バリ島 ★ぶうげんびりあ (HTML版)


◆◆◆ おわりに ◆◆◆

追記 『価格の高騰について』

今回、本書でご紹介した、バリ島の品々の価格は、刻々と値上がりしております。この本に載せてある価格は、注記がない限り、二〇〇二年五月現在の価格であります。

この追記を書いたのは、同年七月でありますが、たった二ヶ月の間に、生活必需品などであっても、十パーセントから二十パーセント以上も値上がりしてしまいました。

本書を読み、本書の価格を基準に生活日用品を買おうとした方は、物価の高騰により、表記価格よりも、もっと高い金額を払わなければならないと思います。

バリ島では、商品に価格がついていないこともあり、買い物の際、購入者は、『その価格が適正かどうか』を、いつも考えなければなりません。

そういったときに、本書や、ガイドブックに明記してある価格を信じて旅を続けることは、旅が大変つまらないものになりかねません。

買い物の際に、『自分が外国人だから、不当に高い値段で売られているんじゃないか』という、現地人への不信感であるとか、国そのものへの不信感が沸いてきて、その値段が、現在の適正価格であるにも関わらず、(ガイドブックなどの情報だけを信じていて)買うことができないという人をたくさんみかけます。

ガイドブックの値段は、三年-五年くらい前の価格がそのまま掲載されていることも多いのです。

また、ルピアが暴落した頃(一九九八年頃)に、バリを旅した方は、その時の『安い』という記憶ばかりが心にあり、今後の旅でのショッピングや、観光地での買い物などを、存分に楽しめないという事態にもなるんじゃないかと、危惧しております。

値段が心配な方は、買い物の際、日本円でいくら位なのかを計算し、日本で買うよりも安価もしくは、半額程度なのであれば、オーケーとするべきじゃないかと思います。

バリ島で生産されていない、品質の高い品物は、全てジャワ島や海外からの輸入品になりますので、日本より高い場合もあるのです。

バリ島で長期滞在しようと考えている方も、いるかもしれません。

そういう方は、生活日用品をなるべく安く求めたいと考えるかもしれません。その場合には、買い物に行く前に、現地の友人に、日用品の現在の価格を確認する事をオススメします。

しかしながら、ミネラルウオーターや、ガスボンベなどを、利用していないバリの家庭も沢山あるのです。ですから、そういう、日用品を購入していない友人に聞いた場合、昔の値段を教えられてしまうこともあるでしょう。彼らも、値上がりしていることを知らないから、仕方ありません。

ですから、価格を聞く時には、宿の主人であるとか、レストランのマネージャーだとか、日用品を直接買っていて、値段を知っていそうな人に聞くのがいいと思います。

水やガスを買うときに、近くのワルンを、いくつか回れば、現地価格と同額程度で売ってくれる店もあるかもしれません。最近では、値札がついているお店もあります。あとは、頻繁に買い物に通い、愛想良くするとか、帰国したときなどに、おみやげを持っていくなどというふうに、親密になれば、現地価格に限りなく近い価格で、買うことができるようになってきます。

どうぞ、その品物の価格が、日本だったらいくらくらいなのかというのを思い出し、日本より安価であれば、気持ちよく折り合ったらどうかなと思います。旅先で、気に入った品を買わなかったときの後悔というのは、結構あるものなのです。バリ島での買い物で、僅かな(数百円程度)金額が折り合わない為に、気に入った品が買えなかったということがないように、楽しい時間を過ごして欲しいと思います。航空券の方が、よっぽど高いです。

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