◆◆◆ UBUDでのレイプ事件と、読者様の不安を考える ◆◆◆
2002年4月5日作成

結局友達に総スカンされてしまい、一人で来る事になってしまった淑女のみなさん。
レイプ事件の記事を読んで不安だけど、もっと、突っ込んだ話を知りたいと思っているアナタ。

どう考えればいいのか、まず、冷静になりましょう。

いくつかご質問を頂きましたので、その質問をベースに、この事件を考えたいと思います。
(メールの質問をネット上で公開する事は、既にご本人様に承諾を取っています。)

◆◆◆ とはいってもね ◆◆◆

アタシは、UBUDに住んでいるというだけで、別に、被害者の方にインタビューしたわけでもありません。噂と、その噂の根拠になった新聞記事を、発信したに過ぎません。(きちんと読んだ人は解ると思いますけど。)

ですから、この件についての詳細のご質問を頂いても、お答えすることは不可能なんです。
アタシは、レイプの専門家でも、刑事でも、観光関係のお役人でもありません。

でもね、ウチのサイトに来ている人のほとんどが、UBUDフリークなんです。

メルマガなどで、読者様を確定していないから、よくは解らないですけど、多分ほとんどの読者様が、女性の方なんじゃないかと思っています。

ですからね、この記事を発信することにより、ウブドフリークの読者の皆様に、『そういう新聞記事があったから、注意するようにね。』と、忠告したかっただけなのです。

◆◆◆ とりあえず、もう一度新聞の記事をよく読みましょう。 ◆◆◆

一日、四千人の日本人が出入りしているとして、60日(二ヶ月間)では、24万人の日本人がバリに来ているんです。そのうちで被害が5件ということは、約0.00002人の確立です。

これは、十万人に二人ってことっすね。

今時、どんな国であれ、外国であれば、これ位の人は、そういう被害に遭っているかもしれないじゃないですか?どう思います?日本だって、もっと多いかもしれません。

これは、単なる憶測ですよ。アタシはバリ島にいて、詳細の数字は、調べようがありません。ですから、この数字が大きいのか小さいのかは解らないっす。

昨日(02/apr/2002)の海外安全情報では、タイの日本人観光客が現地人に襲われる被害が『日本の7倍』になったというニュースが流れていました。でも、日本の犯罪がどの位あるのかわかんないですし、『日本の7倍』が、危険なのかどうかも解らないですよね。

危ない国は、イッパイある時代なんです。

だからね、『二ヶ月間に五件のレイプ事件があった』という数字が多いのか少ないのかは、他の国も、きちんと調べて、判断するべきなんです。

自分で調べてもいないのに、不安がったりするべきではないと思います。
でも、ま、この程度の数字ってことは、自分も気をつければ被害を回避できる可能性が高いというのは、解ってもらえると思います。

◆◆◆ レイプ事件の特徴 ◆◆◆

テレビ番組や映画なんかを見ると、この手の事件というのは、単独犯で、一人が何人もの女性を強姦しているケースが多いんです。だから、犯人が逮捕されたら、それでお終いってことも多いんっす。そういう、過去の事例を考えると、今回の事件も、そういう可能性もありますね。

新聞記事には、UBUDの事件が紹介されていますが、全部の事件がUBUDで起こったとは書いていません。書いてある内容を正確に理解して欲しいと思います。

しかも、その犯人のウチの一人は、新聞に名前が載ってしまって、目をつけられているんです。

ほとぼりが冷めるまで、UBUDから離れているかもしれませんし、警察につかまらないように、逃亡しているかもしれません。(バリ人は、よく逃げ回ります。)

もしそうであれば、事件の確立も、もっと下がってくるということになります。

でもね、アタシは、安全だとは言いません。

なんといっても、ここは外国なんだし、アナタは、観光客で女性なワケですから。
事件に巻き込まれないように、注意をするのは当たり前なんです。
一人旅だったら、ガイドさんがお世話してくれるワケでもありません。

こちらにお友達もいないのですから、自分自身で気をつけるしか、事故予防の方法は無いじゃないですか。

◆◆◆ 顔見知りの犯行の可能性強し ◆◆◆

記事をよく読むと、被害者の方の一人は、犯人の名前と共に、大使館などに届け出ているのです。これは、顔見知りによる犯行という可能性もあるってことっすね。

一人で旅行に来ている女性の方は、安易にインドネシア人を部屋に入れてしまう人も多いようです。そういう話、よく聞きます。結構、強引に入ってきて、気の弱い女の子だと、ヘラヘラとしているうちに、そいつが友達も呼んで来ちゃって、もう、溜まり場になっちゃうんですって。

