◆◆◆ 『UBUDで額縁を作りたい』 ◆◆◆
2002年7月28日作成
絵を買ったら、やっぱ、額の話も聞きたいっすよね。
アタシが、猿森裏番外地で、『バリの額縁は安い』と書いたので、結構質問がありました。

それから、新しい額縁屋さんもどんどんできています。
そんなもんで、UBUDの額縁屋さんと、注文のコツをお教えしましょう。うっふん!!

◆◆◆ どの位安いんですか? ◆◆◆

いきなり、聞きたい事を聞いてきますね。

まあ、日本よりは安価じゃないかと思います。誂えでも、半額位からあると思います。大きい絵になるほど、安価です。

でも、お客さん、日本での額縁の値段が、いくらかかるのか知ってるんですか?

価格を比較するときには、必ず、モノの相場というのを知ることから始めましょう。

インターネットで調べるとか、近くの額縁屋さんに行って、聞いてみるのが一番ですね。

◆◆◆ どうやって調べるのかよく解らないんですけど? ◆◆◆

おっしゃる通りっすね。
アタシも、額を作った事なかったときには、よく解らなかったです。
しかも、結構、ドキドキするんですよね。
お客さんが誰もいなかったりして、お店がシーンとしてますからね・・・・。

もう、買わないと帰って来れないんじゃないかって、心配になります。

ですが、心配はいりません。額縁屋さんは、暇には慣れていますから。

◆◆◆ まずすること ◆◆◆

額に入れる、絵を決める事ですね。

額縁の価格を知るには、絵の大きさが、どの位の大きさかという情報は、最低限必要となります。

それから、絵が何に描かれているかも大切です。紙に描いた絵なのか、カンバスなどの、厚みのある絵なのかによっても、額の材料が違ってきます。

ですから、『この絵』を額に入れて飾りたいという実物が、あると一番いいですね。
そして、もし、『今度、バリで買う予定だから、サイズがよく解らない』という方。その方は、『飾る場所』を考えましょう。

『この部屋の、この位置に飾りたい』と決めてください。
そして、最大で、どの程度の大きさならいいのか、サイズを測りましょう。

例えば、カレンダーなんかを参考にしてみたらどうでしょうかね?
絵に額をつけると、大体8-16センチ程度は、長さ・幅共、大きくなる感じです。

今やろうとしていることは、日本の額縁がいくらなのかを知ることです。ですから、必要なのは、絵のサイズです。

アナタが、バリ島から、スーツケースに入れて持ち帰るのであれば、スーツケースのサイズより、一回り小さ目のサイズにしておかなければなりません。その辺も、考慮に入れて、この程度の大きさの絵にしてみようと、『とりあえずの大きさ』を決めてみてください。そして、その大きさをメモなどに書き留めておきましょう。

◆◆◆ 額縁店に行ってみる ◆◆◆

お店の方に、『この大きさの額を作るとなると、いくらくらいかかるのでしょうか?』と、聞いてみます。

そうすると、お店の方は、『どの縁にするのかによっても、値段が変わってくる』と教えてくれます。

ですから、アナタは、店の中に展示してある、沢山の縁のサンプルの中から、気に入った縁を選ばなければなりません。

左の写真は、紙に描かれた作品用の縁です。
下の写真は、油絵用の縁です。

何が違うのかというと、縁の厚みが違うのです。
そして、縁の厚みは、そのまま、お値段にも反映します。
縁が厚い額は、当然にお高い。縁の薄い作品は、かなり安価から作れます。

あとは、絵とのバランスや、お部屋のカラーコーディネートなどを考えて、お客様のセンスで、選ぶということになるのです。

額縁のお店が、良いか悪いかというのは、【額縁の品揃】えで決まるとも言えますね。沢山の中から選べるお店というのは、お客様の満足感が違います。

お店の方だって、縁の在庫を抱えておくので、沢山の品物をストックするのに金がかかります。

ですから、日本でも、バリでも、この縁が、良い木を使っているのかとか、品揃えが沢山あるのかなどによって、お店の格というのが、違ってくるということも知っておきましょう。

