◆◆◆ ニュークニン綱引き大会の様子 ◆◆◆

独立記念日といえば、恒例の綱引き大会。

それぞれのチームの、入場の様子。マイクスタッフに、どのチームか呼び上げられる。

観客は一斉に拍手で迎え、ガキ共は近くで見ようと走り寄る。

各チームは、コスチュームをそろえたり、顔をペインティングしたりと、無駄に趣向を凝らしている。

 

         

◆ アーミーもどきの入場 ◆

迷彩色のユニフォームをまとい、バイクで

縦列入場したのがこのチーム。

スーパーカブで、ニュークニンをゆっくりと一周し、

サッカー場も半周。

試合をする前から大げさな奴らである。

しかし、コスチュームをそろえている所の方が、

気合が入っているから、強いのではないかと思うのだ。

◆ 景品たち ◆

「スーパーカブ」と「トロフィー」。

男女それぞれの優勝チームに「トロフィー」が進呈される。

赤いホンダは、既に3000km程走行したものである。

しかし、こちらの給料に対してバイクは、

日本で、車を買うくらいの価値である。

バイクのおかげで、綱引きも盛り上がるというものだ。

大家さんの話では、UBUDの綱引き大会は、

景品ももっと豪華なのだそうだ。

景品は、有志を募って集められた金で買われるとのこと。

◆ 無敵の二人 ◆

大家さんの奥さんがリーダーの

ニュークニン ピンキー バビチーム(オジャラ命名)には、

「体重なら、也十にも負けないわ」の

イブイブが鼻息も荒く、周囲を威嚇する。

お供え運びで鍛えた腕っ節は、

綱引きで成果が確認されるのだ。

この二人がいるだけで、他のイブイブチームは

なんとも弱そうに見える。

ピンキーバビチームは、初戦を軽く突破、

二回戦も楽勝で翌日の決勝に進んだ。

後日大家さんに聞くと、優勝したらしい。

この二人のおかげであろうと私は確信する。

◆ ニュークニン 黄色カエルチーム。 ◆ 

真中のヒゲ親父が大家さん。

サッカーユニフォームを来て参加するチームは多い。

健闘むなしく、初戦敗退。

敗因は、やはり年齢だろう。

若いチームや、木彫りチームにゃ勝てないに

決まってる。

ニュークニン中の観客から、ブーイングが起きたのは

言うまでも無い。

◆ オカマチーム ◆ 

嫌なもの見ちゃったなぁ。。

安物のワンピースを身にまとい、颯爽とやってきたのが

オカマチーム。得意の鳴り物に、コテカンを入れながら

オカマらしく、女歩きで行進する。

きっと練習したに違いない。

ゲイの村があると噂されている、

バンヤンツリーの向こう側から

やって来るところも、ギャグの一つなのだろうか?

観客も大歓声でよろこんだ。

バリ人は、こういうのが大好きなのだ。

しかも、彼らも予選を通過し、決勝日に進んだらしい。

バリのオカマは強かった。

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