そんで、そのうちに、危ないコトする野郎も出入りさせてしまっているという図式っす。

密室状態になった殿方は、何してもオッケーと勘違いすることもあるみたいっすね。
オジャラのお友達も、ガムランを宿のお部屋で習っていて、襲われた事あるらしいです。
まあ、未遂に終わったようなので、ヨカッタですけどね。

バリ人は、勘違いする人や、思い込み激しい人も結構いるんで、やっぱし、気を許さないのが一番だと思いますけどね。

だってさ、自分のアパートかなんかに、送ってきてくれた殿方を『コーヒーでもどう?』と誘ったら、普通の殿方は、『ヨッシャー!!』と内心思うか、『このコはエンリョしておこう』と、断って帰るかのどちらかっすからね。

さっさと帰った男は、アナタだって追いかけないし、コーヒー飲んでいってくれた男の子とは、ベッドまで一緒になんてことだってあるでしょう。

日本だってそうなんですから、バリが安全だなんて考えているとすれば、アナタの思い違いっす。

顔見知りで、思い込み激しい男だったら、ちょっと話しただけで、恋人だと思い込んで、帰国する前に、なんとか事に及んでおこうと、強行するかもしれないじゃないですか。日本だって、勘違い男が、よく事件起こしているでしょう。

被害者がレイプと思っていても、加害者は、恋人だと思い込んでいるかもしれません。

新聞には、『その前から、しつこく言い寄られていた』と書いてあります。いい寄るスキや、勘違いさせるような態度などで、誤解も与えていたかもしれません。

宿に男の子を出入りさせるような女の子は、宿の人も遠慮して、細かい事を聞いたりしないですから、いざっていうときも助けてくれません。

こういうときに頼りになるのは、やはり、宿のイプ(奥さん)やバパ(オーナーさん)です。

『嫌なバリ人につきまとわれているから、訪ねてきても、中に入れないで欲しい。』と相談して、追い返してもらいましょう。

また、相談したのに、住人が少ないとか、間取りの関係で目が行き届かない宿などは、危険ですから、さっさとフロントがきちんとしている宿などに引っ越しましょう。

◆◆◆ 被害者は、全員下着みたいな格好で歩いていたんですか? ◆◆◆

うーむ。そのような質問されても、真実は解らないっす。もう一回、記事をよく読んでくださいね。
アタシは、被害者と面識があるわけじゃないんです。

でもね、そういう子をオジャラは沢山見かけているのです。

『下着みたいな格好で、人気の無い場所を、夜遅く、一人で歩いている日本人の女の子』をです。

長期滞在の白人さんも、同様に、そういう日本人を沢山見ていて、気になっているんです。
内心は、『大丈夫なのかなぁ?』と心配なんです。

白人さんもね、下着みたいな格好で歩いてますけどね、夜更けに一人で歩いたりしてませんよ。
必ず『殿方と一緒』とか、『グループで、まとまって』歩いています。

夜は、宿まで、車や殿方に送ってもらっていますよ。
そんなことは、当たり前の事だと思っています。
危険な場所に近寄らなければ、事件は起こらないからです。

アタシは、『レイプ事件が起こったのだから、そういう格好で、夜遅くに歩いたりしない方が、事件に巻き込まれる危険を少なく出来るんじゃないか』と、アドヴァイスしているに過ぎません。

『もし、被害に遭いたくなければ、危険な行動を取らない方がいいんじゃないか』と、バリに来る方に、教えてあげたかったんです。

◆◆◆ どうして下着みたいな格好で歩いちゃいけないんですか? ◆◆◆

この質問は、UBUD長期滞在者の女の子からの質問です。
あたしゃ、ビックリしましたけどね。思い出してみれば、若い頃は、アタシも下着みたいなカッコで歩いてたかもしれないなー。バリは暑いから、薄着になりがちっす。
とりあえず、バリに来るコは、ナンパされたりする経験も浅い、若い方もいると思ったんで、答えを書いておきます。

●インドネシアは、肌を出さない国である。バリ島は、ヒンズー教。ジャワなどはイスラム教がほとんどですから、基本的には、腕や足を露出して歩かないという慣習があるのです。

●そして、肌を出してている子は、そうでないコよりも、狙われる確立が高いのです。

理由っすか?殿方は、そういうコは『チョロイ』、『カンタンにやらせてもらえる』と思っていますからね。渋谷や新宿の繁華街を、下着みたいなカッコで歩いてみてくださいよ。

ゴミみたいな男がブンブン声掛けてくるでしょう。

彼らもね、アナタがカワイイから声掛けてきてるんじゃないんです。
このコなら、ちょっと押せば、一発できると読んでいるんです。
そういう服着ている日に限って、痴漢に会ったり、歩いているときに、酔っ払いに触られたりしませんか?

