◆◆◆ 風呂の工事始まる-その3 ◆◆◆

 
◆ コーティング ◆

絵的には、磨いている写真となんら変わりがないが、これは、風呂にコーティングをしているところ。ツルツルに磨かれたタラソは、更に2種類の薬品でコーティングされる。

オヤジは、あのボロイバイクから、ガソリンを少し取り出し、薬品に混ぜて風呂に塗っていた。おいおい。

ベンジンをいくら探しても、この国では見つからないわけだよなーっ。ああガソリン臭いっ。

◆ 風呂磨きの隠し道具 ◆

風呂磨きの工程で、オヤジと兄ちゃんが何やら話している。どうやら、コーティングに必要な道具についてのようだった。

彼は私にカッターナイフを貸してくれと申し出て、小僧のビーサンは、3つに解体された。この即席の道具で、コーティングの薬品はバスタブに塗られるのだった。

ジャワに帰国前で気が大きくなっているのか、小僧は新しいサンダルを買ってもらったようだった。

しかしね、もう少しなんとかなんないのかしらねーっ。必要な道具なら、初めから持ってこいっちゅーの。

◆  完成 ◆

結局八日ほどかかって、オジャラ邸「チェディ風呂」は完成した。ジャワ人が急いでいる時期でよかったよ。そうでなかったら、15日はかかっていたことであろう。

この風呂を仕上げるためには、設計図を書き、日本から持参の風呂のカタログを何度も見せて説明しなければならなかった。白人向けのバスタブと、日式バスタブは、かなり違うのである。洗い場も作ってもらい、大満足だ。

日本人が、バリでスパに行く気持ちが解るなー。

◆ 排水溝も完備 ◆

今までは、バスタブの中で体を洗っていたのだが、それだと排水溝にゴミが詰まりやすいし、風呂も汚れてしまう。

洗い場で体を洗うので、洗い場の水を下水パイプに流すための排水溝も作ってもらった。

体を洗った水などをそのまま外に流していたので、周りに敷いたジャリにも垢などがこびりつき、苔むして汚れてくるからだ。この一年、かなり気になっていたのだが、これで問題も解決することであろう。

排水口の作り方は、例のごとく、赤レンガにコンクリートを塗って、タイルを貼り付ける。

工事人達は、「排水溝に何故タイルを貼るのか?」と、不思議がっていたが、コンクリだと、後でコケなどが生えてきてしまい、掃除をしてもキレイにならないのである。タイルの色は、濃いグレー。汚れても目立たない。

しかし、去年買った緑の石は、工事でドロドロに。後で買い足さないとな・・・・。

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