◆◆◆ 1694 ★ テレビ番組を見る ◆◆◆
インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)
2012.4.26. 奥村 土牛センセイの番組を見て学んだことは、やはり、作家としての道筋を通すことだと思う。 対象をありのままに、本質的なものを切り取り、より、装飾的なものを排除する。 そういう画作であったということになる。 彼はそこを目指し、そういう作品が残された。 それこそが、作家としての筋道であり哲学なのである。 絵の上手い人は沢山いる。 が、筋道を通し続けられる人はそんなにはいないのだ。 「津軽のゴーギャン」と呼ばれる画家・常田健の番組を見た。 力強い線と、柔らかい色合い、丸々とした農民が朴訥に描かれたヨイ絵であった。 特に、行き過ぎない軽やかな動きの表現が素晴らしいと思った。 |
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彼も、筋道を通した画家であった。 そういったものが、見る者に伝わらないと、絵は残らない。 画壇からは最後まで評価されなかったなどと番組では流れていた。 画壇への挑戦だったとも。 画壇かぁ。 まだ出したこと無いけどな。 画家として、画壇で賞を取るという道を選ぶのか、商業ベースに乗り、コツコツと稼ぐのか。 どちらかしかない。 院展にはいつか出したいとずっと思っている。 まだ、日本画はやったことないけど、今日学んだ、赤燕脂という貝殻を原料にした絵の具を使った技法。 勉強になった。 いつか桜の絵というのを描いてみたい。 |
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それから、源氏物語の絵巻物が2500枚も出てきたという話。(まだ番組途中) 絢爛豪華。 ヘタクソな絵もあるけど、テレビに映った品は、それなりに新しい発見的な絵だったということになり、イラスト的な表現は参考になる。 アタシは、絵画の鑑賞は、動きをチェックしろと教えている。 動きの無い絵は買うな。 ぶっちゃけ、そういう具体的な指示である。 そうして、長い間大切にされてきた品というのには、必ずなんらかの動きが伴っているという例を図解で説明。 動きが理解できれば、動いていない絵が、市場の90%以上を占めているということも理解できると思う。 さっちゃん「オジャラさん、ここにある絵は、全部動いてないけど、どう見ればいいんですか」 さっちゃんよ。 画廊内で大声でそういう質問しないでくれる? アタシは、店を出た後、その辺りもゆっくりとレクチャー。 |
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そう、欲しい絵など、世の中にはそんなに存在しない。 しかも、アタシの低予算では、到底ムリな品ばかり。アタシは諦めない。あはは。 アタシは、川上澄生の有名な作品「初夏の風」を、カラーコピーして加筆して、額に入れて飾っている。 その柔らかな動きの、美しく、引き込む力のある作品は、私に芸術とは何かを教えてくれた一枚でもある。 それは、志功の心を動かした版画でもあると思う。 そう、人の心を動かし、人生を変えてしまう絵など、そんなに多くはないのである。 |
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