よーするにね、下着姿で歩いているというのは、殿方にしてみれば、『ナンパして欲しい』というサインに見えるんです。アタシは、女だから、モチロン、そうで無い子もいることは解っていますけど、殿方は、『男が欲しいサインだぜ。』などと、噂しあっているかもしれません。

アタシ的にはね、バリは暑いから、下着みたいなリゾート服着て、カワイク決めたいという、アナタの気持ちが解らないわけではありませんけどね。どーしても着たい場合には、プライベートビーチなどがあり、警備員のお兄さんも沢山いるような、高級ホテルの中にしたらどうかと思いますね。

そういうところで出会う殿方なら、貧乏ってこともないでしょうし、まあ、そこそこ、真っ当に楽しめるんじゃないっすか?(ボーイなんてダメっすよ。そういうところに金払って泊まりに来ているお客さんにしてくださいね。)

彼女には、薄暗くて汚いUBUDの路地裏なんかで、下着姿で歩いていたら、そうでない人よりも、被害に遭う確立が高くなるんじゃないかと、教えてあげました。

そして、『そういえば、ジャワでも、バリ島でも、現地人による痴漢行為みたいなセクハラには何度も遭った』と話はじめました。
腹出して歩いているからだとアタシは直感しましたね。

まあ、何回か自分でも危ない目にあって、そういうことには自分でも気づくもんなんっすけどね。
彼女は、【とりあえず、夜は肌を露出しないようにします】と納得してくれたようでした。

解ったかしら?え?言ってる事がオバサン臭い?アタシも年かなぁ??
そういう服装は、それだけで、つけこまれちゃうんです。どうぞお気をつけて。

◆◆◆ 下着女といるとどうなるのか ◆◆◆

そういえば、オジャラも、下着女と食事をしたことがありました。
お友達のお友達だったっす。
まあ、足も腕も出してたんで、ちょっと気になったんですけどね。
オバンだと思われるのも嫌なので、注意もしてあげませんでした。
若いコは、そういう話を嫌がりますからねー。

今思えば、忠告してあげるべきだったんです。もう、下着状態でしたからね。はい。

みんなで、とある有名カフェでお食事。
おおっ。品の無い店員さんがブンブン寄ってきます。
こっちは食事をしながら盛り上がっているのに、それを中断してまで、話に割り込んでくる勢いです。

『ウルセーッ!』などと、オットに怒鳴られても、まだ言い寄ってきます。
今思えば、下着女に目をつけていたに違いありません。

あんなに品の無い店員がいる店は不愉快ですので、アタシはその後二度と行ってません。
しかも、マズイっす。ひえーっ。サイテー。

その後のお話として、当然に、下着女は、そのカフェの小僧に頂かれてしまったらしいです。
さらにその後の話は知りません。

そんな格好で歩いているから、そういう目に遭ったのだとアタシは思っています。
やはり、下着女は、人目を引くので狙われやすいし、殿方も積極的に、責めてきますからね。
日本だって、そうなんじゃないんっすかね?

日本だと、毅然と断りまくっているのに、海外に来ると、気分が開放的になるんだと思います。
アバンチュールもいいかなぁ・・・なんて。

まあ、愛があればいいんじゃないかと思いますけどね、自分としては、そこまでは考えていなかったのに、スキが出来てしまうと、いざ逃げようと思っても逃げられなかったなんてこともあるってことっすよ。あー、もったいない。

◆◆◆ 滞在中はバリ絵画を習う予定だが、絵を教えてくれる宿は、UBUD中心部から離れている。どうすればよいのか? ◆◆◆

長期滞在者には二種類いるんです。

●地元の味もオッケー。予算が無いので、安い食事を中心にしたい。

●食事くらいは、高級レストランで、毎日旨いものを食いたい。(もしくは、安い食事は心配)

どちらを選ぶかによって、滞在する宿が変わってきます。

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地元の味覚派の方は、夜ゴハンも、宿で食べられないか打診してみてください。

