バリ島 ★ぶうげんびりあ (HTML版)


◆◆◆ 俳句をエッセイのタイトルに使ってゐるよ  ◆◆◆


ボチボチと句作を始めてから、何ヶ月か経った頃、早朝、真っ赤な空を見て、この句が頭に浮かぶ。

『朝焼けスッと朝になる』

夕焼けの句も対にしてみる。

『夕焼けそっと夜になる。』

朝や夜の風景が目に浮かんで、優しい気持ちになれる句に仕上がったと思う。

『ああ、この程度の句が作れるようになると、俳句が楽しいなあ。』と、ちょっと嬉しくなる。

ノウミソが全開になったアタシは、どんどんと句を作り進め、ワープロで一覧を作ってみる。俳句は百を超えていたのだが、『うーん、句集にするという程でもない。まだまだだ。』再び、実力を思い知らされる。

実は、『絵付エッセイ集』の構想は、前からあったのだが、タイトルに俳句を使うというのは、衝動的に決まったのだった。『絵を描く机の上に、句の一覧が乗っていたから、俳句も絵にしてみた。』程度の話なのである。

私のエッセイというのは、絵が先にある事が多い。その場合、俳句はあとから、慌てて作られるので、句の検討がイマイチで、どうもピンと来ない作品も多い。

しかしながら、俳句は、自分の楽しみの為に作っているのであるから、下手でも構わないだろう。

多くの句は、読者様には、俳句だとは思えない作品だろうとも思う。まだはじめたばかりであり、実力的に仕方がないのである。とりあえず、ピンとこない句で先に進める事にする。俳句は、このエッセイ集にとって、『グリコのおまけ』であり、主人公では無いからである。

第一、読者様だって、アタシの俳句に金なんか払いたく無いだろう。読みたくもない俳句なのに、ついでに読まなければならない読者様というのは、かなりついてない。

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