◆◆◆ 043 猿森裏での日々 ◆◆◆
◆◆◆ オジジさまの作品 ◆◆◆オジジ様は、木彫り職人で、毎日、昼間は、何らかの彫刻品を作っている。ハムを作るチップも、これらの大作の、木屑なのである。
この前、テレビ番組で、「円空仏」というのを放送していた。オジジ様が庭掃除に来ていたので、一緒に見た。
日本の景色や寺の映像も沢山流れて、オジジ様は、「川がある」とか、「山の近くなのか?」などと、アタシに尋ねていた。
円空という仏師は、日本中を旅しながら、何万体もの仏像を作った人なのだそうだ。目標は、なんと14万3000体(うろ覚えだが・・・)。
ピカソに出会った日本人画家は、「一万枚の絵を描けば、君も画家になれるよ」と、教えられたそうだ。一日一枚描いても、30年かかる枚数だ。
しかし、円空は、ピカソを上回る、驚きの『14万体』以上を作ろうと決意していたのだ。凄すぎる。人間のスケールは、志で決まるもんだなぁと、考えさせられた。
◆◆◆ 内職の品 ◆◆◆
大家さんは、日本人から委託されて、アクセサリーを作ったり、梱包したりする内職をしている。
村中のイブが、ヒマな時間に、日銭を稼ごうとやってくる。
今日はインドから輸入した石をケータイストラップかなにかにするのか、ヒモを編んだり、輪を作ったりしている。
アタシがビーズアクセサリーを作っていたら、「アタシにも作らせろ。仕事があれば、引き受ける」などと、PRも欠かさない。でもね、あんなチャチイ材料で作ったアクセサリーじゃ売れないわよ。
そういえば、シンガポールで買ってきた、淡水パールの作品は、まだ作ってないわぁ。シルバーのワイヤーが手に入らないかと、探しているんだけどね・・・・。
あと、ガーネットのブレスレットを作ろうと思って。楽しみだわぁ。
◆◆◆ 新しい自転車 ◆◆◆
おお、これは、大家さんのガキの自転車だ。新しいのを買ってもらったに違いない。
奴は、ガキのくせして、プナブとして、収入もあるのである。
楽して生きることを、こんな若い頃から覚えちゃいかんねぇ。
大家さんも、「日本人と結婚させたい」などと言っていたし。今から洗脳してるのかしらね?
最近、UBUDでは、このタイプのレンタル自転車が多いっす。ハノマン辺りをウロウロする、白い帽子の女の子達やカップルなどを見かけます。
この前来た友達が、一日4万ルピアだと言ってましたが、もっと値切れると思います。
◆◆◆ お猫様、お休み中 ◆◆◆
彼女は、『猫枕』を持っているのだ。なんと、ソバガラ。わざわざ、日本から持ってきた品である。
彼女の頭の大きさにあわせて作ったので、とても気に入っているようだ。
枕があるところに行って、頭を乗せて寝ることが多い。
頭を乗せていない時は、無理やり乗せられることもある。(爆)
しかも、最近は、バティックの枕カバーまで作ってもらったのだ。うーん、過保護。バティック柄のマイ枕で寝ている猫は、世界に一匹と言っていい。
ちなみに、このマクラは、アタシがドローイングデッサンに行く時に、座布団として借りています。
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