宿代に少し上乗せすれば、家の人と同じ質素な食事ですけど、夜外出せずに、食事を取る事が可能になります。

ですから、夜、食事をしに、外出するということが無くなりますから、UBUDの中心部から離れた宿であっても、安心ですね。芸術活動に没頭できるということになります。

それに、ホームステイタイプの宿であれば、泊り客には、レッスン料のディスカウントもあります。通いの客に比べて、チョコチョコ絵を見てもらって、アドバイスしてくれるかもしれません。

こういう案も一案あると思います。

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しかしながら、多くの方は、十日前後の、短期の滞在だと思います。
それに、イロイロな場所で食事も試したいし、買い物もしたいと考えているはずです。
そういう方であれば、こういう事態なのだから、やはり、UBUDの中心部に宿を取ることをオススメしますね。

一人で生活していて一番困るのが食事なんです。毎日のことですから。
特に、夕飯は、レストランなどで、のんびりと食べるというのが普通ですからね。

一人でUBUDに来るというのは、『友達も一緒に誘ったのだが、スケジュールが合わず、止む無く一人になってしまった』という人がほとんどです。

しかも、UBUDにまだお友達もいないんです。まあ、現地でお友達を探すとしたって、最初のウチは一人で行動することになります。

とりあえず、初日の一日か二日は、ちとお高くても、足回りのいい場所の宿を取り、明るい時間にお気に入りのレストランを探します。

旨い店はそんなに沢山ありませんからね。お気に入りのレストランを探したら、その近くの宿に引っ越す。これがベストだと思います。
夜でも長距離を歩かずに、安全に宿に着くことが可能だからです。

絵を習いたいということであれば、レッスン時間は、朝とか昼間ですから、自転車などを借りて、通えばいいのです。レッスン料は通常料金かもしれませんが、何日か習う事にすればディスカウントもありますし、最初は高いことを言ってきても、自分の予算を告げて交渉すれば、結局安くしてくれるって事のほうが多いです。

レッスンが終わったら明るい時間に宿に戻り、シャワーを浴びて、明るい時間に夕食に出かける。うーんカンペキっす。

絵を習いたい人が結構いることが解ったので、詳細は別コンテンツにしようと思いますけど、『ガイドブックの絵を教えてくれる宿』なんていう記事にこだわるべきではないと思いますね。メチャクチャ田んぼの真中とかの場所にある宿なんて、おっかなくって、夜は一歩も外を歩けないっす。

しかも、ちょっと買い物しようと思っても、足ないと、スーパーにも行けないので不便です。白タクだって、どこにもいないですって。マジっす。

UBUDには、画家が沢山いますから、ギャラリーなどを冷やかし、自分の目指す画風の絵を見つけたら、その方に習いたいと、交渉してみるのがいいと思います。どなたでも教えてくれると言うと思います。誰だって金は欲しいんです。

絵などを習う時には、オヤジの顔もよーくみておきましょう。触ってきたりするオヤジもいますからね。前にも書きましたけど、ガムランを習っているコで、センセが、宿の部屋に入り込んできて、襲われた話聞いた事あります。(このときは未遂に終わったらしいですけど。)

ちゃんと家族やガキなどもウロウロしているアトリエで、イブも目を光らせていて、オヤジも、芸術家肌で、よさそうな人を選ぶのがポイントです。

◆◆◆ 犯罪者は、全員ジャワの人たちだという噂を聞いたがホントウの所は? ◆◆◆

ここは、バリ島なんですから、そんなはず無いじゃないですか。
バリ人は、自分たちの落ち度を認めたくないから、ジャワ人のせいにしているだけっす。

そういう、無責任な国なんです。

第一、相手がバリ人だろうと、ジャワ人だろうと、事件に巻き込まれないようにアナタが気をつけていればいい話じゃないっすか?

