ビンタン党の人というのは、結構多い。

バリ島といえば、ビンタンビールと言っても過言ではないからだ。『バリハイ』とか、『アンカー』などは邪道である。

まれにいますけどね、『オレは、バリハイの方が好き』なんて、バリ通ぶっているオヤジ。

そんな奴を見かけると、『ああ、味が解らないのか』などと、ビンタン党は冷ややかな眼差しで遠くを見る。内心は、間違いなく、『あいつらとは、一緒に飲れないぜ』と思っているのである。

自由律俳句の勉強をしているときに、種田山頭火という俳人の、

『けさもよきひの星一つ』という句に出会う。

『ああ、これが俳句だ。』と感激して、パクったのがこの句。

パクリはイカンと思いつつ、ビンタンファンとしては、この句ははずせないっす。まあ、死後五〇年も経過して著作権の問題もクリアしていることだし、どーしても、入れさせて頂きます。え？全然似ていない？いいえ、これはパクリです。キッパリ！

ビンタンファンというのは、このように、どうでもいいことに、こだわってしまうのだった。