◆◆◆ MANECO 予約物語 ◆◆◆

(ガッコの予約代行業務は、バリから帰国してしまいましたので、終了しました。)

とある人から猿森裏の語学学校の予約を頼みたいというメールを頂いた。
UBUD初心者バイブルの、インドネシア語のブラッシュアップという記事を読んだらしい。
ふーん。奇特な人はいるもんだねぇ。

しかし、アタシは、まさか、そんな人がいるとも思わずに、メールを2週間近くチェックもせずに放置していたのだった。
慌てて返信メールを書くと、寛大なその方は、あと3日程でバリに来るというのに、
アタシにガッコのアレンジを任せてくれるというのである。そして、学校との調整は、実際はこんなに大変だった。

◆◆◆ 早速、ガッコに電話してみる ◆◆◆

第一番目の電話番号に掛ける。誰も出ない。

バリの家は、敷地が広くて、電話に出るまでに時間がかかることも考慮して、30コール以上はしたと思うが、誰も出ない。(オジャラは、粘るタイプなのだ)

◆◆◆ とりあえず、次の番号にかけてみる。 ◆◆◆

おお、誰か出た。

『アタシは、日本人のRICAだけど、カルシア先生いる?』
『今、忙しいから、後で電話してくれる?』
『後でって、いつ電話すればいいの?』

ガチャンッッッ!
チーッ。電話切られたよっ。

◆◆◆ オジャラは諦めない ◆◆◆

もう一回、今の所に電話をかけてみる。今度は、男の人が出た。
『ニュークニンのRICAだけど、カルシア先生いる?』
『後で、電話をしてくれ。今忙しい。』
『だからさ、後でって、いつ電話すればいいのよっ。電話くれるように、伝えてくんないかなぁ?』

などと、ぐずぐず交渉を続けていると、さっき電話切った女の子が、授業中のセンセを呼び出したようで、センセが電話に出てきた。
おおっ。いるなら早く出せよっ。
しかしっ、見ず知らずの日本人からの電話で、授業を、中断していいのかいっ。センセイっ。

『日本人が、勉強したいと言ってるんだけど、ニュークニンで、授業できるかなぁ?』
「できるわよ。」

と言う感じで、学習希望時間を伝えたりして、調整は速やかに済んだように見えた。
その日は、ニュークニンのお教室で授業があるとのことなので、夕方、教材を見せてもらう約束をして、電話を切る。

◆◆◆ ニュークニンのお教室にて ◆◆◆

ニュークニンのガッコに電話をして、センセが何時に来るのかを確認。
6時30分ということなので、5分前に行くと、もう、教室中はバリ人の生徒で満杯。センセの授業は、始まって何分も経っているという感じだった。
うーん。何なんだ。

近くにいる、スタッフと思われる小僧に、授業がいつ終わるのか聞くと、『解らない』との答え。何なんだ。何故、誰も知らないんだろう???

アタシが、授業の様子などを見たりして、お教室の回りをウロウロしていたら、先生は、電話の時と同じように、授業を中断して、アタシと話に来た。オイオイッ。
とりあえず、依頼主様の希望日時を紙に書いて、センセに確認する。

今回、日本語のテキストを見るために、ガッコに出向いたのに、センセは、予定通り、テキストを忘れてきた。

はぁ。授業当日にならないと、拝めないわね。
どちらにしても、授業日程のオッケーを取れたので、その紙をセンセにも渡して、家に帰り、依頼者に、オッケーのメールを送る。

しかし、仕事が終わったわけではなかったのだった。

◆◆◆ センセ、アタシの家にやってくる。 ◆◆◆

次の朝、アタシがUBUDに出かけている間に、センセは、ウチにやってきた。

彼女が、何故アタシの家を知っているかと言うと、彼女は、ニュークニンに住んで長いので、大家さんの名前を告げると、家の場所も瞬時に解ったようで、自力でたどりついたものと思われる。

アタシが不在の間、センセは、オットに罵倒され、敷地内から追い返されたというのに、更に30分近く、家の回りでウロウロしていたようだった。仕事熱心である。ウパチャラ多発のこの時期、現金は欲しいらしい。

アタシが帰ってくると、「昨日約束した時間に、授業はできないんだけど・・・」などと言い始めた。おいおい。オッケーのメール、依頼主様に、もう送っちゃったんだけどな。

◆◆◆ 結局、仕切りなおし ◆◆◆

センセにも事情(ニュークニン内のウパチャラ)があり、生徒さん希望の「午前中か夕方」という依頼を全く無視した時間帯に、授業は組まれることになった。依頼主様は、それでも、授業を受けるつもりなのか?もし、授業が流れてしまった場合っ、オジャラは、アレンジ料をもらうことが出来るのか?

