◆◆◆ 1687 ★ 最近行った展覧会 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

201212.2.

先日、近代美術館の脱ぐ絵画へ。

ヌードのコレクターとしては、楽しみな展覧会だった。

同行の竜さんも、見たかったと話していた。

裸婦と言っても、お国柄はでるものだと関心する。

とくに、明治とか、昭和初期の、女性を何とか説得して、やつとモデルを脱がせましたみたいな方の、ドッシリとした日本人の体系というのは、遺伝子なのだと思わされる。

いまや、西洋の人を真似て、メダマに青いコンタクトまで入れる時代である。

コンプレックスというか、美意識というか、そういう情報の交錯というのは、興味深い。

客観的に言えば、肌の色が黄色い、であるとか、腰骨大きく、ドッシリと安定感がある体系。

そういった話は、考えても、どうしようもない域だったように思う。

が、昨今のギャルは、ひざから下がニョキリと長く、スラリとした方も多く見かけられる。

食生活と、正座などをしなくなった文化の変化による、体系の推移。

という説明。

アタシは、女ならどっちでもいいや。あはは。

日本人がフランスなんかに絵画の勉強に出かけて、最初は外人ばかり描いているけど、帰国したあと、日本人の日本人らしい裸婦を描こうということに気づく画家も多い。

正確には、そういう、日本の良さに気づいて、良い絵になったから、大切にされた。

そういうことになる。

だから、展示されている作品にも、西洋っぽくモデルを描いた絵もあれば、日本人をドッシリと描く画家もいる。

そういう作家の意思というものが絵に現れ、残るというのが嬉しく思えた。

近代美術館は、常設展も見て、そのあと、工芸展に流れる。

工芸展は、人間国宝の作品がズラリと並んで入館料は200円。

途中の古文書館は、祭日のためお休みだった。

祭日に美術館に行くなんて、人間らしさを取り戻した気持ちでイッパイになる。

そのあと、トーキョーワンダーサイトで開かれている、会田誠さんのワークショップを見学。

ご本人が、若い作家さんたちにまみれ、オブジェ的な作品の創作の指導に当たっていたのは興味深かった。

なんでも、ダンボールで、地獄の門的なオブジェを作り、祭壇のように部屋に飾るというプロジェクトのようだった。

伝統工芸品の一流を見たばかりだったアタシと竜さんには、感想の言いようがなかったが、若い作家さんが次々とやってきて、目をキラキラさせて作品作りを楽しんでいる様子は印象深かった。

このあと、国芳に行く予定だったが、会期もまだあるので、来年に延期して、御茶ノ水で一杯飲んでいくことにした。

あの店は、ビミョーに失敗だったわね。

まあ、御茶ノ水で飲むのは久しぶりだからね。

お店もほとんど変わっちゃってね。

年末のテレビ番組で、たけしさんと、鶴瓶のトーク番組を見たけど、たけしさん、フランスの個展、13万人も人が来たらしい。

「俺、フランスで人気なんだよ」って、

鶴瓶が、「どうして日本でやらないんですか」って聞いたら、たけしさん

「日本は、国立も、どこも貸してくれないんだよ。4月に初台でやるけど」

って話していた。

あはは。

あり得るよな。

まず、フランスで成功すれば、日本でやっても、集客できるだろう的なね。

そういう理由でフランスでやったワケではないと思うけどね。

たけしさんの作品の中にバッタがバタバタしている作品があるって話になり、アタシにも、そういう作品があったよなって思い出した。(作品名はドーナ)

あのバッタは、逃がしたけどさ、どうしたかしらね。

ドーナも、おじゃら現代美術館に飾らなくちゃ。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.