バリ島 ★ぶうげんびりあ (HTML版)


◆◆◆ 005 / トラビカを飲んでゐる ◆◆◆

トラビカを飲んでゐる

バリに来てから一番気に入っているコーヒーが、『トラビカ★コーヒー』。

別に、絶賛するほど旨いというワケではない。味は、どちらかといえば苦味多し。バリコピに近い感じかもしれない。酸っぱいコーヒーが好きという人には向いていない。

バリ島での長期滞在者は、実は、コーヒー選びに困っているんじゃないかと思う。

バリコピは、粉が沈殿するので、コップを洗ったりするのが面倒なのだ。しかも、お湯を沸かさなければならない。朝コップ一杯のお湯を沸かすというのが、実に面倒である。

そうすると、水で溶かせるインスタントコーヒーを試してみたくなる。

ネスカフェは、イマイチマズイ。しかしながら、瓶を一つ買ってしまうと、二ヶ月位は持ってしまうので、結局他のコーヒーを試すことなく、帰国の時期になってしまうのだ。そういう人は、次に来る時には、日本から持参したりもする。

しかし、そんなインスタントコーヒーでさえ、水や湿度の問題なのか、日本で飲むほど美味しくは作れない。

そのような悩みを抱えている方は、トラビカも一度試してみるのがいいと思う。とりあえずのコツは、いきなり大瓶を買わないことである。こちらは湿気が多いこともあり、粉がすぐにシケってしまうのだ。

一番小さい瓶を試してみて、キライであれば、お友達にあげてしまおう。

早朝、インスタントコーヒーを飲みながら、メールをチェックするというのが日課になっている。

コーヒーは、五十CC程のミネラルウォーターで溶かし、氷と牛乳(常温保存可能なパック入りの牛乳の一番小さいやつ)を入れてかき混ぜる。ドトールコーヒーのアイスラテ位の味にはなっていると思う。

とある日、インドカフェのコップも描いたのだから、トラビカの瓶も絵にしてみようと、アトリエで瓶をグルグルと回してみる。

おおっ。白人カップルさんがコーヒーを飲む写真が貼ってある。気づかなかったぜ。

インドネシア産のくせして、イメージは、ネスカフェそのものなのだ。ネスカフェと勘違いして、トラビカを買ってしまうインドネシア人もいるかもしれないもんなあ。はは。製品のパッケージというのは、そうあるべきなのかもしれない。

そういえば、インスタントコーヒーといえば、楽しそうにコーヒーを飲むイメージが浮かんでくる。ここまでテレビコマーシャルを流した会社は立派だなあ。カッチョよくインスタントコーヒーを飲むイメージは、世界中の他のインスタントコーヒーメーカーも、便乗して使わせてもらっているに違いない。

毎日コーヒーを飲んでいても、私が『白人の美人』でもなければ、オットが『金髪のハンサム』ということもない。現実というのは、理想のイメージからは遠い。

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