バリ島 ★ぶうげんびりあ (HTML版)


◆◆◆ 014 / 卵のロシアンルーレット ◆◆◆

卵のロシアンルーレット

バリで自炊をするようになってシビれたのが、卵。

スーパーで買うのはまあ新しい事が多い。

しかしながら、パサールやワルンで買う卵は、要注意である。

何せ、卵に産卵日が明記されているはずがない。

しかも、日陰とはいえ、暑い場所などに、何日も置かれていると、あっという間に傷んでしまうのだ。

我が家では、味噌汁にも卵を入れるし、ゆで卵やオムレツなどの卵料理もよくするので、ちょくちょく卵を切らしてしまうことがある。

そんなときには、前のワルンに買いにゆくのだが、もう、命がけ。アタシ的には、真剣そのものである。

卵は、プラスチックの台に乗せられて、並んでいる。それを一個一個手にとって、新しい卵を見分けなければならないからである。

とりあえず、古い卵の特徴は、

● 卵の片側に、沢山の黒い点が集まっている

● 卵の半分が、色が変色してしまっている

● 殻全体にカビが生えている

などである。

とりあえず、割った時に黄身が割れていなければ、オッケーという感じかなぁ。古い卵は、殻を割った時に、黄身までぐしゃっと割れてしまうのだ。

もっと怖いのは、卵にヒビを入れたときに、『プシュ』と白身が飛び出てくるやつ。そして、もっと怖いのは、ドロドロに腐っていて、中身が真っ黒な卵。

ワルンで十個卵を買って、三個黒い卵だったときには、さすがに、女将に文句を言いに行った。

しかし、まあ、黄身が割れている程度だったら、文句は言えない。その卵を見分けられなかったアタシの責任でもあるからだ、

ワルンの女将などは、パサールで、水に沈めて、卵の鮮度を判断しているようだが、どうだかなー。水に漬けたりするので、返って卵の傷みが早いような気もするのよねー。

そういえば、バリ人の奥さんがいる長期滞在の方は、新鮮な卵を、毎回届けてもらっていると言ってたよなぁ。羨ましい。ウチも、誰かに頼めないかしらと考えている。

しかしね、頼みたい時に電話などで来てくれる人ならいいんだけどね、農家には電話が無いのよね。

ま、いいか。

卵一個六百ルピア。パサール価格は一個五百ルピア。

当然ですけど、生では食べれません。

必ず火を通して頂きます。それから、複数個料理するときには、面倒でも、一個ずつ、コップなどで割って中を確認してから、大きなボールなどに集めて使います。

バリにいる長期滞在の方で、パサールの安い食べ物ばかり食べている方は、動物性たんぱく質が不足気味になります。バリ島では、スパイス臭い食べ物にも飽きてくるんで食欲も無くなるし、肉などは高いので、野菜やマメのおかずで我慢してしまう人が多いんです。暑いですから、体力がどんどん落ちてしまいます。そうすると、病気への抵抗力なども落ちてしまい、ひどいゲリや高熱になってしまったりもします。最低でも毎日卵一個位の目安で、動物性たんぱく質も、きちんと取るようにしたいですね。

そんなときには、ゆで卵でも作りましょう。水に卵を入れて、沸騰したら弱火で7分。殻を剥いて、縦長に二つに割って、しょうゆを垂らして頂きます。結構旨いっす。

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