新聞にも、犯人の一人はクトゥット(=バリ人)だと書いてあるでしょう。

『犯罪者ジャワ人説』はよく聞きますけどね、もし、鵜呑みにしているのであれば、この方、既にバリ人の口車に乗せられていますって。

ジャワ人も、バリにはイッパイ入ってきていますが、観光業にはつけないんです。
彼らが従事しているのは、バリ人相手の、細々とした商売っす。
安くて汚い仕事ばかりさせておいて、犯罪までそいつらのせいにするなんて、バリ人って、どこまで面の皮が厚いんだろうって思います。

ですから、観光客がらみのトラブルは、ほとんどが『観光客と接触しているバリ人』とだとアタシは確信していますけどね。

あ、これはアタシの意見ですから、異論ある方いらっしゃると思いますけどね、文句のメールは送らないで下さいね。受信するのが大変なんっす。

バリ人同士でも、裏切り行為や、犯罪行為はイッパイ起きてますって。ホントっす。

◆◆◆ ウブドで日本人の友達を探すのに良いポイント(レストラン・宿)ありますか? ◆◆◆

まあ、パイクで流していて感じるのは、やはり、メインストリートから一本でも入ると、真っ暗ですからね。メインストリート、(ラヤ通り、ハノマン、モンキーフォレストのパサール寄り)の辺りに最初の宿を取るのがいいんじゃないかと思います。

日本人が集うスポットというのは解らないです。まあ、ガイドブックで、『超オススメ』とか、読者さんが紹介している宿には、日本人長屋みたいのも出来ていて、長期滞在の日本人が沢山やってくるようです。でも、安い宿の特徴は、辺鄙な場所にあるってことっすかね。

多少金出しても、アタシは、便利でちゃんとした宿をオススメします。

理由っすか?安い宿は(給料が安いので)、スタッフの人が、観光客から、直接金を引き出そうとしますからね。一人旅の女と見ると、猛攻撃を仕掛けてきます。安宿の兄ちゃんと恋に落ちているお嬢さんは多いっす。

日本食レストランやコーヒー店には、比較的日本人が多いです。

ガイドブックに載っている安い宿や、日本人が経営している【みやげ物店兼喫茶店】というのもいくつかあるんで、そういうところで、長時間粘っていれば、同じような一人旅のコなどと、ボチボチと、知り合いになれるチャンスもあるんじゃないかと思います。

あ、でも、アナタがいい人じゃないとダメっすよ。
旅先で知らない人に話し掛けられたりすると怖いっす。

いきなり話し掛けるのも怖いんで、メモなんかを活用したらどうですかね?

『最近物騒な話があるようなので、お時間が合えば、夜ごはんを、ご一緒しませんか?』程度のメモで、一人旅っぽい人などに、店員さん経由でメモを渡してもらいます。

いきなり話し掛けると、引いちゃうものありますし、一人旅のコなら、『物騒な話』を聞いておきたいと思うかもしれません。ダメでも、諦めないことですね。一人より、二人の方が、ずっと安全だからです。近場の観光なども、二人でタクシーをシェアすれば安いし、一人で行くより安全性が高まります。

まあ、ホントウは、お友達が出来るほうがベターですけどね、面倒くさいこともあるし、いい人かどうかもわかんないっすからね。とりあえず、『一人でも安全に滞在できる方法を自分なりに考えて行動するけど、お友達も探す』というのがいいんじゃないかと思いますけどね。

どうっすか?

◆◆◆ Rica’s Barは、バリ初心者やフリーの旅行者には、不安をかきたてる内容だ。というか、行っちゃダメなの?という、感じもする。 ◆◆◆

記事に対するご意見、ありがとうございます。

よく、読んでないから、貴女には解らないでしょうけど、アタシは、『バリに来てはいけない』などとは、何処にも書いてないっすよね。

アタシがダメだと言ったって、もう、来る事に決めてしまったんでしょう。
Rica’s Barは、そういう方が、読みに来ているんです。

その程度の覚悟で旅行されるのであれば、アタシは来ない方がいいと思うっす。日本国内でも旅行されたらどうっすかね?

日本人は、今、世界中で狙われているんです。アタシは、海外安全情報を、毎日二回も三回も見ているんです。外国を一人で旅行するということは、危険も伴っているということを、自覚し、気をつけろと言ってるんです。
男の人をムダに挑発したり、刺激したりしないように、配慮しろと書いているんです。
それに、内容が事実かそうでないかは、貴女がバリに実際に来てみてから、判断することなんじゃないっすかね?

