◆◆◆ 071 カンパイ 日本食レストラン登場 ◆◆◆

◆◆◆ 新しく出来た、日本食らしきレストラン ◆◆◆

カンパイという名のレストラン。デウイシータ通りの、バタンワルーの斜め前辺りに出現した。

入り口のカウンターは、なんか豪華。
ちと高そうだ。
今まで唯一のUBUDのすし屋『漁師』と比べてどうなのか?

日本酒は?酎ハイは?ビールはハウマッチ?
知りたいのは、その辺りである。
(酒のことばかりやんけ。)

どうせ味には期待していないというのがミエミエだ。

◆◆◆ お兄さんは、パチパチ握り ◆◆◆

さっきから気になるのが、拍手の音。
定期的に、板さんが鳴らしているようである。
アタシ:『なんで、手を叩いてるのかしらね?』
オット:『日本のすし屋だって、手を叩く感じで、勢いつけて、寿司握るじゃないですか。あれですよ。』
アタシ:『ああ、そうか。それにしても、わざとらしくて、全然勢いになってないよね。』
オット:『まあ、日本に行った事あるわけじゃないでしょうから、ホンモノの板さんのことも、知らないだろうし、仕方ないんじゃないですか?』
アタシ:『ウルサイから、止めて欲しいわね』

相変わらず、ワケの解らない会話から始まる、久々のすし屋なのであった。

◆◆◆ おおっ、居酒屋風の店内 ◆◆◆

さすが新しいだけの事はあって、この辺りでは、一番まともなレストランという感じだ。

第一、壁もエアコンもある。(バリには、壁の無いレストラン多し)漁師もリニューアルしたが、お値段は一段と高くなっていた。

しかも、新しい漁師は、間取りがイマイチだし、キャパも少なくなったような気がする。それと比べて、この店は、二階もあるらしい。なじみ深い日本の居酒屋を研究していて、なかなか快適。客がいないというのが、唯一の誤算だったに違いない。

テーブルには、ピーナツと、花。
食器や花器など結構センスがいい。

寿司は、こんな感じ。皿の中央に、
『ごめんなさい』という感じで、小さくまとまっている。
味はまあまあだが、ネタの大きさは
漁師より小さい気がする。

この前も食べた、牛のタタキ。パクチーを乗せて、わさび醤油で頂く。結構旨い。

磯辺焼。もち米があるので、自家製餅を店員が作るというのがバリの餅事情である。当然にツキが足りなくて、粘りがなく、餅特有の旨みも少ない。しかしながら、餅という文字を見ると、食べずにはいられないのであった。

粉っぽいぜっ、兄ちゃん!!

酒飲みは、金がかさんでイカンねー。
お料理全部と同額のワインボトル。
いつも、一本オーダーして、ボチボチと頂くのが楽しみだ。

◆◆◆ 総評 ◆◆◆

●お値段:漁師よりも安い
●店:漁師よりもキレイ。店員さんも感じがいい。
●酒:日本酒・焼酎飲めません。

かろうじて白ワインはオッケー。漁師で日本酒をガブガブ飲むよりは安く上がる。

●結論

飲める日本酒を目の前にすると、止まらなくなる人たち二名は、禁断の漁師には、しばらく行く事はないであろう。

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.

Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.