一抹の不安が心に浮かんでくる。あまり、細かい事を考えるのはよそう。出費といえば、メールや市内の電話代位なのだ。あまり気にしないようにしようっと。などと、明るく気持ちを持ち直し、依頼主様に、どうするのか再度メールする。

もう、依頼主様の出発日の前日で、最終的なアレンジは、依頼主様が現地についてからも続く事になった。依頼主様の宿の電話番号と、FAXを聞いておく。

うーん。超不安。

◆◆◆ またアンタかよ ◆◆◆

依頼主様からは、昼の時間帯でも授業を受けたいという、寛大な返事を頂いたので、また、ガッコに電話する。

初回電話を切った、例の女の子が電話に出たと思われる。
「センセは、8時半頃に帰ってくるから、その頃に電話してくれ。」
「急用なのよ。アタシから電話があったことと、アタシの電話番号、伝言してくれないかな?」

アタシも粘ったのだが、彼女はうわ手だった。
「それは出来ないから、夜また電話してくれ」の一点張り。何故出来ないんだっ??
結局、8時半頃もう一度電話すると、センセは、その場所にいらっしゃって、やっとこさ、昼の時間帯の授業をお願いすることを伝えたのだった。

しかし、伝言もしてくれないなんて、ガッコで働いている事務員なんじゃないのぉ?
まっいいか。バリだもんね。
給料安い分、仕事もやらない事に決めているのだろう。これはこれで、筋が通っている。重要な事には関わらない体質なのだ。

◆◆◆ 依頼主様の宿にFAXを送り、電話で確認 ◆◆◆

センセイと、依頼主様との調整が終了し、最終的な連絡を、依頼主様にしようと思い、指定された場所にFAXを送り、電話する。

すると、ホテルのスタッフは、「そんな客はいない」と言い出した。
「もう一度確認して欲しい」と伝えると、なにやら、別のスタッフに確認を取っていたが、「今日は日本人はいなくて、フランス人と、アメリカ人の客だけだ」などと、取り合ってもらえなかった。

(後で考えると、依頼主様は、垢抜けていた上に、ウエスタンブーツなどを履いおり、その上英語でペラペラ話していたため、スタッフは、アメリカ人と勘違いしていた可能性はある。)

おいおい。大変なのは、ガッコとの調整だけではないのかよーっ。
何なんだ、この国は。

◆◆◆ 結局、次の宿に出向いて、手紙を渡す ◆◆◆

依頼主様は、授業の前日から、ニュークニンの宿に移ることになっていたので、とりあえず、そっちに連絡を入れることにする。

明日授業だというのに、まだ依頼主様とはコンタクトが取れない。大丈夫なのか?

依頼主様が泊まる、ニュークニンの宿のレセプションに、授業の最終スケジュールや、質問事項の返答などをまとめた手紙を渡してくる。

しかし、その後も、二度程宿に行ったり、電話も掛けたりしたが、依頼主様とはコンタクトが取れない状態だった。スタッフが、手紙は渡したと言っていたので、とりあえず、信じることにした。心配。

◆◆◆ 授業当日の朝、連絡取れたっす ◆◆◆

朝、宿に電話すると、依頼主様とやっとコンタクトが取れた。ふーっ。
慣れないことしようなんて思わない方がいいわねーっ。
宿が家から徒歩で行けることもあり、依頼主様と、お茶を飲みながら、少し話す。新しい人との話は、何もかもが新しい。

ガッコの位置なども、説明して、お代金を受け取った。業務終了。有難うございました。
やはり、お金を頂くってことは、大変な事なのねー。

関係ないのだが、この仕事は、どうしてもやりたいというワケではないので、値上げをさせていただくことにします。
1回当りの学校とのアレンジ料は5000円になります。微妙な金額だわ。うふふ。

折角日本から国際電話を掛けたのに、電話切られちゃったり、何度も掛けなおすこと考えれば、ま、安いかも知らんねー。当たり前ですけど、日本語はもとより、英語も通じ無いっす。ガッコもさ、せめてFAX位買えばいいのにね。