でも、いい材料で、イロイロ選べるお店は、そうで無いお店よりも、運営コストがかかります。ですから、ちと、お高くなってしまうというのも、要チェックです。

◆◆◆ 額縁屋さんでは、サンプルは、壁に展示 ◆◆◆

この、壁に展示してある額縁のサンプルは、

マジックテープなどで貼ってあり、壁から取り外す事ができます。

ですから、お好きな縁を、自分でペリっと剥がして、

絵に合わせてみましょう。

金箔が貼ってあるのは、そうで無い縁よりも、当然に高いっす。

↑油絵用のマットと縁と、絵を重ねてみた時。

↓水彩や、パステル画などに使うマット

◆◆◆ 次には、マットをどうするのかを決めます◆◆◆

『マットをつけるのか、つけないのか』それを決めなければなりません。マットというのが何かを知らない人には、最初に説明します。

マットは、絵とガラスが直接接触するのを防いでくれます。

絵とガラスが直接接触すると、ガラスに、絵の具が貼りついてしまい、ガラスから絵を剥がそうとした時に、絵の具がガラスについて、絵が傷んでしまったりすることがあるのです。

パステル画や、油絵なんかは、特にそういうことがあります。

絵 ⇒ マット ⇒ ガラス

マットは、ガラス面と絵の間に挟みますので、絵の見栄えを良くするとともに、絵が傷むのも防いでくれるのです。

絵を保護するために、額に入れるのですから、アタシ的には、マットは入れたほうがいいと思いますね。
普通は、マットもつけるのです。

でも、お金を節約したい人は、マット代を節約しますね。

お店の方は、マットを強要することはありません。あくまでも、お客様が、どうするのかに従います。でも、聞かれたら、何がベストなのかは教えてくれます。

ですから、絵がどんな画材で描かれているのかを伝えて、相談するのが一番です。

前にも描きましたが、バリ島では、アクリル画が主流です。

ですから、『アクリル画のカンバスに描かれた、○センチ×●センチの作品なんですが、どのような額がいいでしょうか?』

と、具体的に相談するのが、一番ですね。

油絵用のマット

◆◆◆ マットを選びます。 ◆◆◆

左にあるのは、油絵用のマットです。

油絵は、長期的な耐久性がありますから、マットも、カンバスで作られており、一度作ったら、何十年も、展示が可能な品質の額を作るのが普通です。だから、その分、高くなります。

水彩画などは、マットも、紙や発泡スチロールのような素材で出来ており、額そのものも軽く、気軽に飾れる感じに仕上がります。

スーツケースに入るくらいで、なるべく薄く作るのがいいと思います。安いし。

でも、大好きな絵だから、高くても、自分の気に入った額に入れたいという方は、少し奮発しましょう。

絵も喜んで、ますます、輝いてくれることでしょう。
あ、絵より額の方が高いということは、よくあります。念のため。

◆◆◆ 油絵の額のサンプルです ◆◆◆

壁から縁をペリっと剥がすと、このようになっています。
裏には、縁の番号と、値段が書かれていることが多いです。
裏に値段の表示が無い場合には、お店の方に聞かなければなりません。

お店の方は、価格表などを広げて、値段を教えてくれます。

大体、1メートル当たりいくらかという値段になっているはずです。

ですから、アナタの絵のサイズが、縦30センチ×横20センチだとすると、外周は(縦+横)×2=1メートルということになります。

そして、6センチ幅のマットを間に挟むと、
(縦36センチ×横26センチ)×2=124センチ
ということになります。

縁を作るには、上記の長さにプラスして、角になる部分など5-6センチ余分に必要になりますので、大体、130センチ程度の長さが必要という計算になります。

ここで、大体の金額をお店の方に聞いて、驚きましょう。

『そんなにかかるのであれば、もうちょっと考えます』などと、俳優さん並の演技をしなければなりません。

でも、まあ、日本で額を作ると、いくらくらいなのかという相場は、知ることが出来ると思います。

◆◆◆ マットはイロイロある ◆◆◆

ちゃんとした画材店であれば、マットにも、イロイロな色やメーカーがあるのです。

ですから、実物の絵を持ち込み、何色のマットが絵を引き立たせてくれるのかとか、お部屋にマッチするのかなど、絵と縁を合わせながら、お店で、額を選ぶというのが、普通です。

