◆◆◆2000年 1月20日 ◆◆◆

★突然ですが、チャーター公演@オジャラ邸

庭にセットされたガムランのセットたち。 サイ・ピトゥと呼ばれる7音の楽器である。楽器が到着したというだけで、心は、浮き浮きしてくるのである。

チャーターしたのは、Jaya Semaraという新鋭のグループ。若い演奏者達が、続々と我が家に到着する。

★これまでのいきさつ

とある晴れた日に、友人と、禁断のグヌンジャティを聴きながら、ビールを飲む。「庭でチャーター公演なんかができるといいんだけどね。」などと無駄話をしながら、杯を重ねると、いつのまにか、演目や楽器なんかも決めてしまっている。酔っ払った勢いは止まらず、脳ミソは全開に。

「今、ガムランのオーナーを呼んでくらぁ」と、もう、誰にも止められない状態だ。そして数分後には、下見にやってきた、ガムランのオーナー。バリも、こういうことは、激早だ。

「ビサァ」などと話しつつ、日取りや料金の話、そして、チャーターの手順を確認する。全ての道具は、照明・絨毯も含め、全部楽団に用意してもらう。そして、とうとうその日がやってきたのであった。私としては、朝からグヌン・ジャティを聴くのは止めてもらいたいと思うのだった。今度は、グヌンジャティを呼ぼうなどと、言いかねないからだ。おいおいおい・・・・。

 
★SEKAR GADUNG

とりあえず、客寄せに、まず一曲。演奏が終わる頃には、庭は黒山の人だかり。スゴイ動員力である。

★SINOM LADRANG

★TABUH GARI

7音の鍵盤を活かした、独特のサウンドが素晴らしい。3曲終わる頃には、薄暮となりムードも盛り上がってくる。

★GABOR

出番を待つ、美女たちの、我が家二階の楽屋での様子。そして、庭で軽やかに舞う姿。カメラのフラッシュが弱く、あまり綺麗に写らないのが難である。

この頃には、後ろのギャラリーも、数え切れない位に増えていた。ニュークニンでは、UBUDの楽団をチャーターしたりする人は、いないのだそうだ。大家さんは、バンジャール中の人に、今日の公演のことを知らせたらしい。

ガキ共は、明るいうちから、待ちに待っていた。みんな、娯楽がないからな。

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