◆◆◆ 005 余り布でツギハギコースターを作る ◆◆◆

◆ 接ぎ合わせる ◆

バティック布で洋服を作ると、必ず「余り布」が出るのです。高かったバティックや、好きな柄などの余り布は、どうも捨てきれません。貧乏性は、体に染み付いているようです。

そこで、ちょこっとコースターを作ってみました。

まず、余り布をコースターの倍の大きさの長方形に接ぎ合わせます。縫い代の部分は、表に返して、縫い目1ミリの所でハシミシンをかけます。

◆  ハンドタオルで芯を作る ◆

この前、シンガポールのMホテルから頂戴したハンドタオルを、コースターの芯に使います。バティック布は、薄いので、コップの汗を吸い取りきれないのです。芯を入れないと、いつも湿っているので、カビも生えてしまいます。

コースターの大きさにタオルをカット。

先ほどの長方形を中表に折りたたみ、タオルを乗せて、タオルごと両端に端ミシンをかけます。(輪のところは縫いません)

袋状になったコースターを裏返し、表側を外に出します。口の所を内側に折り入れ、マチ針で留めて、ミシンでコースターの端を一周縫えば出来上がりです。(早)

◆ 完成品 ◆

芯に使ったMホテルのタオルは、今回少し余りましたので、切り口をやはりツギハギバティックでかがり、輪っかをつけました。アトリエ用のタオルとして使おうと思います。(小さくなっても、まだ使われてしまうのだ・・・とほほほ。)

しかし、布には、それぞれ、思い出があるもんですよね。

一番下のは、指を縫ってしまったときの布。少し血痕も付いています。怪我したときの事を思い出します。

一番上のは、お高かったバティック。買うときに、穴が開いているからという理由で値切り倒したというのに、アタシが持っている生地の中では、一番高い価格帯。でも、お高いバティックは、ヤッパ模様が生きています。並べると、一目で値段が解ります。これでカーテンを留める紐や、スカートなんかも作りました。

真ん中のは、最近作ったワンピースと共布です。うーん渋い。バリ人は、この色のバティックが大好きです。パサールに行くと、イブ達は、こんな色のサロンを巻いています。(たぶん地べたに座り込んだりしても、汚れが目立たないからだと思うけど。)

そして、並べると、お高かった布の圧勝です。ここまで使うのなら、やっぱ、いい布で作らなきゃなぁと思うのでした。

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