この流れが解っていれば、逆に、絵そのものがなくても、サイズさえ解れば、お店に行って、額の縁とマットを選び、バリで額だけ作ってもらう事も可能です。

絵のサイズは、間違いなく計り、縦と横、厚さを紙にきちんと書いて、お店の方に渡せばオッケーです。

マットには、セロテープなどで 絵を貼ってしまうのが普通です。

マットは、大体7センチ程度のをつけるのが普通のようです。あとは、絵のサイズを見て、バランスがよければいいですね。

特に、決まりはありません。

マットが広いと、絵が引き立つ場合が多いですが、その分、額縁代も高くなります。ご予算と相談して、ご自分で決めてください。

持ち帰ることなどを考えると、5-6センチでも良いんじゃないかと思います。

あとは、額縁屋さんで、直接見てから決めましょう。

◆◆◆ ちゃんとした額縁屋を選びましょう ◆◆◆

この後、バリ島で、絵を買って、額縁屋さんに行こうと思っている方は、イロイロと注意が必要です。

まず、ちゃんとした額縁屋さんを選んでください。
アタシもね、バリの額縁屋さんに頼んだ事あったんです。
もう、大損でしたね。

他のお店で作り直しました。ホントっす。信じられないっす。
マットの位置は、間違っているし、依頼した額とは全然違うデザインだし、絵は汚れてしまうし。最悪でした。

デポジットを5000円支払い、トータル一万円で注文したのですが、あまりにもひどい出来だったので、額はいらないので、金を返して欲しいと頼んだのですが、もう使ってしまっていたため、やむを得ず、残りのお金は支払わず、品物を受け取りました。
この額は、バリの画家にあげてしまいました。

まったく、ひどい出来でした。
でも、オヤジが『同じモノが作れるから俺に任せろ』などという言葉を信じたアタシも、悪かったんです。
バリ人は、なんでも『出来る』といいますので、まあ、勉強料ってことで、いい経験だと思っています。この手の話は、他にもいくらでもあるからです。

この他にも、木も粗悪で虫がいたり、十分に乾燥していない材料を使って、ガラスやフタをして、密閉すると、絵や、カンバスの木にもカビが生えたりもしてしまうのです。

額には、もともと、絵を保護するという役割もあるのですが、バリの方は、そのことが解ってないんです。

ですから、絵の見栄えをよくすることばかりで、裏のフタも無いし、マットも無いし、無駄に重いしみたいな、とんでもない額になってしまいます。日本人の方で、日本で飾りたい方にはオススメしないっす。
まあ、バリっぽい彫刻の額が好きという方もいますので、それはそれで構わないんですけどね。

額には、絵を保護するという機能があることや、絵を長期に汚さないで展示するということなども、念頭に置いて、額縁を選ばれることをオススメします。

◆◆◆ バリの絵は四角くない ◆◆◆

バリで買った絵は要注意っす。
カンバスが四角くない場合もあります。

作家さんが自分で作ったりする、雑なカンバスは、見た目が四角でも、長方形じゃなくて、わずかに台形だったりするんです。

そういうときには、サイズだけ渡しても、完成した額に絵が収納できないなどというトラブルが起きますから、バリで買った絵であれば、額縁店には、必ず現物を持参されることをオススメします。

アタシも、バリで買った絵を日本で誂えた時に、四角くないから、ピッタリ合わせて作らなければならないので、高くなると言われたぜっ。ボリやがって。

◆◆◆ ガラスをどうするのか ◆◆◆

バリから持って帰ることを考えると、ガラスは入れないで作ってもらうというのがいいと思います。
理由は、こちらのガラスは粗悪な(低い温度で作っている)ので、割れやすいのです。ガラスそのものは安価なんですけど、怪我したり、気に入った絵が破損したりすると、ものすごく高いことになってしまいます。

そんな粗悪な品を持ち帰るのに気を遣って疲れるより、いっそ持ってこない選択をするべきです。

ですから、ガラスだけ、パッキングして手で持ち帰るより、日本に帰ったあとで、アクリル版をカットしてもらう方が良いんじゃないかと思います。

バリで、アクリル版の額を購入する事も可能ですが、このときには、大きいアクリルの板を一枚買わなければならないようです。

額をいくつもお作りになるのでしたら、それでもいいと思いますが、小さいの一個だけとかの場合には、高くついてしまうと思います。アクリルの板は、1メートル×2メートルで2500円程度でした。(2002年8月現在)

ですから、中型の額を4-6個程度作るのであれば、まあ、バリで求められたほうがいいと思いますが、小さい額一個の為に、アクリル版代の2500円を払えと言われるのは、なんだか不本意ですもんねぇ。額縁代よりも、アクリル板の代金が、ぜんぜん高くなってしまいます。

