◆◆◆ 086 シンガポールの旅 その5  ◆◆◆
シンガポール川、アヒルレース

朝、無料で新聞が配布される。いい宿だ。新聞を開くと、アヒルレースの記事がドーンと目に入る。

 

おおっ、これは、アタシも持っているオフロ用アヒルちゃん。(ゼッタイ中国製)

 

ぐーっ、生意気にも、サングラスかけてるっす。

なんと、アヒルレースは、シティバンクの普通口座を開くと、無料で参加できるっす。
シティバンクめ、考えやがったな。これで、ガキに口座を作らせようという魂胆ミエミエだぜ。

そういえば、オジャラも、近所にあった、今は亡き協和銀行の口座を作ったことがあった。
銀行名は何度も変わっているようだが、未だに口座ももっている。
近いというだけの理由で使ったりもしている。
(預金はガキの頃より少ないというのが、銀行の唯一の誤算であろう。)
インターネットバンキングも無いというヘッポコ銀行なのに、愛着さえ生まれつつある。
ガキのうちから口座を作らせて、物心ついたときには、愛着さえ湧かせてしまうという
長期保有を目指した愚かな戦略に出たな。シティパンクめ。

銀行マンよ、アタシのように、口座数ばっかし持っていて預金はカラッキシという
顧客が圧倒的に多いから、管理料ばかり高くついて、
銀行の経営を圧迫していることに早く気づけよ。

10万匹のアヒルの半分が預金ゼロ円で口座を作ったとして、
奴等がゼニを稼ぎ出すまでの口座維持費用いくらかかるのか計算したんだろうか?

まあいい、アヒルレースに目が眩んだ子供達は、こぞって口座を作ったに違いないからである。
優勝賞金は、総額100万S$!!

口座を作らない人でも、お小遣い程度で参加できるらしいっす。うーん、オジャラも参加したいっ。

◆◆◆ 以下の写真は新聞記事より抜粋 ◆◆◆

この日、洗濯があった我々は、アヒルレースに遅れてしまう。

そして、終に午後からはカミナリを伴う豪雨になってしまい、激混みが予想されるアヒルレースの観戦は、あっさり断念されたのだった。

アヒルレースは1時から4時までだったらしいが、みなさん、ずぶぬれになったに違いない。ざまあみろ。

そうか、アヒルはコンテナで流されるのか・・・。当然といえば当然だ。みんなが一斉に川に流そうとしたら、川に落ちる人続出だろう。

そういえば、この敗者のアヒル達は、レース後、どうなったんだろうか?次のイベント会場に、そのまま運ばれるのだろうか?うーん、気になる。このイベントで儲かったのは、オモチャ会社だけに違いない。

◆◆◆ 優勝はこのアヒル君。 ◆◆◆

一等の賞金一万ドルが渡されたらしい。
新聞に書いてあった『賞金総額の100万ドル』というのは、何だったんだろう?
一等が一万ドルなら、残りの99万ドルは何処へ行ったのか?
さすが、シンガポールは、先進国だけど、アジアである。
限りなく大きい事を言いながら、実態はよく掴めない。
これって、誇大広告ぅぅ???
高度なテクニックを駆使しながら、人を集めておいて、金の行く末は、何処までも不透明。アジアって深いわぁ。

このイベントで集められたお金は、川の保護や、整備などの他、イロイロと寄付されたり、川をもっと盛り上げたりするイベントなどに使われると、新聞には書いてあるように思われた。(英語なので、実は、よく解らない。)実際のところ、半分位は、うやむやになってしまったに違いない。アジアだからな。

このレースには、100,000万匹のアヒルが参加した。100万ドルに釣られて、お小遣いをつぎ込んだガキや親馬鹿の姿が目に浮かぶ。しかし、一等は一万ドル・・・。(←しつこいっ)

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