アタシ的にはね、観光しようとしている人に、無用な心配をかき立てるために発信したんじゃないんです。旅をしている観光客を、オジャラはUBUDでイッパイみているんです。

ジゴロ野郎に騙されて、ボロボロになってるコの話だって、イッパイ知ってます。嫌な思いした人の数は、ハッピーな人の比ではありません。

レイプ事件は、その延長だって感じています。

事件に巻き込まれてしまった方の多くは、危機感が欠けていたんじゃないかと感じています。

一人でUBUDに滞在したことのある女性なら、男性にシツコク言い寄られて、嫌な思いをしている人も沢山いるはずです。そういう現実があるから、読者様の多くは、レイプ事件の話だって、すんなり受け入れられるんじゃないかと思います。

アタシは、『事前に、事件のことを知っていれば、回避できた被害者の方もいたはずだ』と思っているのです。

そして、『今後の事件の再発が一件でも防ぐことができればいいな』という気持ちから、情報を発信したのです。

それは、アタシも女性だし、同じような被害に遭う可能性もあるからです。

バリ関係のサイトは、観光業や、通販などがほとんどですから、この手の情報は、そういう人達から、進んで発信されることはないんです。お商売をされている方にとって、メリットある話じゃないですからね。そうでなくてもお客さん減っちゃっているのに、この程度の被害人数で、不確定な情報を流さない方が、商売人の方にはオトクなんです。

だからこそ、営利じゃ無いサイトが、こういう情報を流してあげなければと考えています。

この記事を読んだ普通の女性は、少なくとも、『気をつけよう』と思うんじゃないっすかね?

アタシは、『気をつけろ』と言っているのです。

勝手に不安になっている人は、ちゃんと記事を読んでいないし、どうするのかを考えていないんです。日本だって、海なんかに行けば、ナンパされたりして、友達と別々に行動をしたりすると、危ない目にあったりすることもあるでしょう。

それと同じなんです。

でも、レイプ事件の事を知らなかったら、『バリは安全』と思って、深夜に、下着みたいなカッコで、一人でウロウロを続けてしまっているかもしれません。

自分が気をつければ、事件の確立もぐっと少なくできるのです。

◆◆◆ 長期滞在ギャルたちの反応 ◆◆◆

オジャラは、UBUDにいる長期滞在者の女性にも、事件のことを知らせてあげています。
皆さんビックリしますけど、『気をつけよう。教えてくれて、ありがとう』と言ってくれます。

安宿に泊まっている子で、腹を出して歩いているコがいたんでね、この事を教えてあげたんです。

彼女は、『気の引き締まる思いだ。』と話してくれました。
腹は出していましたが、常識はあるようです。早速袖のある服を着るようになりました。
それが普通だと思うっす。

長期滞在者だって、夜には、メインストリートでさえ、誰も歩いていないことに気づいているんです。薄暗くて、田んぼや寺院なんかがある道を一人で歩いていると、薄気味悪いなと感じていたんです。

『今までは安全だと思っていたから、ウロウロしていたけど、危ないと解れば、歩かないようにする。』

これが普通の感覚です。

ですから、レイプ事件が起きたという事実を知れば、『夜の外出を自粛しよう』とか、『店などが閉まる前に帰宅しよう』とか、『明るい道を通って帰ろう』と、考えや行動パターンを変えて、気をつけることができるんです。

◆◆◆ バリ人とラブラブで、バカンスを楽しみたいというイメージが日本人女性全般にあてはまるのでしょうか? バリの方たちはそう、思ってらっしゃるのでしょうか? ◆◆◆

うーむ。そのような質問されても、アタシにはバリ人の彼がいないから解らないっす。

アタシは、そんな話、ネットで公開したくありません。そんな話書くと、抗議のメールがイッパイ来ちゃうし、ウチのサイトは、アタシなりに、編集方針があるんです。ですから、そういうコンテンツもありません。それにさ、公開するとしたって、有料にさせていただきますよ。このお話、面白すぎて、タダではやりたくないっす。

それ位深いっす。

メールでは一応お返事を出しましたけどね。

そうしたら、

『バリ島に住み、家庭を築いている多くの日本人女性たちがこの文を読んだらどう思うでしょう?全員賛同するんでしょうか?』

などという返信を頂いてしまいました。
この方、一言多くて、いつも損していると思いますね。

意見を求められたので、答えてあげたんです。アタシなりにキチンと考えて書いた返事なんですけどねー。ま、いいっすけど。

別に、アタシのメールに、文句があったとしても、ぐっと飲み込んで、『ありがとうございました。参考にさせていただきます。』程度の返事にしておけば、アタシもこんなに心配しなかったんですけどね。この方は、マジ、心配っすね。