日本のアクリル版がいくらなのかは知りません。東急ハンズやDIYのホームセンターの大きいお店、日本の額縁店には、アクリルをカットしてくれるサービスがありますので、近くにある方は、事前に、値段をチェックして、現地で比較されるといいと思います。(DIYのアクリル版は、キズがついていることがあります。念のため。額縁屋さんの額は、ちょっと高いと思うかもしれませんが、全然汚れなくて、絵を飾るのに特化されているんじゃないかと思いますね。素晴らしいです。)

そういう、便利なお店が無いというド田舎に住んでいる方は、電車賃も高いので、バリでアクリル板もつけてもらったらどうかと思いますね。額があるのに、アクリル板だけを買いに行くというのが面倒で、折角買った絵が飾れないなんてことにならないようにしてください。

まあ、アクリル板だったとしても、大きいサイズになると結構重いので、荷物的にも、日本で作る線で買う方がいいとは思いますけどね。あ、でも、裏のフタは、ゼッタイにつけてもらってください。(絵の保護の為)
それから、ヒモをつける金具もつけなければなりません。

バリで額を頼む場合には、全てが注文なので、日本の額縁のように、自動的についてくるということはありません。忘れずに、自分で頼まなければなりません。

サヤ マウ トゥトップ(フタが欲しい)

サヤ マウ パサン タリ(ヒモをつけたい)

ティダッ マウ カチャ(ガラスは要らない)

などとゼスチャーを交えて言えば、通じると思います。

◆◆◆ 日本で安価に額を買いたい ◆◆◆

日本で安価に額を買おうと思ったら、日本の規定サイズのカンバスに描く事なんです。

日本人で、趣味などで絵を描いていらっしゃる方の多くは、カンバスは、画材店などの市販の品を求めます。

市販の規定サイズのカンバスであれば、その絵を持っていくと、出来合いの額に、スポっと収納して、すぐに飾る事ができるのです。

なぜ、規定サイズの額縁が売っているのかといえば、額縁屋さんは、暇なので、時間のあるときに、手持ちの材料で、規定サイズの額をボチボチ作っているんです。しかし、普段は高すぎて売れないので、狭い店で場所もなくなってしまうと、バーゲンをして、在庫を現金に替えようと考えます。

そうすると、20-50%オフ程度の値段で、規定サイズの額縁を買うことができるのです。ですから、画家さんたちは、バーゲンでだけ、額縁を買うという構図が出来上がり、定価の額は、ますます売れなくなってしまうのでした。

ですが、バリの絵には、規定のサイズのカンバスはありません。

適当に作ったカンバスに、適当に描いているので、そういう額は、日本ではすべて誂えになり、超お高いことをいわれてしまうという結果になるのです。特注品ですから。

バリで買った絵は安いですが、特注の額は、メチャンコ高いという結果になりますね。はは。(←ウチの親)

ですから、日本の額を安価に手に入れたくて、頻繁に、バリに来る方は、日本で、規定サイズのカンバスを買い、バリに持っていき、画家に、『これと同じ絵をこちらに描いてくれ』などと頼む案もあります。でも、その絵がアナタの気に入るかどうかは、アタシには解りません。ま、そういう方法もあるってことで、知っておいてください。

◆◆◆ 額がついている絵はどうすればいいのか? ◆◆◆

アタシのオススメは、ギャラリーなどで、絵についている額で、ガラスも、裏フタも無い品であれば、額の受け取りを拒否して、値引きしてもらい、ちゃんとした額縁屋で、絵を保護できる品を買いなおすという方法です。

まあ、油絵やアクリルの場合、絵が強いので、ガラスや裏フタが無くても大丈夫という人もいます。

バリにいると、湿気が多いので、逆に、カンバスを密閉しない方がいいという話もあります。

ですが、日本で飾るのであれば、どちらもつけたほうがいいと思います。絵をそのまま長期間展示すると、絵の表面が薄っすらと汚れてきて、絵の色が暗くなってくるからです。すすけてくるって奴ですね。モチロン、ヨゴレは、落とす事ができます。でも、絵やバリの粗悪なカンバス布を傷めてしまう可能性も大ですね。

ガラスで保護してあれば、絵は、かなり良好な状態で、表面の色もそんなに汚れたりはしないです。

長期に、ラクなお手入れで、ずっと輝いてくれるのです。
カンバスの裏も、裏フタでカバーしてあるので、ホコリもたまらないし、額の裏のホコリを払う程度のお手入れですみます。

