バリ島 ★ぶうげんびりあ (HTML版)


◆◆◆ 078 / 万年筆のインクを墨にして描いてゐる ◆◆◆

万年筆のインクを墨にして描いてゐる


絵を描く時は、筆ペンを使う事が多かったのだが、俳句の連載の作品では、もっと文字に迫力が欲しいと思った。

墨汁を持ってこなかったので、とりあえず代用出来る品を探す。

スーパー『デルデワ』には、万年筆用のパーカーのインクが売っていた。

バリ人が万年筆を持っているとは思えなかったが、画家が多いということもあり、誰かに使われているのかもしれないし、外人向けに販売されているのかもしれない。一個六八〇〇ルピア。

百円しないのなら、ちとためしてみようと考えたアタシは、とりあえず一瓶買って帰る。

半紙も当然に無いので、コピー用紙を利用してみる。どうせたいした作品ではないのだから、この程度の画材で十分だ。

色はパソコンでつけることにして、とりあえず何枚か描いてみる。墨汁が届くまでは、これで進めよう。

日本の筆を使うのはモッタイないので台湾で買った安い筆を使う。

このスタイルで描いた絵は、結局四百枚程度になり、最初のインクは一本使いきり、次のインクは半分に、薄めて使われた。ああ、貧乏って嫌だわぁ。

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