◆◆◆ 1660 ★ ノンちゃんの紹介 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2011.9.30

アタシの外飼いの猫、トの字というのがいた。

背中の文様が、カタカナのトという文字に見える。

美しいブチの猫であった。

彼女も強かったが、彼女を排し、ウチの外猫になりあがったのがノンちゃんである。

腹の模様が、ノンという文字に見えるから、ノンちゃんである。

オカモトタロウの、「ノン」と言え。

あらゆる物にノンといい、道が二つあれば、困難を選ぶ。

それが、オカモトタロウの生き方だった。

生誕100周年にあわせて、ノンという模様の猫が、アタシの猫になったことは、何かの縁だと思う。

この猫を見るたびに、アタシは、ノンという文字のことや、タロウの戦った芸術の世界のことを思い浮かべるのだ。

日々心に刻まれるというかね。

はぁ。

餌、あげに行かなくちゃ。

初代の陶芸作品、「トの字茶碗」は、アタシが、食器を洗っているときに落としてしまい、大破。

はぁ。

泣きそう。

粉々に割れてしまった茶碗を、針金で整形し、ニセ漆でつないでゆく。

茶碗としては、使うのはムリだよな。

重箱にでも詰めて、何か別の作品にするかな。

なんといっても、一番最初に造った茶碗なので、愛着があるのよ。

これと一緒に造った、カエル型茶碗というのもあり、これは、カエル友の会の展示会で紛失してしまう。

信じられないよ。

カエル型茶碗というのは、正面を向けると、上が凹んでいるため、主に表面を返してお茶を飲もうとして、客人が茶碗を回すと、お茶が飲めないという、恐ろしい茶碗なのである。

そのあと、いくつかつくったが、初代ほどの思い入れというか、成功感がないんだよね。

構想はオシオッサさん、作ったのはアタシ

ノンちゃんは、いつもボロボロです。

そして、腹を空かしていて、夕方になると、通りがかりのひとに、誰でもいいから、食べ物をねだり始めるという、恐ろしい体質。

そうして、アタシが夕方にギャラリーに、餌をあげに行くと、

4回ぐらいおかわりをして、やっと、別な場所に移動してゆくのである。

このときも、怪我をしているのか、あちらこちらに傷。

アタシは、この猫に反応する人に、腹の模様と名前の説明をするのだが、腹は、なかなか見せてくれないんだよね。

アタシの図録、ラ・オジャラにも掲載した、わが家のニャンコ、はなちゃん。

丸顔で、尻尾の先っぽだけ白いのが自慢です。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.