◆◆◆ 058  UBUDの『手漉きの紙』工房訪問 ◆◆◆

◆◆◆ 紙作りの工程は、ざっとこんな感じです。 ◆◆◆

バナナの茎は、このようにカットして、何時間も煮込みます。

  

煮込んだ原料は、よく洗って不純物を取り除きます。何度も洗います。

ミキサーで繊維を細かくして、紙漉きの枠の上に、手で広げて行きます。
日本の和紙のように、パッパと作れるわけではなく、一枚の紙を作るのに、
かなりの時間がかかるとのことです。

   

あとは、よーく乾かします。簡単そうに見えるでしょ。
でもね、自分で作ろうなんて、思わないほうがいいですよ。買った方が安いですって。
(注)当然に、教えてもらったけど、理解できない部分は省略して紹介しています。はは。

関係ありませんが、紙作りのワークショップもあるそうです。
UBUDで何かを体験してみたい人は、要チェック!

◆◆◆ 完成した作品 ◆◆◆

今日作っていたのは、二色の原料を重ねた紙。
厚さは0.3ミリ位で、中央に絵などを掛けられるように、
加工された作品。

手で一枚一枚、原料を広げて行くので、
繊維の広がりが均一でとても美しい仕上がりでした。

色紙とか、俳句の短冊を飾るのにもいいかなと思います。

前のページにも、イロイロな色がありましたけど、優しい感じだったでしょ?自然にある物を利用して染め上げると、どうしても、少しくすんだ感じになるのだそうです。

アジアン雑貨好きで、アジアの家具を集めている方のお部屋には、ピッタリだと思います。

◆◆◆ ヒモの加工 ◆◆◆

工房の奥の方では、女の子が、先ほどの紙にヒモを通していました。

私が写真を撮影してもいいかと尋ねると、恥ずかしがって、顔をあげられません。
バリ人ですねー。

バナナの茎の繊維をよって作った、紙袋のヒモなんかも、彼女が加工しているみたいでした。

作品が完成していくのに携わるのは、
なかなか充実感があります。

◆◆◆ どこで買えるの? ◆◆◆

実物を見てみたい方は、この紙を置かせてもらっているお店もあるようなので、直接訪ねてみてください。
お店は、【hening】ヘニングという名前で、テラゾーより、もう少し奥辺りにあるとのことです。(UBUDマップの、【エ−A】辺りです。【hening】は、やはり別な日本人の方がオーナーさんが経営する雑貨店だそうです。)

オジャラは、直接、紙を漉いていらっしゃる方のお宅に伺ったので、今回お店の写真はありませんが、
ご紹介した紙や袋類などは、【hening】で販売をしているそうです。(UBUDでは、今のところ、ココだけだそうです。)

ワークショップの事なども、このお店に案内があるとのことです。ご興味があれば、行ってみて下さい。雑貨仕入れなどをされている方も、ここでしか手に入らないオリジナルな品が見つかるかもしれませんよ。

紙は、【green man】グリーンマンというブランド名で、販売を展開しているそうです。
ラッピングやインテリアをはじめ、イロイロなものに利用されているお客様が多いのだそうです。日本で同等の手漉き紙のお値段を知っている方は、多量に買っていくんじゃないでしょうか。
これからは、日本の小売店でも見かけるチャンスが増えそうですね。
【green man】では、現在ホームページも、作成中とのことです。楽しみですね。完成したら、私のページからもリンクを貼らせて頂こうと思っています。

残念ながら、版画の紙としては、ちとムリっぽいです。絵のマットとしてどうかなどともお話させていただきましたら、ご親切にもデンパサールの額縁屋さんを教えて下さいました
貴重な情報をご提供下さり、ありがとうございました。
早速先日、マット紙の調達に行ってまいりました。
マットの値段などと勘案し、手漉きの紙も、たまに使ってみると面白いと思っています。

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