◆◆◆ 台湾編 その2◆◆◆
たまには観光でも・・・ということで、淡水に繰り出しました。
曇り空に赤い橋が良く映える。赤とグレーは反対色。お互いが引き立つ色なのだ。そして、なんだか古典的なダサい橋のデザインが台湾なのだなぁ。あたしゃ、2年ほど東京湾のレインボーブリッヂとフジテレビの本社ビルを望んで仕事してたもんで、近代的な景色を見慣れている。 しかし、この赤い、丸いデザインの橋が妙に懐かしいよ。尖った端は美しかったけど、こんなには安らげない。 アジアの建物には、屋根である。ビルの上にも屋根、駅にも屋根。東洋的な建物に、レンガの塀、白色のパラソルと、なんでも来いといった感じのデザインだ。 屋根が赤くなかったのがせめてもの救いだろうか?もし赤かったりしたら、きっと寺と間違える人が続出することだろう。 電車の終点で、折り返し駅でもある淡水駅は、そりゃ、新しくて広大であった。そして、この屋根。真中が吹き抜けでとても明るい。しかし、この屋根の鉄パイプを見ると、ガソリンスタンドのキャノピー(屋根)みたいだと思うのだ。 この作りは、カッコイイけど塗装に金がかかるんだよねー。などと、少し昔を思い出す瞬間であった。 向こう岸にある小さな島までのシーバス。多くの人が次々と乗り込んで、船はもう沈みそう。よく見ると、スクーターまで乗せられている。船に乗って、向こう岸に行ってみようかという我々の計画は、即座に中止された。何せ、命がけなのだ。 船に引かれた重量制限の赤い線も見えないほど重くなった船は、ヨロヨロと、霧の中へ消えて行った。 青と赤に塗られた、パラソル付きの小さな船。この船で淡水を一周するのが彼の仕事である。今日はあいにくの曇り空。観光客で船に乗る人は誰一人いない。 せめて、一人だけでも来ないかと、困ったポーズで客を待つ。肌寒い日は、水辺を歩く人もなく、静かに時間が流れてゆく。 後ろの丸いものは、ヨーヨー。どうやるのか知らないがたぶん、矢かなんかを投げて、つぶすと景品がもらえるとか、そんな屋台なのであろう。しかし、よっぽど暇なのか、横で甘栗も販売中。「オッサン、ヌルイジュースの景品をもらいたいと思うほど、台湾人は甘くないよっ。もう少し、工夫してはどうだろう。せめて、冷やしたらどうだいっ」と、真剣に考えているアタシも、どうかしている。 なんだか怪しげな指名手配書。この顔を見たら110番。特徴、身長、体重などが細かく記載されている。しかし、このような顔の人はよくいるよなぁ。この程度の内容じゃ本人かどうか確信に迫れないよなぁ。 手配書を、世界中に流されていることを彼が知ったら、悪いことをするんじゃなかったと反省することだろう。
◆◆◆ その他特記事項 ◆◆◆
ちょっと、コンピュータ事情を調査しに、T-ZONEへ。店舗面積は小さいし、品揃えも日本よりかなり少なくてしかも高いのだ。我々はがっかりした。 ああ、町中でビールでも飲んでりゃよかったよ。しかし、次回から来る必要が無いことがわかっただけ、収穫があったとすることにしよう。台湾人が、秋葉原で電子機器を買ってゆくのがよくわかった瞬間だった。 ああ、そうか、このマンションは売り出し中なのだ。しかし。このキャッチコピーには笑えるなぁ。「ごくひん」を変換すると極貧と出るのよね。 台湾には不動産屋が沢山あり、物件も豊富。どこぞの国の不動産みたいに、日本の土地と同じくらいの値段でぼったくる不動産屋とは大違い。 最近の台湾で人気の奥さんは、ベトナム人だそう。料理や家事を嫌がらず、子供の面倒もよくみるからという理由からだ。優質生活には、そんな裏話があったのか。資本主義もここまで進むと、何のための夫婦だかよくわからない。どの国の男も、自分に都合のいい女を求めているだけなのか。 あまりにも雑な自販機で、金を入れても、新聞が出てこないんじゃないかという気にさせられる。ジュースの自販機などは無いのに、新聞のはよくみかける。 しかし、自販機がある国は、安全な証拠。こんな発見でも、旅先の国を評価できるのだ。 ホテルの窓の下では、どうやらもめごと発生。この三人は、駐車違反かなんかだろうか?台湾はスクータ天国だ。女性だってスカート姿で、バイク出勤が普通。いたるところにバイクは駐車されてしまう。人間様の通路として作られたアーケードも今ではバイク様が占拠していて人間は、縮こまって歩いているほどだ。 しかも、バイクは、掃除されることもなく、汚いまま、乗られ続けるのである。バイクの間をすり抜けるときは、洋服が汚れるので注意が必要だ。きっと、掃除してもすぐに汚れるし、(バリのように)収入と比較して、バイクの値段がそれほど高くないせいで、あまり大切にされないからだと思われる。
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