でも、こっちからFAX送信できても、向こうが国際電話使って、返信してくれるとは思えないもんなー。授業料安いもん。電話代だけで赤字って感じよね。はは。そんなこんなで、勉強したい人は、参考にしてください。オススメは、自力アレンジ。
郵便は届くと思うよ。(ニュークニンのガッコの方には届かないっす。)

2週間程度滞在の方は、バリに着いてから、自分でアレンジするという方法もありますよ。
今回は、ウパチャラ週間と当ってしまった事もあり、センセも多忙だったので、希望の日時に、授業が組めなかったけど、どうしても勉強したい人は、そういう時期をハズしてバリに来るというのは、コツかもしらんね。
あっ、でも、ウパチャラに参加するのを楽しみにしている日本人の方も多いよね。
どうなんだろうね。あんまし、ガツガツしないことよね。勉強は、日本でもできるしね。

バリに来たら、エステでも行ってる方が、楽しいかもよ。うふふふ。

■■■ スペインの語学ガッコを予約した時の話 ■■■

関係ありませんが、アタシは、スペインに行った時、語学ガッコにも通ったんっす。その時は、金も無かったので、イロイロ調べました。バルセローナの中心地にあるガッコで、半日コースというのがあったんです。しかも、ホームステイ付き2週間で55000円。

おおっ、安いじゃん。オジャラは、このガッコに決定しました。でも、業者にアレンジ頼むと、なんと、プラス40000円もかかるんです。アタシは、自力でやろうと考えました。

某地球の歩き方の、留学編かなんかのガッコ申し込み雛型を、図書館で借りて、真似してワープロで作成しました。(←せめて本くらい、買ったらどうなんだいっ!!)下手な英語と、ド下手なスペイン語で併記して同じように作ってみました。我ながら、いい感じ。

もう、10年以上前の話でFAXとかも、無かったんで、オジャラは、テレックスというのに加入しました。テレックスでスペインまで、申し込み書を送って、返事もテレックスでもらうのです。テレックスの開設費用は、2000円位だったと思います。テレックスの返事がスペインから届くと、テレックス会社の人が、『テレックスが届いています』とウチに電話をくれます。その後、東京駅の中にある営業所までテレックスを取りに行きます。あー、古い話よね。年バレちゃったりして・・・。
オジャラは、スペイン語を学ぶ、外語大の女の子3人の手続きも、やってあげました。
(注、オジャラのスペイン語のセンセが、外語大でも教えていて、その教え子さんの分でを手伝ったんっす。オジャラは、いい人っす。でも立場逆って感じしますよね。うふふふ。でも、商学部だからね。外語大より、金銭感覚が、セコイだけだったりして・・・)

またまた、関係ありませんが、この語学ガッコの人は、自分ばかりでなく、親切に他の子の世話もしてあげたオジャラの事を覚えていました。某地球の歩き方・成功する留学・スペイン編が出版されるとき、出版社の方が、ガッコに、「日本人の生徒さんを紹介して欲しい」と打診したらしいんです。そんで、ガッコの人が、アタシを紹介してくれたんです。オジャラは驚きましたね。ずいぶん遠回りな依頼でした。そんで、アタシは、そのガッコのよい所などを紹介し、さらに、「スペインは、日本語も英語も通じないんで、最低でも一年位は、スペイン語の勉強を日本でしてから、留学した方がいい」と、親切にも書いてあげたのに、その言葉は削除されていました。なんなんだっ。ガイドブック・ネガティブ・インフォーム削除の法則っす。信じたらいけません。

話を戻すっす。

当時のアレンジ料は、1回40000円でした。げげげっ。2週間の滞在・ガッコ・朝・夜食付き55000円なのに、どうして、ガッコ申し込むだけなのに40000円も払うんだと思って、ムカつきました。(総額の72%っす。)オジャラは、そんなムダな金は払うのイヤなんです。だから、自分でやって見ようと思う性格なんです。
これを読んでいるアナタも、そういう性格だといいと思います。アレンジ費用5000円は高いよねー。授業料と同じ位になったりして・・・。おほほほほ。
でも、FAXも無いからね、その辺、国際電話を切られる回数、電話する時間なんかを計算して、安い方を選ぼうね。

それが資本主義ってもんよ。オジャラも、頼まれたくないからね、値段高くさせていただきました。それでも習いたいと言う人だけメール頂戴ね。うふふふ。

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