◆◆◆ 005 ハノマンの祭りの様子 ◆◆◆

◆◆◆ 髪を切りに、UBUDに繰り出す ◆◆◆

ハノマン通りの真中辺りにできたと評判の、『オカマの美容室』を探してみようと、ブラブラと出かける。
しかし、絵を置いてくれているギャラリーで、『ここら辺りで、いい美容室があるか?』と聞くと、お姉さんが、『ワヤンサロンがいい』と教えてくれた。折角だから、そこに行ってみることにする。

『髪なんて、どこで切っても同じさっ。』と思っているアタシには、どうでもヨカッタのである。
気合を入れて出かけたわりには、行き当たりバッタリだ。

しかし、ワヤン・サロンのオヤジは、食事に出かけたのか、店を開けたまま不在。仕方ないので、近所をウロウロしてみることにする。

すると、石像に祭りの衣装。おおっ、オダランのようである。
『み★ 道を歩けば、オダランに当たる』
今年はバリ島★お笑い歌留多でも作ろうかな・・・。(ウソ)

◆◆◆ パダンテガル、バレバンジャールのお供え ◆◆◆

さすがに、美しい。
貧乏ニュークニンとは大違いの、デワ・バンガロー前、
パダンテガルのバンジャール、お供えの列。
ニュークニンの住人よ。これが、正統派お供えだぜ。

しかも、まぁ、キレイに並べること・・・。
バリ人の美的センスというのは、祭りを通して磨かれるのだ。
リンゴや、オレンジ、マンゴーは、フルーツの中でも結構高い。
村人は、こんなところで見栄を張ってしまい、また散財する。
いくら神様の為とはいえ、ついてない習慣である。

お★ お供えで力比べのバリのイブ(←アナタもどうっすか?バリ歌留多・・・。)

◆◆◆ 奥では、ヤッパシ・・・。 ◆◆◆

クソオヤジ共が、闘鶏の真っ最中。ハノマンの鶏は、どれも高そうだ。
ニュークニンは、鶏の値段でも、賭けに参加する人数でも差をつけられている。
貧乏って、イヤだわぁ。

掛け金も高いんだろうなぁ。なんだかんだ言っても、一応ハノマンやモンキーフォレストは、
UBUDの一番の稼ぎ頭。ここで儲けた金を、儲かっていない奴らに還元するという仕組みだ。
よくは解らないが、まあいい。幸せなら。

か★ 神様に祈るは鶏で大儲け(←しつこいっ。)

◆◆◆ トランプオヤジ ◆◆◆

最近は、結構高度なカードゲームも流行っているようだ。

小さな花札程度の紙切れをトランプのように並べて、緑色の棒のような品で賭けて、あとで換金する仕組みらしい。

シッカリと写真を撮りながら、
『ワヤンサロンの、ワヤンさん来てない?髪切りたいのよ。』
などと、さりげなく、オヤジの消息も尋ねて回る。バリ滞在にもなかなか慣れてきた。

今ごろは、『外国人も髪を切る程、腕がいいワヤンサロン』などという評判が立ち、サロンのオヤジも大忙しだろうよ。

オヤジっ、コミシ払えよーっ!!

◆◆◆ 美容室に戻る ◆◆◆

結局、闘鶏場にも、賭博場にも『カリスマ・ワヤン』は見当たらず、オジャラは、今きた道を引き返す。
店の前のワルンのオヤジが、『もう戻っているよ』などと教えてくれる。
これを、親切と思ってはいけないよ。観光客諸君。彼は、よっぽど暇なだけなのだ。
猿森裏番外地は、勉強になるねーっ。うふふふふ。

そんでもって、店に入ると、もう、髪を切っている奴がいた。チェッ、先手打たれたよっ。
賭博場などに行くんじゃなかったぜっ。(大後悔)

結局、小僧のカットが終わるのを待って、オジャラも髪を切ってもらう。

『何で自分で髪を切ってたの?』と聞かれたので、
『金を払うのがイヤだからよ。』と答えると、大爆笑だった。
はは。今日は、5000ルピア払って帰ってくる。
この場合、『いくらですか?』などと聞いたりしてはいけない。
相場をあらかじめ地元民に聞いておき、その金額を問答無用で渡して帰るというのが、王道である。

注:観光客は、決して真似しないで下さい。
消毒していないバリカンなどで、バリバリ刈られてしまいます。(本当)

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