バリ島 ★ぶうげんびりあ (HTML版)


◆◆◆ 030 / お日様まぶしい夕方のバトミントン ◆◆◆

お日様まぶしい夕方のバトミントン

乾季になると、バトミントンが再開される。夕方の涼しい時間、風呂の前に、ひと汗かく。

アタシは、あまり上手くないのだが、オットにとっても有酸素運動を程度に体を動かすには丁度いいのだそうだ。

サラリーマンだった頃には、運動不足が気になり、『フィットネスセンターに通おう』とか、『自転車でサイクリングに出かけよう』とか、『邪魔なだけの健康機器をいくつも購入』したりして、ムダに、投資して、回収できないままの

『スポーツしなきゃ症候群』であったと思う。

それは、豊かな生活の象徴でもあるのだが、資本主義経済のカモだったと言えなくも無い。

バリ島では、庭でバトミントンができる。庭の整備に多少の金はかかったが、フィットネスセンターの入会金程度で、毎日、運動できることを考えれば、安いものである。

友人のバリ人も、『ウチの庭で、(タダで)バトミントンをやって、健康になる。』とか、『痩せる』というのが、目標のようだが、バトミントンをしにきたことは無い。

インドネシアは、バトミントンの国なのだ。オリンピックなどでも、唯一インドネシアの選手がテレビに登場するのは、バトミントンと決まっている。

マイラケットを持っている若者も多く、賭けバトミントンをして、小遣いを減らしている奴らも多いらしい。

当然に、『庶民のスポーツ』バトミントンは、ラケットやネットなども安価である。羽根に至っては、不当に安い価格の品も出回っているのである。

安価な羽根は、羽根と羽根の間にボンドが詰まっていて、回転しなかったり、飛ばなかったり、飛びすぎたりと、品質は最悪。こんな羽根で練習を続けると、ボールの個性を読み取り、ゲームを続ける能力は鍛えられる。こんな能力がいくら高くなっても、試合には勝てないんだけどね。

そして、そんなに安い羽根もあるというのに、『バトミントンの羽根が買えない』という理由で、庶民のスポーツはしばしば中断されてしまう。

賭けるにしたって、とりあえず、羽根の金を出すのが惜しいのである。うーむ。貧乏スカリ。

おじゃら画廊のHP

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.

Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.

イチオシ自由律俳句の本