◆◆◆ 008 木彫りの下見 おまけ ◆◆◆

 

右の奴、オババ様にソックリっす。

◆◆◆ オジジ様の作品たち ◆◆◆

庭掃除のオジジ様も、実は、木彫り職人なのだった。

オジシ様は、どちらかといえば、木彫りは下手くそだと思う。大家さん(オジジ様のマスオさん)の方が、才能はある。

それでも、マスオさんの方は、木彫りでは銭にならないという理由で、芸術家を辞めてしまったのだった。

まあいい。人の人生だ。

才能も無いのに画家を目指すよりは、才能があっても、生活できない事実に気づき、転職する方が、よっぽど真っ当な選択だと、思えなくも無い。(タピ、マスオさんは無職。金が無いなら働けよっ!!ったく。)

あー、バリって、考えさせられるわぁ。

◆◆◆ サルがイッパイ ◆◆◆

さすがに、猿森裏。

サルの模写には困らないっす。でも、こっちのサル、もっと毛が長い気がするのよね。 

 

 

◆◆◆ アヒルと農民 ◆◆◆

よくある風景っす。この木彫りは、かなり傷んでます。

ま、自宅に放置してあるだけだから、ワックス定期的にかけているわけじゃないし、雨に濡れてしまう事もあるし。

せっかくの作品も、保存状態悪しで、オススメできません。

ああ、もったいないっす。

ひび割れてる作品もあるっす。残念っす。

ウチの近所には、イルカ売っているみやげ物店が15件以上あると思いますけど、商品は売れずに、10年後には、全部こんな感じになっちゃうんっす。

はぁ。

 

◆◆◆ 紫檀の木彫り品 ◆◆◆

今までのと違って力作っす。

力が入っている作品というのは、存在感が違います。

それでも、前回紹介した木彫り店の品と比較すると、大差なんです。やっぱ、仕方ないっすよね。これが才能っていう奴なんです。

この作品が悪いってワケじゃないんですけど、同じ値段なら、あっちを買うってことなんっす。

この木は、硬いので、彫るのには時間がかかるし、材料費も高いです。

現実っていうのは、弱肉強食だわぁ。

◆◆◆ これも、ガルーダ ◆◆◆

バリの木彫りは、バリの神話をモチーフにしていることが多いっす。これは、なんとかの神様だと、説明してもらいましたが、忘れました。

アタシ、その手の話はあんまし、興味ないみたいっす。

まあ、素朴な感じっていう部分では、マルかなぁ。

洗練されすぎた木彫りって、結構コワイものあるからなぁ。

どっちにしても、ホコリだらけで、そのうち、乾燥のしすぎで、割れてきてしまうと思います。

◆◆◆ これはレゴン ◆◆◆

この作品は、だいたい60センチ程。
土産物として持ち帰るには、無難なサイズだと思います。
一個あると、ま、インテリアにはいいかなとも思いますけどね。

え?要らない?
ごもっともでございます。

ウチの父は、結局これくらいのサイズの、ガルーダの品を他の店で求めていました。

やはり、買う人のニーズを考えて作品を作るのは大切だなぁと思わされますね。

どんなにいい品でも、巨大すぎて、家に入らないのでは、仕方がないですもんね。たはっ。

『過ぎたるは及ばざるがごとし。』

解っているようでも、なかなか、本音の所は理解できていないのが、客の心理っすね。

◆◆◆ ママが買わされたポストカード ◆◆◆

ツアーで回った土産物店で、26枚で『千円』の、手書きのバティックカード。折角買ったのに、『いらないから』と、アタシの家に置いていったのだった。そんなら、買うんじゃないっちゅーの。

中を開けてみると、ペラペラの台紙に、切り落としたバティックをノリで貼り付けてあるだけの品。はぁ。ホント粗悪。

封筒位は使えるかと思ったのに、コピー用紙をノリで貼りつけて作った、自家製封筒だった。ケチりやがって。
布はコースターにでもして、こんど来た人に引き取ってもらおう。
え?アンティークの手書きバティックの方がいい?
ごもっともでございます。

両親は、このカードを初め、イロイロな所で、イロイロと掴まされて、ボラれまくって、楽しく買い物を済ませたようだった。ヨカッタ、ヨカッタ。初バリは、そんなもんだろう。観光客の皆さんは、正しくボラれて下さい。

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