルピア(←紙に書いて、○で囲む)
どうですか?この程度の計算、できるでしょ?え?難しい?
そういう人は、ノーコミッションとハッキリ書いてある店の中でレートがいい店を選んで両替しようね。確実で安心っす。あ、この方法をマスターしたい人で、いきなりだと自信無い人は、練習しておこうね。
海外で、両替屋を前にすると、パニックになっちゃう人って、マジいるんですよ。カンタンな計算っすからね、10000円、5%のコミシで、85.9ルピアの場合とか、74.3ルピアの場合とか、イロイロな数字で計算して、慣れておけば、失敗はありません。ホントっす。自信が無い人は、努力でカバーです。
最後の方に、練習問題も作っておきましたからね。練習したい人は、全部計算してみよう。(うーん、実践的。)
この、紙に書いて○で囲んだ金額は、この先、兄ちゃんと両替の交渉するときのベースになるんです。言葉通じないんですから、メモを甘く見ちゃいけません。もっと、早い計算方法も、モチロンあるし、アナタはそれも解っていると思います。でも、バリの兄ちゃんにも、キチンと筋立てて金額を確認するときには、この紙が重要になってくるっす。
◆◆◆ 両替店が決まったら ◆◆◆ 両替店を決めて、金額を自分で計算するだけで、結構時間かかっちゃいましたね。はは。
ま、コツは、レートがいい店(表示金額が大きい店)で、ノーコミッションであれば、そこで決めてしまうとういのがいいと思いますよ。両替の差額なんて、僅かですから、貴重な時間を、買い物に費やした方が、賢い旅人と言えると思います。
両替店を決定したら、店に入る前に、メモ用紙に、1万円の両替の金額を書き込みます。
レート:83.5 × 100000円 =835000ルピア
と書けばオッケーです。その紙を持って、店の中に入ります。
理由は、店頭の表示額だけ、高くしていて、中のレートは、低い金額という店もあるからです。ホントっす。それに気づかないアナタも悪いっす。レートがいいと思って店を決めても、バリには、イロイロな誤魔化しがあるんです。店頭でも、レートと金額をあらかじめ計算し、メモに書いておけば、安心です。
金は店の中に入ってから出しましょう。
道端なんかで、サイフ広げてると、スリに狙われますからね。◆◆◆ なんか持っていったほうがいいものってありますか? ◆◆◆ マイ計算機っすね。やはり、『こっちもちゃんと計算して、金を確認するぞー』という意気込みを、両替兄ちゃんにも示さなくてはいけません。
それだけで、悪徳兄ちゃんも、『この人は、金を数えられる、誤魔化すのは、もっとトロイ子にしよう』などと、腹の中で思っているものです。
奴等だって、トラブルは避けながら、金儲けしたいんです。誤魔化されてしまう人は、店に入った時点で、『チョロイ』と思われてしまっているんです。ホントっす。
店に入ったら、毅然と、先ほどの金額を書いたメモと、計算機を両替の机の上に置きましょう。
あ、あと、封筒っすね。あらかじめ、両替する一万円を入れておきます。理由っすか?日本人は、大金持ち歩いている人が多いっす。
しかも、ぜーんぶサイフに入れていたりします。
店内にいる人は、みんな、サイフの中覗いてるっす。ホントっす。スリとかって、ゼッタイに、そういうのを遠くから見ていて、スキを伺ってますからね。まず、大金を持っていると思われないようにするのが大事っす。
封筒の中に、両替する金を入れておけば、サイフを両替屋で取り出す必要がありません。
しかも、両替し終わったら、両替してくれた金額を、封筒に入れればいいので、やはり、サイフを出す必要がありません。ルピア札は、カサバルので、この方法は、スマートだと思います。
サイフをどうしても使いたい場合には、大金用と、旅行用の二個のサイフを作ります。
そんで、旅行用の中には、小額(1ー2万円とクレジットカード)だけ入れて、バッグに入れます。
大金用は、セーフティボックスにしまっておき、持ち歩きません。ウチも、もちろんそうしています。被害を最小限に防ぐ工夫も自分でするのが、大人の旅行ってもんです。
◆◆◆ 次は、一万円とメモを差し出します ◆◆◆ 両替屋ですからね、言葉は、不要です。奴等も、自分たちで計算した金額を提示してきます。ちゃんとしたところだと、両替の領収書も必ず発行してくれます。
まず、自分のメモの金額と、奴等が提示した金額は、一致しているかを確認します。
当たり前ですけどね、この金額が違う店では両替しちゃいけません。
アナタも、もう一度計算機で再計算します。アナタも、計算間違いしていない、奴も、計算間違いしていない、だけど金額が違うって、変ですよね?
そうすると、コミッションがあるとか、いきなり言い出したりするんです。
ここで、キッパリと、店を出る覚悟が必要です。計算機と、お金、忘れずにね。
◆◆◆ 金額はオッケー、金が出てきた ◆◆◆ 一万円は、机の上に置いて、左手を乗せておきます。
理由っすか?後ろから盗まれたりするかもしれないじゃないですか?
