◆◆◆ 046 アトリエの様子 ◆◆◆

芸術活動って、散らかるのよねぇ。

◆◆◆ 机の上を大幅に掃除し、かなり絵画モード ◆◆◆

雑誌の表紙の仕事が終了し、年末には、アトリエを掃除し、2個ある机は、それぞれ片付けられ、机の上のスペースを広げた。

オイルパステルのデッサンを仕上げたり、撮影したりするモードに入る。

絵が大きいし、デッサンは、四百枚以上あり、更に、新しい紙を130枚も買ってしまったので、アトリエは、足の踏み場も無い状態。

仕上がっていない絵は、完成させ、サインを入れる。

昔の絵を引っ張り出したり、新しく描いた絵を追加したりしていると、大分スキルが上がってきたなと思う。

絵というのは、技術なのだと思わされる。

この写真の撮影のときには、ちょっと水彩画も描いていた。
最近は、油絵とクレヨンが、交互に乗り、絵が描かれるのだ。

◆◆◆ ついに、撮影用の道具を開発 ◆◆◆

開発というのは大袈裟。

給水パイプに、洗濯バサミと、ダンボールで、絵の大きさのボードをつくり、更に、洗濯バサミで、絵を止めて、三脚で撮影する。

三脚には、ライトも取り付けた。

絵の端がまるまらないので、絵に変な影ができたりしないで撮影できるのがいい。

なんでもっと早く作らなかったんだろうと思ったりもする。

絵を正面から、ゆがみなく、明るく撮影できると、絵の加工速度がぐっと上がる。

絵の加工速度が上がると、本の作成時間が短くなる。

そうすると、次の本が作成できるというワケだ・・・。

◆◆◆ 上の品に、絵を貼り付けると、 ◆◆◆

こんな感じになる。
おおっ、この美女はだれだぁぁぁっ。
読者様が持ってきてくれたアタシのキモノを今度は、着てもらい、モデルになってもらう。

いやあ。オジャラよ。頼みすぎだろう。
しかも、このキモノ黒いキモノなんですけどね。アタシ、黒って使わない画家なのよね。(黒いパステルは、持ってません)

忘れてたよ。なんで、黒い着物なんて、買ってしまったんだろう・・・・・・・。(句会に着ていこうと、欲張ったためだった・・・。しかも、句会は、日にちを間違えて、参加しそびれてしまう・・・・。はぁ。)

まあいいか。

というふうに、最近の作品は、上達したので、撮影していても嬉しいのよね。カメラの露出とか、シャッタースピードの研究もして、もう、バッチシ。

画集ができるのが楽しみだわあ。

今のところ、5百枚くらいになる予定。一体、何メガになるんだろう・・・。

◆◆◆ 油絵モード ◆◆◆

油絵は、絵の具や、オイルが机の上にこぼれたりすることが多いので、昔スカートにしていた、バティックの布を敷くことにする。

正面には、静物用のスペースが儲けられ、スンバ布や、花、時計などを配置。

机の上には、ロンボク焼きの壺に筆を入れている。
この左側に大きいイーゼルを置いて、絵を描いている。

去年、油絵を始めた時には、あまりにも下手で、オットに

『油絵の才能がないんだから、辞めてくれ』
と言われていたのだが、一年間、マジメにスケッチに通い、ペン画なども大量に描いたために、線に自信が持てるようになってきた。

私は、どうしても、バリ滞在中に、油絵を描けるようになる必要があった。日本のスペースと比較して、圧倒的にバリの家は広いからである。

◆◆◆ 最新作 ◆◆◆

油絵の存在感というのは、他のどの作品よりも強い。

色彩もそうだが、ペンで描いて、パソコンで色をつけた作品と並ぶと、全く別な世界が広がってくる。

どんな画材であっても、技術が見についてくれば、必ず描けるようになる。

そういう、信念みたいなものは、前から持っていた。

私の場合、自分の作品作りに必要な技術がまだ身についていないだけなのだ。

という、自分の技術の未熟さにも気づいていた。

最終的に必要なのは、自分を諦めない、精神的な強さなのかもしれない。

今は、表現したい色が作れるようになるまで、何回も同じ色にチャレンジするという、実験的な段階かなと思う。

この絵の後ろに並んでいるカップや壺だって、実際の色からはまだ遠い。

彼女(陶芸家スーザン・サリアピ工房)の作品も色が特徴的なのだ。

私の絵の練習に最適なモチーフと出会った喜びで一杯だ。

◆◆◆ 恥ずかしながら、去年の作品 ◆◆◆

確かに、オットが辞めろと言うのはなんか解る。

この絵であれば、パステルで描いたって、ペンで描いたって、

同じだもんなあ。

油絵で描くからには、油絵独特の質感というのも、

絵の中に入っていなければならない。

この絵には、それが全く感じられないのだ。

でも、この時代作品(何枚かある)は、アタシの絵という感じが強い。

上の絵より、ずっと、オジャラ的構図、オジャラ的デザインを感じさせる。

そして、この時代には、もう戻れないのだという淋しさも、ときどき私を訪れるのだった。

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