せっかく忠告してくれる人がいたのに、情報を正しく活用しない人ほど、海外ではトラブルに遭ってしまいます。ホントっす。

このお嬢さん、まあ、そこまで言ってくるからには、もう、気になっているコがいるんじゃないかと思いますけどね。

◆◆◆ 情報をどう活用するのかは、自分自身の責任 ◆◆◆

最近は、ネット使い放題などに加入して、情報を集めるだけ集めている人がいますけどね、情報は、集めるだけじゃダメなんです。

その中で、情報の取捨選択をしなければなりません。
自分でも、ちゃんと理解して、沢山の情報の中から、自分はどうするかも考えなくてはいけません。

アタシがRica’s Barで紹介している事例は、長期滞在で、自分やお友達が経験した実体験や被害がネタになっています。この記事を読んだからといって、別に、言われた通りにする必要は全くありません。

しかしながら、人に会うたびに、『両替屋で誤魔化されそうになった』という話は聞きますね。

両替の記事だって、読者様を不安がらせる為に書いているワケじゃないんです。
日本人と見ると、誤魔化してくる店が、沢山あるというのは事実なんです。
でも、『正しい方法を理解し、金を数える事ができれば、被害に遭わないし、正しい金額で両替できる』ことを、教えてあげているんです。

ウチの記事を読んだ方から、『書いてあるとおりに、計算機を持っていったので、不正が事前に解り、被害が防げて、ヨカッタ。』という感想を頂きました。(その方は、ご同行のお母様も、誤魔化されそうになったのだそうです。お母様も私の記事を読んでいたので、未然に被害を防げたのだそうです。)

例えば、アタシの記事を読んだとしても、その方が、『計算機を持っていかなかった』としたら、やっぱり金額を誤魔化されていたんです。

オジャラは、両替に関する記事を書いたのは正解だったと、確信しました。

この方は、さらに、バリのセーフティボックスの話を読んで、実践されていました。
『私が紹介したデポジットバックという品は、見つけることが出来なかったが、自前のバッグで南京錠を掛けられる品を持参した』と教えてくれました。その宿は、高級ホテルで、部屋に暗号式の金庫もある宿だったんですけどね、さらに鍵をかけたって言ってました。
だから、『安心できる』って、嬉しそうでした。

アタシも、部屋の暗号式金庫があるのであれば、まあ、そこまでしなくても・・・と、一瞬甘い事を考えましたけどね、どんな金庫だって、開ける事が出来る人がいるワケですからね。自分が安心できるまで、準備もしておくというのが、正しい旅の方法だと思います。

バリの場合、部屋に金庫があるかどうかも、行ってみなければ解らないんです。100ドル以上の宿でも、部屋に金庫がない宿も多いんです。心配するよりも、自分で自衛して、安心して預けられる。

これが一番っす。

安全でなくては、旅は楽しくありませんからね。
そういう方が一人でもいるのであれば、この連載は、存在する価値があると信じています。

◆◆◆ 観光客は、三タイプに分類される ◆◆◆

1-情報を全く入手していない人

2-情報を入手したけれども、忠告に従わずに勝手に行動する人

3-情報の指示にマジメに従って旅をする人

このタイプの人で、一番、被害に遭っているのは、どのタイプだと思いますか?

それは、2番の方ですね。はい。

実はね、人の忠告を聞かない人のほうが、沢山被害に遭っているんです。

海外で事件に巻き込まれる人の多くは、

●『行っちゃいけない、危険なエリア』だと解ってて、入っていったり、

●『やるな』というガイドブックなどアドヴァイスを無視して、『自分は大丈夫だ』などと、軽く考えている、思慮の足りない人がほとんどなんです。

え?1番の人も危ないだろう?と思うでしょう。

でもね、ろくに下準備もしないで旅に出るような人は、性格が大雑把で、貧乏と決まっていますからね。しかも、結構いい人で、運もヨカッタリするんですよね。そういう人って。

そんでもってね、そういう人は、良識も持ち合わせていて、現地の友達が出来たりして、お友達に助けられて、結構いい旅が出来たりするもんなんっす。ホントっす。

◆◆◆ スペイン旅行での強盗未遂事件 ◆◆◆

スペインは危険だと聞きます。アタシは、卒業旅行で一ヶ月ほど一人旅をする予定でしたので、スペイン語のセンセに、旅行の仕方を教えていただきました。(オジャラは、1年間、みっちりスペイン語の勉強にも励みましたよ。はい。言葉が話せないのは危険なんです。)

センセは、
『カバンは持たず、コンビニなどでもらう【ビニールの袋】に、地図とカメラだけを入れ、現金はズポンや上着の内ポケットに入れていれば安全です。』と教えてくれました。

オジャラは、言う通りに行動しました。

何故なら、バッグを持っていると、狙われてしまうからです。

そういう国なんです。

スペインには行った事無かったし、これといって、もっといい方法も思いつかなかったので、やはり、行った事のある方の指示に従う案を採用したのです。

でも、お友達は、同じ話を聞きましたけど、バッグの中に貴重品を全部入れて、現金もサイフに入れて、バッグに入れて、それを持ち歩くのを辞めませんでした。ホントっす。

オジャラは、彼女と一緒に街を散策しているとき、彼女だけが二度も引ったくりに襲われました。

怖かったっす。

二回ですよ!!

