◆◆◆ 1646 ★ ギャラリーフェィクを読む ◆◆◆
インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)
2011.9.20 マンガ喫茶でバイトをしているということもあり、喫茶店が廃業するということに決まり、今後継続することが前提で進められていた蔵書の整理だとか、ソファカバーの作成なんかも、もうやめることになる。 そうして、余りにもヒマなため、ギャラリーフェィクを読んでみる。 このマンガは、テレビ番組で一部を見たことがある。 マンガなので、実際にはあり得ない想定で、物語は繰り広げられるのだが、アート業界をよく調べ上げた、緻密なマンガだと思う。 特に、国宝などの文化財の扱いや、博物館・美術館がニセをつかまされているという事実、 盗難にあった絵がどういう扱いを受けているのか、落ちぶれた美術館の収蔵品が、どのように傷んでゆくのか、救済方法はあるのかなど、全く驚く現実が描かれていて勉強になる。 まだ途中までしか読めてないんだよね。 はぁ。 廃業まで、あと一日。あと20冊読むのは、絶望的に時間不足。 ムリっポイわぁ。お持ちの方、オジャラに下さい。 この他、オークションハウスや、へうげもの(ひょうげものと読む)も読みたいんだよね。 |
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マンガといっても、バカにしてはいけない。読むほうだって、つまらないマンガには耐えられない。 久しぶりにはいからさんが通るを読む。 今思えば、雑なマンガだった。 「命短し恋せよ乙女」 華族だとか、軍人だとか、社交界だとか、お城のような家だとか、袴にブーツの女学生だとか。 少女の心がくすぐられるモチーフを散りばめ、女性の自立とは何かを考えさせられたマンガだった。 そう、中学生とか、高校生の頃は、あの、雑なマンガでも、心は十分に動かされ、大正ロマンなるものや、金髪の少尉に思いをはせたものである。 それが、●●年も過ぎれば、色あせたマンガでしかなく、情報化社会というのは、恐ろしい。 ディズニー映画や、スターウォーズを幼児から見て育つ子供たちには、耐えられないクオリティーに違いない。 逆に、そういった、一流のクリエーターの作り出した、質の高いコンテンツばかりを見て育っているのだ、 アタシごときの作品に、心を動かさないのは、至極当然という気持ちになる。 極上を知れば、並がつまらなく思える。 まあ、そんな感じかな。 柳宗悦展を見た後、素人の陶芸作品展などがつまらなく思えるのと同じかも。 情報の量というのは、そういうものなのだ。 美の世界に限って言えば、知らなかったことのほうが、ついてないと思うけどね。 それ以外の話については、どちらともいえないということもある。 正確には、知らない方が幸せだということも多い。 |
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美術の世界というのは、狭いものだけれども、 自分で学習を進めることができるというのも、素晴らしいね。 イロイロな作品を見て歩くだけでも、目が肥えてしまう。 特に、敷居の高そうなギャラリーに置いてある品を見るのは勉強になる。 正確には、その店員と物色者との会話というかね。 へぇ、これがというものから、 「これは無いでしょう。」っていうものまで。 だけど、そこは敷居の高さ。 「ショボイけど、きっとホンモノだろうね」 みたいなね。 アタシは、一人でもギャラリーは回るけど、最近、竜さんのほかにも、さっちゃんというギャラリー巡りの友ができ、これはこれでまた楽しい。 昔は、竜さんにも、さっちゃんにも、店内で作品を罵倒しないように、何度も念を押さなければならなかった。 悪気はないんだけどね。素直な感想を共有したいだけなのよ。 でもまあ、店内ではね、作家さんが留守番してることもあるからね、ニコニコ、「良いお作品ですね。」などと言い、その場を立ち去りましょう。 的なね。笑。 |
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嫌まあ、竜さんは、銅版画教室のお友達だから、作家でもあるけど、さっちゃんは、道楽系の人だからね。 見る専門なんだから、目だけはどんどんと肥えてしまうのよ。 作る人はさ、作り方を知っていて、その難度が理解できるから、そんなに罵倒したりはしないもんだけどね。笑。 今回も、ジョンフーンさんという、イラストのコンペで最優秀賞を取られた作家さんが、芸大のお友達を連れてきてくださった。 どの人も、ギャラリーをフンフンと言って見回し、自分のことを名乗り出たりはしなかった。 イラストの作品が展示されていたこともあって、その辺も筋が違ったのかもしれない。 2階には、カーライや、絵本の美術館の図録、北斎、アメリカのイラストレーター協会の図録なんかを並べておいたので、彼らは、食い入るようにそれらを見倒していた。 ジョンフーンさんは、一階にいて、アタシに、イラストでどうやって仕事を取るのかという話なんかを聞いてくる。 オジャラ「いやぁ、アタシは、イラストでは、たいした仕事をしたりはしていないからね。」 でもまあ、去年は、テレビの仕事があって。あれは、アタシの人生の仕事の中では、華やかな仕事だったと思う。 足立区民祭りのポスターも作ったしな。 アタシは、ジョンフーンさんに、ニキッドサンファールの図録を見せる。 |
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