カウンターの兄ちゃんが、回収して、ニセ札と摩り替えたりするかもしれませんよね。
とりあえず、両替で大切なのは、金を受け取って、確認して、オッケーするまでは、自分の金を回収させないことです。そうしないと、もし、金が少なかったりしても、トンヅラされちゃうかもしれないっす。ホントっす。
自分の金は、最後まで手放さないのが鉄則っす。◆◆◆ 金が出てきたら、金を数えます ◆◆◆ 金は、ゼッタイ自分でも数えます。このとき、両替する一万円は、自分の前に置き、計算機を乗せておきます。奴等が、手を伸ばしてひきあげようとしたら、手を前に出して、『待て』のゼスチャーをします。ここも、毅然としましょうね。ヘラヘラしていたら、金数えている間に逃げられたりしますよ。
小さい両替店だと、ぜーんぶ一万ルピア札なんてこともあります。ホントっす。
奴等は、日本人は、金数えられないと思ってるんです。835000ルピアですよ。1万ルピア札だと、83枚もあるんです。
83枚あるか数えなくてはいけません。
バリには、2万ルピア札というのもあります。
5万もあるし、10万ルピア札もあるんです。
金を数える時に、緊張したり、パニクッたりする人は、大金を数える練習もしておきましょう。
10000札ではムリでしょうから、1000円札や、メモ用紙などで、80枚とか、40枚とか、20枚とか数える練習を積みましょう。
大金を数える時には、まず、10万ルピアを束にしてまとめます。
5万ルピア札であれば2枚ずつ、1万ルピア札であれば、10枚、二万ルピア札であれば、5枚、混ざっている場合には、それぞれ、10万ルピアの束にします。
8束ありますか?ここで、封筒に入れちゃいます。
もしくは、封筒の下に札を入れてしまいます。理由っすか?数えた金を抜かれてしまうことがあるからです。奴等を甘く見ちゃいけません。封筒に入れてしまえば、さすがに引き抜けないですからね。
そして、こんどは、残りの金を数えます。
まず、万単位。そして、1000単位。
コミシを取るような両替屋は、小銭の端数がでますけど、小銭が無いということも多いっス。そんで、小銭を探すのにすごく待たされたり、その間に金誤魔化されたりする可能性もあります。
コミシには、マジ、注意してください。金が全部あったら、こちらの金を渡して、両替は終了です。
ここでホットせずに、計算機や、メモ用紙などは、忘れないようにチェックしましょうね。
ま、計算機は、日本ではカンタンに買えますけど、こっちのは、あまりオススメできないし、アナタは、旅の間、両替するのに不安が残って、楽しくないですからね。
◆◆◆ 金額が合わない ◆◆◆ このときが重要っす。もう一回数えます。誤魔化される時は、50000ルピア足りない事もあるんです。札一枚ですからね。
店員の目の前で、もう一度一緒に数えます。
10万ルピア、20万ルピア、と、数えていきます。そして、金がヤッパリ足りない時には、クビを横に振って毅然と『足りない』と言い張りましょう。奴等も納得すれば、お金を出してきます。オジャラも、そういうこともありました。奴は、50000ルピア、出してきました。
ホントっす。足りなくても、きちんと確認できれば、ちゃんと出してくれます。(当たり前)
それでも、お金は足りていると、店員が言い張った場合、アナタが計算違いをしているかもしれませんので、もう一度数えます。でも、やっぱり足りなかった時には、ルピアのお金を返して、一万円を持って、店を出て次に行きましょう。
両替は、いくらレートがよくても、薄暗くて、こ汚い店などでするより、レートが多少悪くても、イスがあり、冷房もある、明るい、ちゃんとした店でするのが快適です。結構時間がかかる場合もあるもんで、アタシは、そういう店をオススメしますけどね。
どうでしたか?あ、そういえば、金は、ちゃんと足りてるのに、足りないと言い張っている日本人も何人も見たことあるなー。あれは、あれで笑えるけど、ちと恥ずかしい。
それから、小さい額面の金額だと、奴等は、持ち合わせが無いなんてこともあるんです。1000とか、2000とかの、金が無いとかいって、スッゴク待たされたりすることもあります。ホントにないんっす。バリは、日本とは違うんです。
隣の店に借りにいったりして、更に待たされたりします。小額だったら、放棄するという手もあります。どうせ、20-30円ですからね。アタシは、金額が不足しているのに、小銭がないからという理由で、もらわないというのは、間違った考えだと思ってますけど、時間は限られてますからね、30円のために30分待たされたりするのも、ムダっすからね。そういう方法もあるってこと、一応、書いときます。ちゃんとした店構えの両替店で、客も入っているような店では、小銭が足りないってこともあまりありません。そんなこんなで、初心者は、割に、明るめで、冷房は入っているような店で、両替するというのもいいと思いますよ。
目先のレートに心を奪われて、結局5万ルピアも足りなかったなんてことになったら、あんた、やっぱ、トロイと言われても仕方無いっス。
奴等は、もう、何人もの、金数えられない日本人から儲けているんです。
でも、両替店で、金数えないアナタも悪いです。金数えられないアナタにも、責任があるっちゅーことです。どうぞ、両替の仕方、バッチシ覚えて、楽しい旅をしようね。◆◆◆ レートの計算練習問題 ◆◆◆ まず、計算機と、紙とペンを用意してね。
84.6 1万円両替 コミシ2%
78.5 2万円両替 コミシ3%
92.3 3万円両替 コミシ4%
68.9 35000円両替 コミシ 0
74.5 7000円両替 コミシ1%
100.2 25000円両替 コミシ2%
94.7 25000円両替 コミシ3%
88.6 15000円両替 コミシ5%
72.8 5000円両替 コミシ1%答え?自分で計算してみてね。はは。2ー3回計算すりゃ、自分で答え出せるでしょ。
そういう、自信が、いざというときに、アナタを助けるのです。どうか、自信の無い人、計算の練習と、金数える練習、甘く見ないで、くれぐれもやっとこうね。甘く考えている人が、被害に遭っているということ、お忘れなく。誤魔化されるのは、金の計算や数え方を知らない、アナタにも責任があるんです。
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