◆◆◆ 028 今年のお月見特集 ◆◆◆
今年は、そこそこ飲めるワインが手に入るようになったので、自宅でお月見をすることに。
安上がりだわぁ。
◆◆◆ 前日から、オットは、忙しい ◆◆◆
『月のが、どの辺りに昇るのか』という位置確認が、
月見の最大のポイントだ。
木の陰などに隠れてしまっては、折角セッティングしても、(月が見えないので)意味がないからである。
自宅でのお月見という、一年に一度の大イベントに、オットの鼻息は荒い。
時々外を見ては、『この時間は、この辺りか・・・・』などと、入り口の辺りを無駄にウロウロとするばかりである。
夕暮れ時は、雲に覆われていた空も、月が昇る頃には、雲ひとつ無い星空に・・・。
やはり、日ごろの行いがいいからに違いない。オジャラ家は、イベントの時、天気に恵まれるのが特徴だ。
◆◆◆ そして、今日の料理は・・・ ◆◆◆
生姜焼きにキャベツかぁ。いつもと一緒やんけ。
まあいい。肉が無いよりはいい。(バリ島では、肉の材料費が野菜などよりも高いので、お料理も高いのである。)
自称ロンボク焼きのろうそく立てなども並べ、ムードを高める。
このろうそく立ては、どうということもない品なのだが、さすがに、暗闇では実力を発揮する。
このろうそくの光があるだけで、写真映りだけは、南国高級リゾートの写真さながらである。
デジカメって偉大だわぁ。
ワイングラスは、ビストロ風の背の低いのを愛用している。理由は、バリのキッチンはタイル貼りなので、グラスをよく割ってしまうからである。背の低いグラスは、ビール専用冷蔵庫のチルドルームにピッタシの高さ。カンペキっす。
◆◆◆ そして、ワインタイム ◆◆◆
オットは、今宵の為に、既に4時からデキャンタした、シラーズの赤ワインを冷蔵庫から出してくる。
このワインは、デキャンタしてから、一時間以上経たないと、香が開かないのが特徴だ。(←そっ、それってマズイって事っすか?)
しかし、今まで、飲めるワインが皆無だったのだ。
この程度であれば、日本で飲んでいた南アフリカのカベルネ種のワインと同等である。(こちらも、デキャンタしないと頂けない品でした。)
一時間程空気に触れさせると、香りが開いてきて、ほんわりとした味に変わってくる。
これで、酸っぱいブドウジュースよりマズイ『ハッテンワイン』ともお別れだわぁ。
名月を見ながら、旨い酒を飲む時間というのは至福のひとときといえなくもない。
去年ベベブンギルに7000円以上も支払った事を考えると、今年は、安上がりで幸せも倍増。
◆◆◆ 蜻蛉もお月見 ◆◆◆
そして、この時期のもう一つの名物は、蜻蛉の大発生。昨日、一昨日と大量に降った雨にふやけて、今年の第一段が登場する。(蛍光灯の下の、白いゴミのようなのが、全部蜻蛉です。実際は、写真の何十倍もいます。)
特に、街灯の白い明りがお気に入りで、もう、ネルトン合コンさながらの、大盛り上がり。
相手を見つけるとすぐに羽根を落とし、地上に降りてくる。そして、下で待ち受けているカエルやアリ共に、生きながら食われてしまうのであった。
人生って、はかないわぁ。
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