◆◆◆ 009 燻製に挑戦 - スモーク編 ◆◆◆

 

 

◆ 大家さんから灯油コンロを借りてくる ◆

「コンポール」と呼ばれるこの灯油のコンロは、バリ人御用達。

火のつけ方は、サポウ(木の枝で作るホウキ)一枝を、灯油に漬けて、サポウの先に火をつける。

灯油コンロの中に火をつっこんで、中に火をつけてゆく。危いなーっ。しかし、他にいい方法も見つからないので、同じように、真似をして火を点けるしかない。

かなり潔く生きている今日この頃だ。

このコンロは、300円位で、その辺りの雑貨屋に売っているのだが、うまくいくか解らない。失敗すると、無駄な出費になるので、とりあえず、大家さんからかりることにした。(貧)

◆  ダンボールで「簡易燻製箱」を作る ◆

今まで「猫の爪磨ぎ用」だったダンボール。

他に見当たらなかったので、これが利用されることになった。

彼女はかなり不満そうだったが、食い意地には変えられない。コンポールの周りに、ブロックを積み上げて、箱を乗せてみる。大丈夫なのか?

箱の中には鉄の棒を通して、肉を吊るす。

そしていよいよ点火。しかし、このコンロは、温度調節がとても難しい事がわかった。

 

◆ カベン状態 ◆

そして、やっぱり燃えてしまいました。敗因は、不完全燃焼。

弱火にしたコンロには、不完全燃焼のガスが溜まり、時々大きな火が燃え上がってしまうという事態が、見えないところで起こっていたのだった。

当然にダンボールに燃え移り、バカール。

あわててコンロに引火しないよう、遠くにぶち投げる。

酸素を大量にGETしたダンボール箱は、全てが灰になるまで燃え尽きた。

「ああ、バナナの皮にでも包んで蒸せばよかったよ。そうしたら、バカールされても、食べられただろうに・・・。」

などと思っても、後の祭りである。

◆ こぼれ話 ◆

一番上の写真にある、タマゴなどが乗っている食器を近くの店に買いに行った時の事。

近所のワルンの女将は、アタシが何かを買ってきたのを早速チェック。

女将: 「どこに行ったの?」

 アタシ: 「これ買いに行ったのよ。」と。鍋を袋から出す。

女将: 「いくらだった?」

アタシ: 「1万ルピアよ」

女将: 「うーん?」

アタシ: 「高かったかしら?」

女将「少しね。UBUDなら、もっと安く買えるのに・・・・」

『いつもタマゴを他の客より高くアタシに売っている』女将が、

アタシが少し物を高く買ったのを心配するっていうのは、

全く、どういう精神構造なんだか???別にいいんだけどね。はは。

高いといったって、余分に払った分は、30円位なのだ。

最近は、物価が急騰し、奴らも、金持ち外人からはちょっと余計に取ろうと必死なのだ。

アタシが、鍋を1万ルピアで買った話は、もう、

ニュークニン中に広がっている可能性すらある。はぁ。暇な人たちだ。

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