バリ人は、『油絵はフタやガラスが無くても大丈夫』と、キッパリいいますけど、そりゃ、大丈夫ですけどね、もう、ホコリだらけで、ドロドロっていう絵も、イッパイ売ってるんです。アタシも、うっかりしていたら、蜘蛛に繁殖されていました。

しかも、アンティークといいながら・・・・。たはっ。

◆◆◆ 額縁作りは、急がせる ◆◆◆

あれっすね、必ず、『明後日帰る』などといい、急いでもらうことをオススメしますね。

そうしないと、一ヶ月経っても出来上がらないってこともあります。

まあ、額縁は、一週間滞在するとしたら、なるべく早い時期に行くべきですね。

初日に絵を買い、次の日辺りには、もう、額縁屋に行ってください。そんで、絵を預けて、『明々後日帰るに帰るので、明後日までに作ってくれ』などと頼むのがコツです。

いざ、額がUBUDに来ても、額に絵が入らないこと、ありますよー。(特にカンバスの絵の場合)

ですから、どうぞ、そういうことも考慮に入れて、早めに注文する。絵がちゃんと入らなかったら、受け取らないなど、キッパリとした態度で注文しましょう。

◆◆◆ 細密画などの絵の額 ◆◆◆

バリの伝統式絵画とか、ポンゴセカンスタイルのような、絵に空白がなく、暗い色がビッチリと描かれている絵は、思いのほか、部屋が暗くなります。

ですから、額縁は、金張りなどの、豪華な色、そして、マットは、アイボリーやホワイトなどの、明るめの色にするのをオススメします。

ある程度のお値段の絵は、ある程度の額に入れてこそ価値があるのです。ですから、絵ははりこんだのに、額をケチっては、自慢したときに、逆に恥ずかしいことになるかもしれません。

ウチは、バリの絵は、全部金箔の貼ってある額に入れています。

部屋には合わないと思いがちですが、デザインもイロイロあるので、絵を邪魔しない、シンプルで豪華な額(どんな額だっ。)をつけてあげましょう。

嫌、別にいいんですけどね、アタシの絵じゃないですからね。

でも、見栄えが、全然変わってしまうのです。黒檀などの暗い額も多いですけどね、そんなのより、全然絵が輝いてきます。

有名な画家の作品であれば、そのまま、美術展などに貸し出せますしね。

ちなみに、アタシの銅版画や水彩画などは、木のシンプルな枠に入れてます。絵に近づいて、ジっと見たりするときに、額が絵を邪魔しないようにしているのです。絵によって、額縁を替えるというのは、当然ですけど、とりあえず、バリの細密画系の絵の額は、豪華にをお忘れなく。

◆◆◆ オススメの額縁店 ◆◆◆

オジャラの一押しは、ウインザーニュートンのお店です。(上の方に、店の写真を載せています。

 しかし、こちらは、額はデンパサールで作っているので、四角くない油絵がちゃんと入るのか、アタシは、かなり心配もあります。ですから、時間に余裕がある方向けです。時間がある方には、立地、完成度ともに、こちらをオススメしますね。

【行き方】プリアタンの通りで、タガスの集会場(信号)から、プリアタン方面に200メートル位行った、右側です。(上の方に看板を出しておきました)車などの流れを考えると、パサールから、メインストリートを行って、突き当たったら右に折れて、タガス方面に向かう方がいいかもしれません。かなり、タガスに近づいた頃の左側です。

途中に、もう一件額縁屋がありますので、そこと間違えないようにしてください。その額縁屋では、アタシは作った事ありませんので、コメントは控えます。

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もう一件は、パノラマというお店です。こちらは、足がある人向けです。バイクなどをお持ちか、ベモなどに乗る、もしくはタクシーなどで移動できるのであれば、パノラマというお店を探してください。

プリアタンの道を、アンドン方面にずっと行くと、右手に、黄色い看板の建物(電気店)が見えてきます。この、黄色い看板の斜め前辺りにあります。

外から、額縁のフレームが見えますから、ゆるゆると走って、額縁が見えたら、止まって見て下さい。UBUD中心から徒歩は辛い距離っす。
こちらでも、額を作った事があります。両方とも、満足する出来でした。

どちらの店の兄ちゃんも、白人さんの額をたくさん作っていますから、最低でも英語は話せるはずです。もし心配な方は、ある程度意思疎通のできる、バリ人のお友達と一緒に行きましょう。

そんじゃ、いい額縁が作れるといいですね。どうぞ、よい旅を。

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