◆◆◆ 1657 ★ さようなら漫楽園 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2011.9.28

ここのとろこ、何が忙しかったのかといえば、アタシのバイト先、カンダ神保町 漫画喫茶、漫楽園が廃業するという話から始まる。

マンガ喫茶というのは、漫画の蔵書で集客し、時間貸しでお金を頂くというビジネスモデルである。

すずらん通りという立地や、広い店舗ということもあり、毎日来てくださるお客さまも沢山いらっしゃった。

毎日入荷する雑誌やマンガなどが目当てである。

三月の地震で、ビルに亀裂が入ったこと、一階がパチンコ店だったのだけれども、地震以後のパッシングなどの影響で、売り上げが下がり、退去してしまったことが重なり、急遽、ビルは取り壊されることになった。

そんなもんで、お店の廃業にあたり、家具や書棚、キッチン用具などの全てをアタシがもらえることになったのである。

(古くて、売れなかったので)

マンガは引き継げないものの、店の規模を縮小し、適正な面積で営業すれば、少しはお金が入ってくるかなと思って、この4ヶ月ほど、物件を物色していた。

ので忙しかった。

ということになる。

不動産というのは、実はご縁のものだから、縁があれば、やってみようかな。みたいなね。

初期投資も少なくて済むし。

という事情で、お金を借り入れるというのが、どういうことか調べたり、いくつかの物件を見に行ったり、創業の意思などを伝えるプレゼンテーション用の資料を作ったり。

そういうことに忙しかったのである。

結果は、物件は見つかったけど、資金的な余裕がないため、引き継ぐのはやめることにした。

融資は下りることは確実なんだけど、1ヶ月半ぐらいかかるというのを知らなかったのである。

まあそうだよね。

無担保でお金借りるんだから、審査期間はいるよね。

それに、開業資金が全額借り入れというのは、商売を舐めすぎだ。そういうことである。

構想はオシオッサさん、作ったのはアタシ

好条件の物件も見つかるには見つかったが、家具などを引き継ぐタイムリミットと、融資がおりる時間差の間の資金繰りがどうしてもつかなかった。

ムリして、高金利から借り入れたりしたら、人生がメチャクチャになっちゃうし。

オットとも相談して、資金を貯めて、再チャレンジしよう。

そういう話にまとまる。

ということで、開業を楽しみにしてくださっていたお客様、ごめんなさい。

この先、もっと不景気になって、家賃が更に安くなることを期待しています。

私は、客商売というのは、漫楽園で勤めさせていただいたのが初めてでしたが、自分には向いていると思いました。

私は、借金というのをしたことがなかったので、さすがに、その辺も心配だった。

今まで借りたことが無いので、まあ、どこからでも借りれるわけだけれども、イロイロなところが、お金というのを貸してくれるもんだということは勉強になりました。

できれば、借りないで生きてゆきたいです。

今までは、ギリギリ・サボテン生活でしたけど、少し働いて、蓄えを再び持ち、生活の基盤を作らなければという風に考えています。

絵の方を諦めたということでもありませんけど、地震のあと、益々不景気になり、アートのマーケティングでホットなのは、値崩れした美術品の売買に集中しています。

新鋭の作家さんに光が当たるというのには、まだ時間がかかるように感じます。

絵というのは、良くなれば、必ず光が当たってしまうものなのです。

そこだけは間違いがないので、絵のことは考えながら、多少のたくわえも持ち、漫楽園の再スタートにチャレンジしたいと思っています。

漫楽園ファンの人は、早期再建のために、アタシの絵を買うように!!

(新手の営業方法かっ?)

おじゃら画廊

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