◆◆◆ 11月 洋服を作る ◆◆◆

 
◆ バティックの服 ◆

例のバティック屋で買った布。よくよく考えると、サロンというのはあまり利用しない。UBUDに出るときは、バイクだから、ズポンしかはかないのである。

そうなると、せっかく気に入って買った生地も、タンスの肥やし。なんかもったいないので、ズボンを作ることにした。今は、日本から持参の、ポリエステルのズポン2着を着まわしていて、さすがにボロくなってきていたからだ。

ポリエステルはすぐに乾くのだが、多少暑いのも、不満だった。最初、右のを作って、なかなかの出来だったので、もう少し高い布でも作ってみた。

ピンクの方は、チルボンという都市独特の模様だそうだ。一枚で、ズボンと、ノースリーブのシャツが作れる。体が小さくて良かった。

この日は、家にあった最後の抗生物質を飲み、翌日は、医者に行って薬をもらったのである。しかし、このピンク色はどうにも強い薬という感じで飲むのに勇気がいるよなぁ。お蔭様で、指の具合は大分いいです。

◆ 大事件 ◆

日本に帰国中、大家さんの奥さんにミシンを貸し出した。奥さんは、ミシンの皮紐を切ってしまい自力では直せず、人に修理を頼んだのだった。おかげで、油もタップリと注してくれたようで、貸し出す前よりも、ずっと快調に動くのだ。

調子の乗ったアタシは、どんどん縫い進んだ。普段はつけないポケットなどを付けたりしているときに、高速のミシンで指まで縫ってしまい、ミシンは血だらけに。

止血し、針の残骸を探したが、針先が見つからない。中指の爪から指を貫通した針は、1センチ程度を指の中に残したままになっていたのだ。「今日は日曜か。医者は休みだよなぁ。」

しょうがない。指先からまだ見えぬ針を、毛抜きでつついて、自力で抜いた。さすがに痛かった。

◆ 修理 ◆

サンダルの紺色の部分は、犬に食べられたので、布をつけて、補強した。バリのサンダルは、安いのだが、すぐに壊れてしまうし、履き心地もイマイチなのだ。もう何度も買っているが、すぐに壊れてしまう。

サンダルはシンガポールで買うに限る。これは、空港で購入したもの。私は、足が小さいのでサンダル探しには苦労する。サイズが合えば買いなのだ。

このサンダルは、以前台湾でもGETしたのを紹介した、SCHOLL社製の品。6千円位したので、捨てるに捨てられず修理することにした。ま、こちらの人も、履物は壊れていても履いたりしているから、気にするのはよそう。

もらったときはまだつぼみだったが、水に挿しておいたら、ポッと咲いたのだった。株が大きくなるのが楽しみだ。

◆ ユリの花 ◆

バイクの修理にテガスのベンケルへ。

「30分程で直ります。」というので、近所を散策することにした。バリの細道は、どこでも同じ風景が広がる。オダランのお供えや、子供の遊ぶ姿。外人が珍しいのか、ジロジロと見られながらブラブラしていると、ユリの大きな株を発見。小さい株も沢山生えてきている。一株もらえないかと思っていると、運良くイブが家の外に出てきた。

「一つちょうだい」というと、何のことやら解らないまま、何故か彼女が手にもっていたナイフでニ株切り落としてくれた。帰り道、ビニール袋を拾って、それに包んで持って帰る。

ベンケルのイブに自慢すると、「一つくれ」と言われた。アタシもタダでもらったものなので断れず、一株あげることに。結構いい日だった。

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