彼女とは常に一緒にいたわけではないですから、一人の時にも、更に襲われていたかもしれません。

でも、彼女は、バッグを持つのを辞めませんでした。

日本人は、バッグに貴重品、カメラ、多額の現金を入れて持ち歩いていますからね、どうしてもそれが狙われてしまうんです。

襲う方にしてみれば、バッグ一個で、ラクして金儲けが出来るからです。

最近では、タイなどでも、いきなり刺してくるらしいですよ。

理由っすか?刺されると痛いですからね。反射的に、荷物を離しちゃうんです。

ですからね、怪我して、荷物も失ってしまうということになりますよね。

バリ島では、観光客を刺して荷物を強奪したという話はまだ聞きませんけどね、白人さんで、バッグ持ち歩いている人見たことありません。

でもバッグ持ってるのって、日本人位っすね。

ちなみに、スペインでは、オジャラは、現金をポッケにいれて、安全ピンで、ポッケの口も塞いでいました。道端や地下鉄の中などで、ポッケに手を突っ込まれないようにするためです。

危ないと言われている、ピカソ美術館までの道とか、モンジュイックの丘などの観光地であっても、一度たりとも襲われた事はありませんでした。(オジャラは、ピカソやミロを何度も見に行ったので、どうしても、危ないエリアを通らなければならなかったのです。)

あ、言っときますけど、今は行きませんって。アタシが行っていたときなどよりも、スペインは犯罪が増加しているとの情報が何度も流れていて、怖いっすから。

◆◆◆ この話、どう思います?? ◆◆◆

同じ情報を持っていながら、活用の仕方によっては、旅の危険度が違うってことなんです。

『そこまでする必要は無い』と思っているアナタ。

『この記事は大げさだ。自分は大丈夫』と思っている方。そういう人が、一番危ないんっす。

危ないという情報。こうすれば、危険を回避できるという情報。両方知りながら、全く役に立てていない人は、結局危険なままなんです。

オジャラのレイプ事件の話は大げさだと感じた嬢さん。どうぞ、お気をつけてね。
人の善意の助言を聞き入れない人程、旅行では裏目に出てしまうもんなんです。
アタシは、アナタが事件に巻き込まれようが、痛くも痒くもないんです。
自分の責任で旅をしようというのが、このサイトのコンテンツですから。

でもね、アタシは、自分やお友達の体験に基づいて、初心者や、UBUDファンの皆様にお役に立てるように、このシリーズを連載しているのです。

別に、アタシの行った通りにしろと強要しているワケじゃありませんけどね、『言う通りにしてヨカッタ』と言ってくださる方が沢山いるんです。

中には、『全てのページをプリントアウトして、毎日熟読しています。』などと、言ってくださる方もいます。そっ、それはそれで、ビックリしますけど、役に立てて頂いている方も沢山いるのです。

ですから、どうすればいいのか自分で判断できない事や、バリに来た事ない初心者は、折角レイプ事件の情報に巡り会ったのですから、『とりあえず言うとおりにして、気をつけよう』と思うのが普通じゃないかと思いますけどね。

狂牛病だって、薬害エイズだって、『危険だ』という情報も、『使うな』という情報も届いていたのに、放置していたから、問題が大きくなっちゃって、沢山の犠牲者の方(や牛)が出ちゃったんです。

日本人には、危機管理能力が全く不足しています。

◆◆◆ あれれっ?? ◆◆◆

ホントウは、『勝手に不安がらずに、情報を正しく理解しよう・・・』

と書くつもりだったのだが、また説教の連続になってしまいました。

ま、いいか。説教キライな人は、全部読まないだろうからな。

しかし、アナタも暇ですねー。この文を全部読むなんて・・・・。

そういうアタシも暇だよなあ。これ書くのに、三日もかかっちゃって疲れたっす。

それじゃ、楽しい旅を。お嬢さん、くれぐれも、下着姿はやめましょう。

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