バリ島 ★ぶうげんびりあ (HTML版)


◆◆◆ 029 / デジカメで撮影してゐるよ ◆◆◆

デジカメで撮影してゐるよ

我が家に来る若人は、全員デジカメを持って来る。

一昨年、ローンで一眼レフを買ったばかりのS嬢でさえ、今年は小さなデジカメをバックに入れていた。しかもアタシのカメラよりも、高解像度で安い品だった。クーっ、悔しいっ。

そうだろう。デジカメのディスク容量が大容量になったので、高解像度の撮影が可能になり、自前のプリンタで、必要な画像だけ、写真のようにプリントアウトできる時代なのだ。会社には、カラーレーザープリンタの一台位、置いてあるだろう。

そんな時代には、フィルムを買ったり、現像したり、焼きましたりなど、面倒な事は必要無い。更に言えば、プリントなど必要無い。メールで写真を送ったりしたいから、デジカメを買うのである。カメラと記憶媒体さえあれば、あとのコストはタダなのである。(バッテリーはリサイクルできるのだ)

私が『デジカメ』を買うときにこだわっているのは、『カメラメーカーのデジカメを買う』ということである。

理由は、やはり、プリンタメーカーや、フィルムメーカーのカメラには、カメラに対するこだわりが、希薄だと感じるからである。レンズもそう。ズームとか、シャッターの位置とか、そういう、あらゆる面で、カメラメーカーの持つ技術というのは、他社が追随できない部分がある。

デジカメが普及し始めてから、もう六年も経つのであるから、最近の製品には差がないかもしれないが、昔は、そういう、細かい部分の差が大きかったのである。

次に気にしているのは、カメラの大きさが小さすぎないのを選ぶということである。小さいカメラだと、撮影するときに、どうしてもブレてしまうからである。

撮影が大して巧いワケでもないので、ある程度シッカリと腕で固定できる大きさのカメラの方が、うまく撮影できるからだ。

カメラメーカーのカメラは、他のメーカーのカメラより、ちょっとワリ高感があったが、お値段なりの機能には満足している。難を言わせてもらえば、高機能すぎて、使っていない機能も満載されているということか。

デジカメに『ニッコールのレンズが必要か?』と言われると、『うーむ』と考えずにはいられない。しかしながら、撮影した画像は美しく、やはり差があるように思う。

一度買ってしまえば、何度も買い換える品ではないのである。使っていて、自己満足出来るかどうかが、イチバン大切なのだ。

大容量のフラッシュパスには、ファィンモードでも四百枚もの画像が保存できる。毎日カメラを持ち歩いては、空や、花や、バリでの生活の写真を撮影する。

自作の絵も、スキャナーサイズより大きい作品は、全て、このカメラで撮影している。

買ってから二年も経たないのに、撮影枚数は八千枚を超えてしまう。カメラマンでもないのに、こんなに稼働率の高いカメラも珍しいんじゃないかと思う。

これでは、下取り価格も、叩かれるに違いない。

撮影した画像の一部は、ホームページに利用されるが、ほとんどの画像は、削除されてしまう。ちょっと思い出深い写真や空の写真は、CDやMOに保存され、いつの日かの出番を待っているのであった。

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