◆◆◆ 1652 ★ オノヨーコさん「釘を打つための絵」 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2011.9.25

オノヨーコさん「釘を打つための絵」

白い板の横に、ハンマーと釘が置いてある。

そんでもって、来た人が、その板に、ギャラリーの来訪者が釘を打つ。

これれだけであれば、最近流行りの「参加型アート」みたいな話だけど、解説によれば、この作品は、いちいち、ヨーコが来客に、どの位置に打てと指示を出し、来客は、その指示に従って、釘を打つという、その、指示を与え、人を動かす的な部分が、新しい。

そういう評価なのだという。

意味不明。

まあいい。

ウチの板は、廃材で、五寸釘を打つには、女性や子供には到底ムリなので、ドリルで、どの位置にうつのか、あらかじめ、穴あけてあります。笑。

「ザ・シーリング」(白い木のハシゴを登り、天井からぶら下がっている虫眼鏡で、天井の白い板を見ると、YESと描いてある作品)

のパロディーもあるしな。

アタシは、有名作品を使い、来た人に、現代アートの伝道をしているということになる。

おじゃら現代美術館は、現代アートの伝道所。

有名作品のパロディーの横には、アタシやオシオッサさんの作品も展示されているという、抱き合わせ営業。

アタシのアート研究も、だいぶ進んできたということになる。

疑似体験できる美術館は、ウチだけよん。まだオープンしてないけどさ。汗。

いつオープンするのかは未定です。

そういえば、レナちゃんという、芸大のナントカ科で学ぶ院生がギャラリーを訪ねてくる。

何でも、音を使った作品やパフォーマンスを芸大の人がやるので、その告知をしたいのだとかいう。

レナちゃんは、ウクライナから来た、物凄い美人。

日本語も堪能で、イロイロな話をした。

アタシとオシオッサさんが作った、グリーンボックス。

中には、とある品が入っていて、2017 R.MUTTというサインがしてある。

要するに、デュシャンの泉 便器に、「R.MUTT 1917」というサインがしてある作品のパロディーである。

泉誕生 100年を記念したオマージュ的作品である。

コンテンポラリーアートの伝道所であるから、当然に、そこには、有名作品の展示をしなければならない。

便器は、ミニチュアを陶芸作品か紙粘土で作る予定だが、それとは別。

デュシャンの作品には、グリーンボックスという有名な作品がある。

彼が発表した、イロイロな作品をミニチュアにして、緑色の箱に詰め、収集家に売るために、何セットが作られたと記憶している。

構想はオシオッサさん、作ったのはアタシ

とりあえず、正確な情報を得るために検索。

おおっ。

この方のサイトは、こちらです。arteriaさんのブログより。

http://arteria-artbook.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_7862.html

以下転載文

*-*-*-*-*

デュシャンの《グリーンボックス》

今回ご紹介するのは、本であると同時に、作品の一部ともいえる《グリーンボックス》です。

THE BRIDE STRIPPED BARE BY HER BACHELORS, EVEN

a typographic version by Richard Hamiloton of MARCEL DUCHAMP'S Green Box

translated by George Heard Hamilton.

publihes by Edition Hansjorg Mayer

Third publication 1976 in an edition of 2500 copies.

マルセル・デュシャンが《花嫁は彼女の独身者達によって裸にされて、さえも》−通称大ガラス、を制作する途中で残した沢山のメモや図は、このグリーンボックスやホワイトボックス、といった形で保存されており、デュシャンを語るには欠かせない資料となっております。

本書は、デュシャン本人の許可を得て英訳され、1976年に出版された限定版です。日本でも早くから瀧口修造、東野芳明に語られてきたデュシャンの思考の軌跡、ぜひともご覧下さい!

*-*-*-*-*-*転載終わり

アタシの記憶とちょっと違うけど、まあ、グリーンボックスという作品があるってことでご理解下さい。

アタシとオシオッサとんが作ったのは、そのパロディーだってことで。

アタシの最近の作品は、日本的箱の中に、何かを詰めるというのに凝っています。

たとえば、「ガンコ職人」という名前のせんべいの缶を使った作品。

蚊取三姉妹という、蚊取り線香の缶を使った作品。

グリーンボックスは、素麺の箱を使っています。

というように、まあ、イロイロなものに、イロイロなものを詰めては、作品と言い張っているわけで、作品そのものには、そんなに意味はありません。

アタシも、メモ書きのような素描なんかを箱に詰めて販売しようかしらね。

まとめて2万円とかね。

有名になったら、きっと、バラで売られるのよね。汗。

奈良ヨシトモさんの作品、この前見たら、ゴミみたいな紙に描かれたB4より小さい水彩画、400万円以上してたからね。

はぁ。

アートの世界って、怖いわね。

長い目で見たら、

やっぱ、粗製乱造するに限るってことなのかしらね。

最近は、作ればいいってもんじゃないと思いながら、まあ、作品は、増え続けている。

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